「バレても意外と大丈夫?」なクレしんコラボ
ドッグランでしんちゃん、シロと合う犬組。
こむぎが喋るのがバレてしまうが、意外と受け入れられてしまう。
後ほどの両親にバラす展開への布石として機能するコラボ回だった。
しかしただの「幼稚園児にバレた」ならともかく、その園児が国民的アニメの主人公であるというノイズが中々にデカい。
その人が受け入れたから大丈夫、ってのはちょっとリスクが大きくないですかい?
今回最大の驚きは両親にこむぎのことがバレたことだ。
プリキュアのことは秘密なのがお約束だし、プリキュアに関わる妖精とか異世界のこともセットで秘密なのが通例だ。
秘密の共有はエンタメ的にもいいスパイスだし、秘密を開示する最終盤の大きな山を作れる。
ところが部分的にとはいえ、今回バラしてしまったのは驚きである。
秘密にしている状態はわんだふらぬらしく、両親にバッチリ認めてもらった現在はわんだふるであるようだ。
世界はわんだふる、う〜わんだふる! という概念は物語の根幹であるにも関わらず、あまり気にしてなかった。
わんだふるである状態というのがどういうものなのか、考えていきたい。
鏡石の伝説
両親から聞かされたアニマルタウンの昔話、そして鏡石の伝説。
動物と人間が話せる奇跡を起こした神様としてユニコーンのイメージがお出しされた。
TLでユ「ニコ」ーン=ニコ様? と指摘していた方がいたがその通りかもしれない。
ならば、奇跡の力で話せるようになった昔話の中の動物たちはニコアニマルなのかもしれないし、
鏡石の力を封印したのと同時にニコガーデンへ引っ越したのかもしれない。
今回のガルガルがインコであり、人の言葉を話すが意味は理解していない。
言葉に油断して近づこうとしたフレンディが切ない…。
捕獲時にお互い復唱した「アソボ」という言葉とその意図は伝わった、と思いたいなあ。
コラボ回で中々に濃い設定をお出ししてくる。
しかもニャミーさんはまだ野放しだ。
謎の散らばり方が中々に楽しい。
仮面ライダーガッチャード 36話:解り手ギギスト様大暴れ
人間のすべてを理解するというギギスト様。感情を理解しまくりながら襲いかかってくる。
近年、クリエイターもファンも解釈力が評価されることが多くあるが、それの最上位種なのか。闇の米津みたいな。
ケミーのオリジナルを作ったのはギギストだとか。
なるほど、ケミーの親がギギストなら立派な親殺しモチーフだなあ。
見事に仮面ライダーである。
ギギストの策略で宝太郎は自らの手でスケボーズを倒してしまう。
その悲しみを「理解するぞ」と言うギギスト。人の心が解りすぎていて人の心がない。
つまりギギスト様は脚本家の方々…?
これまでケミーとの絆を描いてきてのこの展開はキツイ。
それに比べて鎧武! お前は何だ! 序盤で仲間が変身した怪人をぶっ殺しやがって!
爆上戦隊ブンブンジャー 12話:炎神コラボ回!
プリキュアはクレしんコラボ。ブンブンジャーはゴーオンコラボだ!
車モチーフの先輩は多いからこういうのやりやすいよなー。
サンシーターが芋ようかん買いに走っても良いんやで?
今回は下駄を履けー! と強制的に下駄を履かせてくる怪人が召喚される。
強制的に下駄を履かせてくる怪人?!
ハシリヤンの悪事は根幹の部分で可愛げがある。
「ギャー!」という悲鳴を挙げさせるのが目的なので適度に害するような絶妙な能力がお出しされる。
そのへんの匙加減がなかなかに面白いのだ。
改造隊長が参加したことで怪人の能力も強化される。
なんと履かせる下駄が100tになるのだ!
うーん、脱力感と「そりゃ戦いにくいわ」の絶妙なバランス。
巨大戦になって出てきた「心の足に鉄下駄を履かせた」とか拡大解釈にも程がある能力も中々に楽しい。
ゼンカイジャーみたいになってくるな。