「奇跡の力で中学校に通えるようになりました」?!
ニコガーデンの奇跡でいろはと一緒の学校に通えるようになったワン!
奇跡ってそういう性質のものでしたっけ??
古来から、物語の中では様々な奇跡が描かれてきた。
それは往々にして唐突に現れるものだ。現実では不可能なので、手順もなにもないのだ。
現実では実現しそうもない壁を超えられたら、、、そのような人々の想いの発現が物語の中に奇跡を起こしてきた。
そういった物語は世の中を変え、かつての奇跡は徐々に現実のものとなる。
年老いた夫婦のもとに子がやってくることも、無償で馬車とドレスがもらえてチャンスを掴むことも、ありえない話ではない。
こういった奇跡を実現してきたのは社会システムだろう。
つまり、現代社会で最もリアルな奇跡は「社会システムがなんとかしてくれた」なのだ。
うーん、トンチキな展開のようでいて納得の奇跡だ。
万全の奇跡で入学したこむぎ。細けえことは気にすんな。奇跡だから!!
イヌ人間っぷりを遺憾なく発揮していろはと悟の心労はMAXだ!
奇跡さんサイドもこむぎさんの知能とか社会性とかに配慮をしていただけたら、、、
そっちのほうが奇跡になじむしさ。
こむぎの名字問題でも悟が頭をフル回転させていた。
いとこというのはベタな設定だが、「犬飼」でいろはとおソロにしてこむぎを納得させ、「いとこ」と言う設定でこれまで湾岸中に行ってなかったことを納得させる、という前方面への配慮を実現している。
こむぎが超絶身体能力でサッカー少年猪狩を翻弄するのだが、
人間側が必死なのにイヌ人間側は遊びなのがなかなかに面白い。
完全に怪異と人間の関係性やんけ。
仮面ライダーガッチャード 29話:トンチキに巻き込まれないアトロポスちゃん
疑いを向けるりんねに「なにそれ?」を素で言えるアトロポスちゃん。やったぜ。
多種多様な茶番劇が繰り広げられるのだが、主犯はお狐様。
お狐様は地下の温泉で村の再興をしたかった。
仮面ライダーのキックなら温泉を掘り当てることができる!
もう二度と聞くことのなさそうな台詞を聞けて私は満足だ。
ガッチャードがどんどん無敵の番組になっているのを感じる。
爆上戦隊ブンブンジャー 5話:「ブンブンジャーになってみんなを守る」ではだめ
ブンブラック変身回。警察官はみんなを守護(まも)る。ブンブンジャーでさえ守護る対象だ。
「ブンブンジャーになってみんなを守る」だと権威を盾に自己実現する意図が入ってしまう。
あくまでみんなを守るという目的を主として、その手段はブンブンジャーであろうとも従たるべし、と。
自分のハンドルを自分で握るというのはなかなかにハードルが高いことを言っている。
5人ともが各々の目的を持っており「ブンブンジャーとしての使命」ってのはあくまでその副次的なもの。
これが自分のハンドルを自分で握るというテーマになるのだろう。このへんは令和の戦隊らしい。キラメイジャーっぽいかもしれない。