キュアニャミー、、、の前に「ユキが喋った!」
パクトを使った変身。悟くんも「プリキュアと断定できる」と太鼓判だ。
ま、、まああんたほどの実力者がそう言うなら…。
プリキュアの定義に揉めたときは悟くんを呼ぼう。
クソデカトラブルに巻き込まれる猫屋敷さんだが、「ユキとお話できて嬉しい!」が表に出てくる。
そしてその後、自分の猫吸いなどを思い出しド赤面する。
猫屋敷さんは感情がデカい。自分のデカい感情に振り回されている。おもしれー。。。
会話ができる用になったユキとまゆだが、ユキから出てくる束縛の言葉がものすごい湿度だ。
「あの2人と関わってはダメ」
「あなたのことは全部知ってる」
ちょっと言い回しを考えたほうが良いぜ!!
事前に開示されたガイドに沿うと姉が妹の心配をして過剰に束縛するような世話を焼いているのだ、と理解できるが、
2人が見目麗しいこともあり、日曜朝とは思えない空気感になる。
当然というか特にいろはたちと関わるなという部分にまゆは反発する。
「よくない! 勝手に決めないで!」
このセリフ選びが良い。
ユキは驚いたような顔を見せる。赤ちゃんだと思ってた妹が不意に意思を見せたことにびっくりしたような。
一方でまゆの表情は重大な失敗をしたような顔になる。
自分で発した相手を傷つける言葉に、自分で勝手に傷ついている。
この「まゆなら勝手に自分で傷つくだろうなー」という匙加減がいい。
犬組のときといい、わんぷりでは言葉を話せることがことごとく地雷になっている。
いろはとこむぎのときは、「おそろいの嬉しさ」が「全部一緒」という無理な願いの言葉に。
ユキとまゆのときは「守る」という意識が過剰な束縛の言葉に。
言葉は思いの一部しか伝えられない、という戒めのようだ。
言葉さえ話せれば伝わるというのはファンタジーなのだ、と動物モチーフで伝えてくるのは上手い。
ちなみに、この思いが十全に伝わることを「魔法」と呼び、魔法が起こす奇跡を描いたシリーズがあったりする。深夜2時に起きるしかない。
ミステリの叙述トリックとは違い、わんぷりではちゃんと周辺情報も開示して、本心に迫れるようになっている。
声のトーン、表情、その時の状況。コミュニケーションにおいて周辺情報で伝わる内容が9割超。
言葉の内容で伝わるのはわずか7%、という経験則があるという(メラビアンの法則)
SNS時代、言葉に頼り切ったコミュニケーションの危険性を示すメッセージは中々に刺さる。
猫にネズミは勝てない。
ハムスターガルガルに種族マウントを取るキュアニャミー。
それはさておき、わんぷりの追いかけっこバトルとして面白い敵が登場した。
穴をほって迷宮をつくる。伸縮自在で小さくなったり大きくなったりする。
追いにくい、捕まえにくい相手だ。単純に暴れてるのをぶちのめすだけなら楽なんだが…。
相手の性質を理解し、相手に合わせてこちらの攻め方を変える。
相手に応じた相互理解のコミュニケーションのようだ。
全部の要素が深いところでつながってる気がするなあ。
仮面ライダーガッチャード 38話:卵料理を食う卵
宝太郎内部でタマゴンと会話。
ズタボロのハズの宝太郎だが、外が怖いというタマゴンを勇気づけるポジションにスッと移行できる。
いやあ、圧倒的な陽の主人公だわ。
しかし卵料理を食う卵(の小道具)というトンチキ絵面は流石ニチアサである。
実態のある卵の小道具だから、口(口?)にケチャップもついていてなんだかリアルだ。
ケミーとの思い出の投影もLEDウォールではなくプロジェクター投影だ。タマゴンと宝太郎の影が印象深くて良い。
低予算だけどインパクトのある画作りができていて印象が良い。
なんだかんだで出てきた最強フォームなんだが、虹色の錬金術の呪文が、なんかこう、、、若い! 恥ずかしい!!
でも青春ってこういう不格好な部分もあるから良いんだよね、と思わされる。
ほんと爽やかな番組だ。
爆上戦隊ブンブンジャー 14話:シャーシロをいじめるなー!
タイヤチェーンを振り回して純粋な暴で戦うピンク。これがだ多様性だ! 最高に令和だぜ!
クール担当シャーシロ回だけあって非常にスタイリッシュでクール、、、な理由はなくなんだかトンチキな絵面だ。
クール系を自認するキャラにアシカだかオットセイだかのシルエットを重ねるのは正気の演出ではない。
主役側がクールトンチキをやってる端で、
ブンブンキラーロボに乗り込んだサンシーターが笑いながら爆発四散していくのが明るくて良い。
来週は暴れないクルマ獣が出てくるらしいが、サンシーターのイグニッションするやつらは絶妙に危害を加えてないのであんまり珍しくない。