未熟すら燃料にして前に行くヒーローガール
ひろプリは今どき泥臭いくらい「ヒーローとは」を真っ直ぐやっていたからこそ、「ヒーローとはこうあるべき」と思考停止せず、常に「何と戦うか、なぜ戦うか」を考え続けることが大事って方向に行くのめちゃ良いな〜
— 桐沢たえ (@kirisawatae) November 25, 2023
ついにスキアヘッドさんとの対話が始まった。
迷いなく使命に突っ走るスキアヘッドさんは完成された人物だ。迷いのあるスカイを未熟といい、スカイ自身もそれを認める。
しかしその迷いは未熟だからこその気付きだ。より正しい方向へ、未熟すら燃料にしてキュアスカイは立ち向かう。
唐突に言うのだが、ヒーローガールスカイパンチのバンクがめちゃくちゃ好きだ。
あの超前傾姿勢にキュアスカイの魅力がこれでもかと詰まっているのだ。多分オールスターで見たら泣くヤツ。
スカイのヒーローたろうとするまっすぐで全力な生き方の表現そのものであるし、
この1年、ヒーローの在り方に悩んだ背景を知ったうえで見ると、その疾走感に文脈が乗ってグッとくる。
私のこの感傷はひろがるスカイプリキュアが問い続けてきた「ヒーローとは何か」の一般解なのではないかとすら感じている。
つまり「立ち向かう姿勢とその背後にある文脈」だ。
初期のソラは立ち向かう姿勢、ヒーローの行動に重きを置いていたように思う。
しかし今は背後の文脈、つまりヒーローの精神性にこそ1年のドラマの焦点がある。
ツバサくんのポジション、今までいそうで居なかった
ひとりでスキアヘッドとの向き合い方を考えるソラ。
そのソラにまたか! 水臭い! 頼ってくれ! とアツい言葉をかけるツバサくん。
このコミュニケーションよりもましろさんの「見守る」の方が正解なのかもしれない。
が、ツバサくんのような友達がいることはソラにとっていいなあと思うのだ。
ツバサくん自身も難しい夢に挑む人だからこそ、一緒に並走するソラに立ち止まってほしくない思いもあるのだろうか?
ソラのヒーローとしてのポテンシャルに一番期待しているのはツバサくんかもしれない。
そのツバサくん、アンダーグエナジーとキラキラエナジーの原理を解明したにとどまらず、
その制御まで可能であろうという提言をしている。
それを使えば青の護衛隊もプリキュアと同じような浄化ができるだろう、と。
うーん、イノベーション。科学の力がこれである。誰もが英雄の力を得られる。
逆説的に、ひろプリの英雄(ヒーロー)要素は浄化の力には無いともいえる。
やはりヒーローは行動と精神性だよ。
ヒーローの前に立ちふさがるのは敵、と相場は決まっているのだが、ソラはスキアヘッドと話したいという。
これまでアンダーグ帝国は「敵」でしかなかったのだが、ソラの視点がその内部へ向かっていく。
掘り下げがどんどんすすんでいく予感がする。
触れ損ねたがシャララ隊長の服装がパンツスタイルでド美人だった。アレはヤバイ。
プリキュアシリーズは美人にパンツスタイルさせがち、というのは覚えておくといい。美翔さんとかね!
仮面ライダーガッチャード 12話:クリリンが死んだくらいの衝撃
今までの学園青春物語は何だったのか…
冥国の三姉妹の冷酷で恐ろしい実力の前に全滅寸前、命の危険をリアルに感じる敗戦であった。
後から振り返ったら、スパイのガンギマリお姉さんがアトロポスちゃんに消されたのがターニングポイントだったねーと言われそう。
かの名作漫画ドラゴンボールでクリリンが死ぬたびに漫画の雰囲気が変わっていったような逸話だ。
なんで2話で消えたゲストキャラの死でそんなことが起こる??
3姉妹が暗黒の破壊神・仮面ライダードレッドを生み出したのだが、後になって珍しい展開だなあと感じた。
これまでの仮面ライダー絡みの組織は父親を象徴することが多かったように思う。
そんな中、明らかな女性である「姉妹」が作り出したライダーは珍しい。
アトロポスちゃんに促されて「変身と言わされる」変身はちょっとぞくぞくする。
宝太郎くんの「エクスガッチャリバーダー!」がちょっとオンドゥルってたのでアトロポスちゃんの落ち着きを見習いうとよい。
王様戦隊キングオージャー38話:あの熱量だけは本物だった
ミノンガンのセリフ、全部アドリブだったんじゃないか?
次々とアイドルのタイプを変えてステージに上がるリタ・カニスカ。
たまにある「これやりたいだけだろ!!」回の頂点みたいな展開じゃないか?
そんな中、アイドルライブのコールだけは異常なまでの熱気をはらんでいた。
エキストラの人、お疲れさまでした。多分、見たいもん見れたから思いに任せて叫んだだけだろうけどな!!
舞台上が大荒れの間にヤンマくんはンコソパ奪還のキーアイテムとなる押収品を奪還したのだった。
奪還っていうか、パクった? また捕まるぞ!