街の顔役におばあちゃま登場
「10年続けましょう」と声優・野沢雅子さんが言った。プリキュアの歴史初年度に刻まれている言葉である。
そんなプリキュア歴史の偉人、さなえおばあちゃまが登場。
リアルでも作中でもプリキュアを導いてきたレジェンドだ。
初代要素があまりなかったオトナプリキュアだけにサプライズの一つである。
それはそうと、街で斥候みたいな活動してる山口さん、ハデーニャさんの転生じゃないよね…?
オトナプリキュア世界はプリキュア5世界であり、ちょっと離れたところには夕凪町があって、、、ぐらいの解像度でいたのだが、
初代のふたりのいる街とも混ざり合っているらしい。
春映画(オールスターズ)時空と似た距離感でつながってそうなので、その気になったら全シリーズのオトナ出演も可能なんかもしれん。
街の歴史を調べるこまちさんがかつての探偵回を思い出させてくれて活き活きして見える。
「ココさんも来てくれたのね」などと言われていたが、そいつはそのためにここにいるニートなのだ。
けして夢原さんとイチャイチャしに来たわけではない。
恒例のSDGs要素はよくわからなかったがこまちさんも晴れて若返りの変身だ。
むしろ、プリキュア5時代より一回り成長して変身したぐらいの感じ。
上手く言語化できていないので、他の方の言葉を借りる。
こまちさん人形に象徴されるように「誰かの代わり」「誰かの尻拭い」「損な役回り」が、こまちさんにはつきまとっていた。そういう意味では、小説もまた他人事として遠く感じていたのかもしれない。
— るびぎる (@RubyGillis) November 25, 2023
私もまた登場人物で、継承した当事者だ、は綺麗な帰着だと思う。#オトナプリキュア #otonapre
りんちゃんの時にも感じたが、タイムフラワーの「若返り」描写とは対照的に、
変身する彼女らはオトナとして確実に成長している。
タイムフラワーの描写に不穏なものがあるので心配する向きもあるが、
プリキュアたちを見ているとそんな心配は不要かな、などと思うのだ。
それにしたって不穏すぎやろタイムフラワー
夢原さんがめまいを起こして倒れた。まさかタイムフラワーの副作用…?
ナッツからも不吉と言われたり、「過去の姿に戻る」というプリキュア的ではない仕掛けの変身だったり、ととにかく不穏なタイムフラワー。
雰囲気だけでなくついに現実的な害が描かれ始めた。
変身したときとにかく体を心配していたかれんさんの慧眼が光る。やはり医者の言うことは聞かなくてはいけないのだ…。
やはり肉体の若返り、今回の変身はいびつなものであるらしい。
繰り返し描かれるシンデレラ的な時計のモチーフも、変身できる限界が近づいていることを示しているようだ。
子どものころの夢の延長線上に生きていくか、はたまた清算して別の生きる道を選ぶのか。タイムリミットは近い...のかもしれない。
なんだか世知辛いオトナ観になってしまう考察だが、これはミスリーディングではないかと考えておく。
前述のとおりタイムフラワーの肉体的な「若返り」とは対照的にプリキュアたちの精神的に成長したオトナになっている。
タイムフラワー起点に考察を進めると過去志向に導かれるが、きちんと人物の内面に向き合ったら未来に向かって成長している。
そう思ったらタイムリミットなんて怖くない、あるいはそんなもんあるわけないという突き抜けた世界が待ってるかもしれない。
そういう世界に連れてってくれ。プリキュアに力をー!!
今週のS☆S
(ほぼ)無し!
やっぱり飲み会がないと...。ここ2週間飲み会してなくない?
夢原さんが倒れたのも酒が足りないからじゃなかろうか? ストレスは酒と油で溶かせ!!
しかし憂うこと勿れ。
次回は待望の咲舞回っぽい。タイトルはフタリノキズナ。ド直球やんけ!
ふたりが手をつないでいるとひょっとして変身もあるのかな、、、なんて期待も出てくる。
なんか大空の樹が枯れていたが、何とかなるだろう。フィーリア王女の運命やいかに?