イヌにグミを食わせてはならない
イヌにグミとかチョコを食わせてはならんぞ。ニコガーデンの動物は別だけど。
ならば人間になればよい!! グミを食べるために小麦は人間に変わる。さすが動物、心が自由だ!
こむぎの行動はつねに自分といろはのためだ。羊の執事の言う使命は清々しいまでに無視している。そもそも聞いていない!
恐怖のダブルボケコンビがプリキュアになってしまった...!
縦軸のモチベーションが不安なコンビだが、ガルガルを癒すことについては積極的だ。
血が出るなら殺せる、ならぬ触れるなら癒せるだ。なんかいい感じじゃないかこれ?
ニコガーデンのことをあえて無視して動く主役コンビは見ていてかわいいし楽しい。
いつまでも無視してはいられないだろうけど、良い序盤だと思う。
「気持ちはプリキュア」
話を聞かない主役コンビに変わって色々話を聞いてくれるのが悟くんだ。
動物のことにも詳しい。人の話も聞くしネゴシエーションも達者だ。ついでにいろはに気がある。
おい品田! 気持ちはプリキュアだってよ! どうすんだオメーはよ!
悟くんがチームに入ってくれて安心感がある。いろはとこむぎの犬コンビではニコガーデンのことなど来週には忘れてそうだ…。
それはそれで痛快なのだが、さすがにずっとそれでは話が進まないしな。
ニコガーデン関連で口うるさく怒っていたメエメエも、話を聞いてくれた悟くんにコロっとほだされていてチョロさを見せていた。
ちゃんと話を聞いてあげたら怒んないんだね。
ギャグっぽいシーンだが、言葉が通じる者同士のディスコミュニケーションが1話から繰り返し描かれていて興味深い。
プリキュアになってからのノンバーバルな癒しが成功しているのとは対照的だ。触れるなら癒せる。
そして言葉でのコミュニケーションに成功している悟くんが「気持ちはプリキュア」なのもさもありなんだ。彼は変身しなくても通じ合える素養がある、ということなのかもしれない。
仮面ライダーガッチャード 23話:ズッキュンされたのかい?
クロトーさんはズッキュンされない。ケミーでも人間でもないんだなあ。
ねっちょりとこんなことを聞くグリオン様の変態ポイントが高い。
ズキュンパイアにお前の夢をかなえてやる、的な事を言うクロトーさん、ここだけ切り取るとプリキュア的だな。
ズキュンパイアは「元気が出た」という人の言葉を純粋に信じて世界中の人を元気にしようとした。
このあたりの幼児のようなピュアさがケミーの特徴なんだなあ。それを上手く使った脚本が冴えている。
感情と展開をピーキーにする必然性が生まれるというか。
ズキュンパイアに出会った人が夢女子気質だったからこうなったのかな。
生粋の腐女子とかに出会ってたらもっとヤバかったかもしれない。ズキュンパイアがじじいを食い散らかす絵になっていた。
王様戦隊キングオージャー 49話:王の双剣
キングオージャーで一番泣けるキャラはボシマール。
こんなこと1年前に言ったらアホだと思われるよな。でも事実なのだ。
敵役ラクレスの取り巻き2人の片割れという好感度なんか上げようのないポジションで出てきたボシマール。(中身カメジムだったけど)
そんな彼が、生きているうちには叶わなかった王の双剣として名乗るのを見るのは感慨深い。
死者の時間には限りがある。消える間際にドゥーガさんへ何か言っていたのがエモエモのエモだ。
口の動きから読み取れそうだが、はっきりさせるのは野暮だろう。あれはドゥーガさんだけが今後の人生に持って行ける言葉なのだ。