アンダーグ帝国荘・1K・月2万5000円
アルバイトで生計を立てる紋田さんことバッタモンダーはボロいアパートで暮らしていた。
ソラシド市、平和そうに見えて貧民街とかあるのかな…。闇だぜ!
となりの部屋は夜勤明けのカバトンさんが暮らしているそうです。
このアパートがアンダーグ帝国そのものだったらスケール小さくてヤだな。
ましろさんの絵本作家の夢を知り、その夢をへし折ってやろう! と企む紋田さん。
ダメだコイツ、、、全然懲りてない。
アンダーグエナジーを使わなく(使えなく?)なったので被害は無いのだが、
こういった小悪党も存在を許されているあたり優しい世界である。
美大生に化けて厳しいことを言う紋田だが、正論アドバイスっぽい感じになってしまっている。
挙句の果てにはましろから感謝されてちょっと心動いたような描写まであった。
このクソ外道、うらやまけしからんヤツだ!
このバッタモンダーに対する処遇にヒーローの在り方の要素が隠れているようにも思う。
かつて圧倒的な正義の力で退けた際には、バッタモンダー自身には何の変化ももたらさなかった。
ヒーローの持つ力、強さという要素では彼を改心させるには至らなかったわけだ。
今回、紋田としてましろに近づいたバッタモンダーは、「憧れられる立場」を経験したことになる。
彼もアンダーグ帝国の価値観に染まった敵であり、弱者は強者を恐れ、憎む、という思想だったのではないか。
さらに言うなら、アンダーグ帝国内では弱者のポジションで生きてきたようにも想像できる。
「憧れ」という関係性は彼の人生経験には無かったものだ。
憧れもまた、ヒーローには必須の要素である。
ソラではなくましろがこのトリガーになったことも含めて面白い回だった。
虹ヶ丘ましろさんは曇らない
今回のドラマのもう一つの感想、それは「ましろつえぇ」である。
「ましろの強さ」は当初から描かれていて、あげはが引っ越すときのエピソードなどにも表れているのだが、
環境の良さや周りの善意が前提の部分もあると考えていて、悪意に対してもここまで強いとは思わなかった。
悪意100%で接してくるバッタモンダーの精神攻撃が全く通らない。
ましろの育ってきた日常力のバックボーンが強すぎて、
何でも光のエネルギーに転換してしまう。
挙句の果てに相手まで光に照らしてしまう始末だ。
少々ファンタジックに表現したが、こういったメンタル面の特徴はリアルな精神の強さだ。
多少のことが起こっても自分の中の日常が崩れない。
果たしてこの子が本格的に曇るようなことってあるのだろうか?
別件だが、映画プリキュアオールスターズFでもましろのこういった強さは現れていたように思う。
今回、芸術系の夢を語るに至ったましろさんであるが、
こういったメンタルがタフでコミュニケーション力が完璧な芸術系プリキュアはなかなか珍しい。
なんというか、繊細でコミュニケーションが独特な人がおおいじゃん?(美翔さんとか...)
表現の世界もプロモーション、プレゼンが重要でもあるし、ましろさんが一番成功する表現者であってもおかしくないと思うのであった。
仮面ライダーガッチャード 4話:平成2号ライダーあじ
コロコロのライバルキャラみたいな名前・黒鋼スパナ!!
口から出てくる台詞が全部平成2号ライダー語録になっており大人気だ!
一方の主人公は今回も人外の携帯に変身するのだった。
グレゴール・ザムザだったら人生変わるレベルで驚いたり苦悩したりする体験のはずなんだけどな…
この子、ホントに人間なのかな…?
父親の残した食堂、父親の残していったケミーと父親というワードが頻出して仮面ライダーっぽい。
父親の残した負債と向き合うようなテーマがあるのだろうか?
令和という時代的にも面白い切り口だ。
王様戦隊キングオージャー30話:ヒメリタはガンに効く
ヒメノとリタはプライベートなアフタヌーンティーを行うぐらいの関係性を作っていた。
滋養にいい。ガンにも効く。
そこに割って入ってくる悪役が静謐のグローディ。万死に値する。
命と死体を弄ぶ黒尽くめの鎌使い、中二病全開の悪役だ。
それにしても悪役好きにはたまらん黒い台詞が印象的だ。
「どのパパとママかわかんねえよ」
なんて10年後の創作に何らかの影響を与えそうなレベルでキレている。
良い悪役を得てヒメノとリタのコンビも輝く。
私”たち”で死んでもアイツを地獄に落とす、は実質ふたりはプリキュアである。
悪役の橘さん(違う)もノリノリなので、派手に散ってもらおう。