ふたりはプリキュアSplash☆Starの登場人物をおさらいしましょう
オトナプリキュアに出てくるふたりはプリキュアSplash☆Starの登場人物!
まず最初に存在がほのめかされたのが意外にも満と薫。ダークナイトライトちゃんねるをやってる、と予想されている。
次に夫婦になっていた健太と優子。Cafe&Bar Timeを夫婦で営んでいる。健太の背中には赤ちゃんもいるっぽい。やったね優子!
そしてOPにも出ている咲と舞。3話の最後に健太の店でのぞみたちと再会。面識のあるオールスター時空な訳だ。
ついに、咲と舞の最終回以後が公式に描かれる…
咲と舞の変わらないもの
舞は美大を出て大手広告代理店のグラフィックデザイナーとして忙しく働いている。どうやら付き合っている人がいるが破局した模様。
昔から感性に従って熱中することと、世間とのズレに悩みがちなところがあったが、キャリアとライフプランの点でそれに悩んでいる様子。
悩みの相談の一番が咲だったりと大親友の関係はばっちり続いているし、仕事とか彼氏とかで何があっても咲と会う時の表情はめちゃくちゃ明るい。
咲は調理師学校を出てパンパカパン勤務。学校時代に出会った人との婚約を控えている。
舞の悩みもなんとなく察するし、悩みに効くアドバイスもスッとお出しできるあたり、長年の大親友だなあという感じが強化されている。
なんか人生絶好調っぽく見えるのも咲の人柄だろう。ミクロで見ると等身大に悩んだり躓いたりもするが、マクロに見ると人の縁に恵まれて幸せで温かい人生を歩んでいる。
咲を通して見たこの世界は間違いなく「美しい」。
そんな咲だから舞も安心して親友を続けることができている、そんな関係は変わっていないと感じた。
咲と舞の関係性って何だろう? というのは考え続けて17年なので結構自信がある。
満を持してのスピンオフシリーズだけあって、めちゃくちゃ深く掘った咲舞の関係になってる、と思う。
さて、ブログに書こうと思ったのはこのように冷静にまとめるためだ。
視聴後の動揺と言ったらとんでも無かった。
なんだァ テメェ…
舞ちゃんの元カレとかいう速攻で歴代ヘイトキャラ環境Tier1入りが確定した男
— シドナル@まほプリ2まで生きる (@kokosuki_skill) October 28, 2023
もうこれよ。
なんやねんこの男。
Lineのメッセージにでしか出てきやがらねえし。
美大の関係者か! バッタモンダーかてめえは!!
と、まあ荒れた感情のせいで脳がバグってしまった視聴後ではあったが、
この男のいるんだかいないんだかわからない描かれ方が絶妙に美翔舞というキャラクターをわかってるなあと思うのだ。
まあ聞いてほしい。
美翔舞は感性の人である
穏やか、繊細、絵がうまい、天然。
美翔さんというキャラクターを捉えるうえで最も重要なのは「感性の人」ということだ。
感性には理屈がない。理屈はないが美翔さんの感性は美翔さんにとって常に正しい。
良い面で作用しているのが絵という特技で心を打つモチーフや瞬間を切り取ること、良いと思ったものを集中して出力することを後押ししている。
一方でこの感性は美翔さんの認知にフィルターをかける。
要はしょうもないものは美翔さんに「見えない」のだ。
スプラッシュスター本編では健太のギャグに終始首をかしげていた。寒いギャグは美翔さんフィルターにかかって全く届かない。
絵に集中してる時の周囲の諸々も「見えない」。この特性の負の面は初期の舞のトラウマになっていたようだった。
人付き合いにも感性の鋭さは発揮されていて、満と薫がダークフォールの関係者ではないか? と疑いを持ったのも舞が最初だった。
悪意とかそういう負の感情にも敏感なんじゃなかろうか、と想像できる。
舞の感性を「良いじゃん」と全肯定してくれたのが咲であり、舞の感性をもってしても圧倒的に安心できる光の存在が咲である。
それが証拠に、舞の作品のモチーフで最も多いのは咲である。美翔さんフィルターは美しいものしか通さないが、そのフィルターを全通しできる素質を持っているのが咲なのだ。
4話はその美翔さんフィルターで見た世界をちょこっと我々にもわかりやすく示されていたんじゃなかろうか。
顔も声も出てこない元カレは残念ながら美翔さんフィルターを通らなかったのだろう。
これは完全に想像だが、美翔さんは元カレの絵を一度も描いてないんじゃなかろうか?
舞の誕生日回、自分の絵を送ってもらって涙ぐんだ咲との関係とは対称的だ。
美翔さんは感性の人なので、良し悪しの判断は残酷なぐらいはっきりしている。
(自分自身、その感性の鋭さに耐えきれないくらいには優しくて繊細なのもまた魅力なのだが)
元カレも近くにいたならそれくらいは理解できるだろうと思う。大人だし。
だとすると自分から身を引くようなあのメールも理解できなくはない。
「しょうもないやつ」のまま人生を共に歩むのはしんどいよな…
しかし美翔さんファンから言わせてもらえば、美翔さん基準で「しょうもないやつ」であることに耐えられないようじゃ芸術家のパートナー失格だ。
そこは飲み込んで、舞が翼を広げられるような止まり木になれよと言いたい。
まあ、その止まり木の役割は圧倒的に咲なので、ほんとにしょうもないやつとして咲舞を見つめる空気になるしかないって話もあるんですが…
舞の物語がめちゃくちゃ分厚くなる予感
自分でもびっくりするくらい熱い語り口調になってしまっている。
それもこれも美翔舞コンテンツの共有の予感がヤバいからである。
オトナプリキュアにおける咲と舞の物語だが、咲の結婚や咲舞の関係が深堀される気がしている。
舞がなんで元カレと付き合ったんだろう? という考察はあちこちで散見されるが、
「咲も誰かと付き合い始めたし自分もそれに合わせて付き合ってみた」みたいな流れがしっくりくる。
その後もふたりは大親友の関係を続けているようだし、美翔さんフィルターのおかげで付き合ってる男がいるといってもそう大したことない感じに思えただろうし、「咲の一番は自分」という何となくの確信があって満ち足りていたんじゃなかろうか。
そこに咲の婚約が波紋を投げかける。結婚後も舞は咲の一番でいられるのだろうか?
モチーフである時間の現わすタイムリミットが迫っている。結婚を機に、大親友の関係は変わってしまうのだろうか…
変わる! とかいう結末だったら俺は荒れる。けど公式を信じて待つ。
もう一つがブルーム、イーグレットの変身だ。
咲と舞だけでなく、フラッピとチョッピの存在が不可欠な変身である。
ここに悲しい現実として、チョッピの声優さんが若くして亡くなっていることが重くのしかかる。
ふたりはプリキュアSplash☆Starキャストは放送後でも仲が良いことでも知られている。
チョッピの声に関して、どのように時間の壁を超えるのかは簡単に考えてはいけない問題だ。
4話で変身するかも、、と思っていたが、そんな簡単なものではないのだ。
奇跡を信じて翼の復活を待つ。