イヌはかわいいな!
ついに始まったひらがなのぷりきゅあ、わんだふるぷりきゅあ!
冒頭から15分、主人公がワンワンしか言っていない! 犬だから!
飼い主にべったりではしゃぎまわる姿がかわいい。圧倒的に犬だ…。
1話で最も強く感じたのはこむぎの愛らしさけなげさだ。
TLで見かけた「子どもが犬の真似をしていた」というのも頷ける。
「プリキュア」がひらがなになったことも含め、低年齢層でも楽しめる魅力的なキャラクターが売りになるだろう。
しかし、どうにも「それだけではない」と感じる異常に完成度の高い1話だった。
まずはこむぎの心情である。
15分の間「ワンワン」しか言っていないのだ。なんせ犬なので。
なのに、こむぎがいろはにべったりであること、いろはの成長とともに離れていく不安がひしひしと伝わるのだ。
こむぎの夢の中でみた「いろはがリードを手放す」画面の意味が深い。
一方的に手放されるリードではなく、ちゃんと「手を繋ぎたい」という意志が見える。
抱えている悩みの本質、それが人間へ変身することで解消するカタルシスへの導線が完璧である。
1話はメインとなる犬飼家の話であったが、主要なキャラクター3組(3人と3匹)が登場して、その関係性が描かれた。
悟⇒いろはの分かりやすい矢印にニヤニヤである。おい品田! 見てるか!
猫屋敷家の2人(1人と1匹)もわずかな時間で印象を残した。猫>>人なのか…
どのような絡みが見られるのか、今から期待が広がる。
地味ではあるが、ガルガル言ってる動物たちが何者かにやられて倒れるシーンも重要だ。
今作の敵役も、ガルガル状態に陥れる黒幕がいるようだ。
いったい何が目的なのか? 野生解放主義とかだろうか?? 気になるポイントである。
これに加えて変身、アクションまでやり切った1話である。これはすごい。
わんぷりの挑戦
主人公が犬というのも十分挑戦的なのだが、もう一つアクション面での挑戦が見られた。
格闘ではなく追いかけっこがアクションのキモになっているのだ。
わんぷりのバトルもしかして肉弾戦じゃなくて追いかけっこだったりする?
— あめ〜 (@amaiame0923) January 28, 2024
「追いかけっこがわんぷりの戦い」という意見、良い。
— こ (@ko81818) February 5, 2024
狩りの根源は追いかけっこという見立てもできるし、1話の演出踏まえると「置いていかれる」こむぎの根っこにある恐怖との戦いとして「追う」行為が位置付けられてるのかも。楽しそうに走るワンダフルの姿に文脈がのるなぁ。 #precure
実は初見では気づいていなかったのだが、これはなかなかに面白い試みだ。
走るアニメーションは意外と画面映えする。ウマ娘とかね。
1話ではこむぎの「置いていかれる」不安がキモになっていたので、走って追いかけることのカタルシスは大きい。
別の不安に対しては別のアクションが描かれるのかもしれないが、格闘以外のアクションが見られるシリーズとして楽しんでいこう。
穴を掘ったり重いものを持ち上げたりする対決もあるかもしれない。なんだそれ?
仮面ライダーガッチャード 21話:スパナが燃えている!
黒鋼スパナの心が燃えている! のではなくスパナ型のブレードが物理的に燃え上っている。なんでや!
理由はともかく画がカッコイイ。CGとかじゃなくホントに燃やしてていい感じの特撮だ。
ついに仮面ライダーヴァルヴァラドに変身。仮面を再装着する意味がなかなかに深い。
変身シークエンスも内燃機関を彷彿とさせていて、蒸気機関のガッチャードとの差別化が心地いい。
イケメンを虐めた回があった。両親とスパナの関係などにも救いがあり、良いカタルシスだった。
王様戦隊キングオージャー 47話:神の怒り対処
神の怒り再臨。目標は死者ゼロ。
災害に対する対処という国家プロジェクトだ。日本人にとって最もリアリティのある国防かもしれない。
過去の災害の時にすべてを失った国民の姿を描いたのは誠意のある脚本だと思った。
ラクレスの罪から目をそらさない。また、こういった犠牲の上に災害に強い国は作られる現実からも逃げない。
ついに死を得たグローディだが、安らかな死とは程遠いハーカバーカで亡者の声に追い立てられる。
外道にはふさわしい最期、ということだろう。
なんかこの後妖怪縁結びとその一味もここにやってくるらしいんだけど、、、
一周回ってかわいそうになってきた。