いろはの志を模倣してプリキュアになっていくこむぎ
人間の姿、言葉、プリキュア。
不思議な力でいろはとお揃いになったこれらの要素じゃなく、こむぎが模倣すべきは志だった。
そしてその志をこむぎはすでに知っている、、、というお話。
ちなみに猫屋敷さんは相変わらず湿度95%の重い雰囲気で登場している。
ネコに引っかかれてるらしいけど、これユキが人間態になったらえらいシーンになる。
日曜朝から感情重めの百合DVとかどうかしている。
OP冒頭から野良生活を送るこむぎ。
長いプリキュアの歴史の中でも主役がホームレスになるのは初めてだ。
ちなみに主役じゃなければ野生の生活を送ってる宇宙人はいた。すげーなプリキュアの歴史。
悟のこむぎカウンセリングが的確でいい。使える男だ。
悟のアドバイスでこむぎの心に、部屋に風が吹き込む。良い描写だ。
すべての動物に優しいいろはの志を知る切っ掛けが自分の体験というのがいい。
再びプリキュアになったワンダフルにフレンディがかけた言葉は「来てくれてありがとう」
これまで「危ないからきちゃだめ」と言ってたことが見事に反転してる。
めっちゃハイコンテクストだが、そんなことはさておき「一緒にここにいて良い」承認はバッチリ伝わる。
言葉+行動がバッチリ真意を伝えている。
プリキュアの新たな力であるタクトからはリボンが出てくる技。新しいリードのようだ。
リードを話される恐怖→直接手を繋ぐ喜び→進展した絆を象徴する新しいリード、と進化している。
明るく楽しいシリーズなのだが、描写が奥深い。
立ち上がれ! 吠えろ! 牙を剥け! 凶暴性は己の内側にある
ついにガルガルの黒幕みたいなやつが出てきた。
動物をガルガルさせてこの世界を破壊させようとしている。
まだなんのこっちゃわからん目的だが、方法として内なる凶暴性に呼びかけているのは面白い。
動物である以上闘争の本能はある。そこに呼びかけているかもしれない。
ちなみに「呼びかけてる」のは言葉で呼びかけてますね。アンチバーバルコミュニケーション。
でも大福→悟の認識が「マブダチ」だとわかったのは言葉によるものだ。マイルドヤンキー語彙。
言葉は万能のツールではない。ノンバーバルな信頼関係の上でのものだ、ってことだろうか。
悟がこむぎに「言葉の使い方」として話し合いをアドバイスするシーンがあったが、
万人に向けての言葉のレクチャーをする志があるシリーズなのかもしれない。良い子供番組だなあ。
仮面ライダーガッチャード 27話:お宝ちゃんの必死の訴え
仮面ライダーの見どころの一つに役者の成長がある。みんな若いし、伸びるのだ。響鬼さん? 知らん。
お宝ちゃんがケミーたちに呼びかける必死さは心に訴えてくるものがあった。
役者としての成長もそうだが、お気楽高校生だった宝太郎がこの物語の主人公として確固たるメッセージを示しているその成長にもグッと来る。
そんなこんなでケミストリーおじさんは退場だ。
禁忌を犯した報いなのか、ヤベー感じの手につままれてあちら側に行ってしまった。
そして金一色のルービックキューブはアトロポスに受け継がれる…。
ってラスボス格を9歳に託していいのか? この番組。
役者の成長が楽しみ、を悪用している気がしなくもないが、ラスボスアトロポスちゃん様は俺もみたい。
爆上戦隊ブンブンジャー 3話:おばあちゃんちはいつもの採石場の先
未来の初仕事だ! イケメン2,3人がかりでフォローする。なんかイチャイチャしているようにも見える。
なんだかんだいつもの採石場を通るわけだが、おばちゃんちはどこにあるんだろう・・・?
未来のいいところにおもしれー反応をする赤と青が楽しい話だったが、
あれだけ行ったり来たりしてた未来って方向音痴なんじゃないか?
届け屋として致命的な気もするが、どうなるのだろう。