2024年11月03日
わんだふるぷりきゅあ! 36話 他、ニチアサ感想・考察
特別なワンダフル
特別なワンダフル。
プリキュアは幼児をメインターゲットとした番組である。
恋愛を取り上げるなら、気ぶりの爺のごとく土蔵で騒いでいる大人たちにだけ通じるのではだめだ。
メイン視聴者に伝わるように全力を尽くさなければならない。
その意味で、最も正しい言語化だったと思う。
ずっと番組の中心にある言葉をただ事じゃない演出と演技でお出しするのが最適解なのだ。
「ただ事ではない」演出を真正面からぶつけられた土蔵の人間はたまったものではない。死屍累々である。
いやしかし、全力ストレートで繰り出された神回のことを墓の中から蘇って綴らねばならない…。
なんかもう地縛霊とか怨念みてえになってんな。俺がガオウだ!
先週のオチは「メエメエがバラしちゃう」であった。
私のようなにわかオタクは「これをリセットして気まずい状態から〜〜」などと悠長に構えていたら、
開始1分で悟からの告白。オタクは無事死亡。
プリキュアは大事なテーマほど直球で来るとわかっていたのに…。
この急展開もさもありなんであり、今回はいろは側の心情の揺れに焦点があたっている。
おおいに揺さぶられたいろはさんの物語なのだ。
思わずいろははその場から走り出すのだが、ここでこむぎを置き去りにしているのが印象深い。
恋愛パートではこむぎがおじゃま虫な扱いをされていて、次のドラマへの種まきを感じる。
それにしても、空気を読んだユキがこむぎの相手をしてくれるのは人物の成長を感じるなあ。
猫屋敷さんは恋愛から生じる霞を食べる変な仙人みたいになっている。これも成長か?
恋愛仙人まゆも別に恋愛経験があるわけではないので、アドバイスはできない。
そこでいろはのお母さんがメンターとして登場したのは安心感があった。
こういうところも真面目な番組だよな…。品田もあんさんにアドバイスしてもらったらどうだ?
味方も全力バックアップなら、敵も全力で煽ってバックアップしてくる。
ザクロさんは唐突に悟に目をつけてかっさらっていくというナイスな活躍。
これを見たフレンディの心情(嫉妬?)が良い。
ガオガオーンより先に敵の女をひと睨みするの良き〜〜〜!(その後すぐ優先順位決めて浄化に移るのも良き〜〜〜!)
— Huji (@hujisaw) October 5, 2024
先週の悟の行動も感情の奥底にあった嫉妬心のようなものを、短くとも明確に描いていた。
こういうエゴときれいなお題目の奇跡的な共存もプリキュアシリーズだよなー。原点回帰の匂いすらする。
何もかもが噛み合ってプリキュアの歴史に残る恋愛回は大団円。
MVPを挙げるのも難しいけど、ザクロさんが良い働きをしてくれましたね。
ザクロさんの背景が子孫を残せず絶滅した群れの雌、ということを思うと、
悟に目をつけたことすら悲しくもなってくるんですよね…。
なにはともあれ、みなさんありがとうございました!!
…と思ったら来週もデート?! 正気か?? 青山先生の一人原画?? 大丈夫なのか???
仮面ライダーガヴ 第6話:突然の冷水
プリキュアの大団円でほくほくしている。軽い気持ちでハンティがワーワー騒いでるのを見ていた。
なんか割れたヒトプレスを拾ってワーワー言っている。いやあ正義感だなあ。復讐のライダーになってくれたまえ。
…と思ったら師匠のヒトプレスやんけ!!
2分前までほっこりしていた視聴者に氷水をぶっかけるような展開。風邪引く!!
「死体」というのはどんな映像媒体出会っても描くのが難しいものだが、
ヒトプレスの発明によりって映像的にはセーフでも相当グロテスクなものを描ける、、、ということか。
おっそろしいなあ。
復讐心を煮えたぎらせて改造手術を受けるハンティ。
器官の移植なので改造手術じゃないです。セーフ、という理論だろうか?
ドロドロと暗い色で溶ける沼のようなものをチョコモチーフとするのはいいセンス。
POPなモチーフなのに全体的にダークな雰囲気があって楽しい。
プリキュアのチョコモチーフにも「溶ける」チョコのアイデアは使われてたけど、
こんなにグロテスクには書かなかったもんね。
爆上戦隊ブンブンジャー 32話:トッキュウジャーは子どもが主役の明るく楽しい番組です
叙述トリックかよ。
トッキュウジャーから虹野明が登場! 同じオレンジとして、死に場所を探す男として、後輩を導く!
いつ気づいた展開かわからんけどうまいコラボだなあ。
さらにラストシーンではライトが登場。大物俳優になっても出てくれるのはうれしいねえ。
このライトは正しく10年の年を経て大人になったライトですね。10年? マジで? 嘘でしょ。
毎度お楽しみの交通安全コーナーも「線路の中で遊ばない」というトッキュウジャー仕様。
歩き方まで当時の映像をなぞるなど、えらく気合の入ったコラボ回だった。
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