立ち止まるな! ヒーローガール!
バッタモンダー最後の秘策!
それはシャララ隊長ランボーグ。
ランボーグの実力だけでなく、シャララ隊長そのものを人質にとる卑劣な作戦。
しかもランボーグを倒してしまうと延命装置たるアンダーグエナジーが切れてしまう、という執拗さ。
今週退場か? と思われたバッタモンダー氏であったが、
並々ならぬヘイトを稼ぐことで1週延命に成功したのだった。
それでいいのか?!
追い詰められるキュアスカイを見るのはなかなか辛い。
これまで抜群の能力、強い意思、まっすぐでさわやかなキャラクターで間違いなくヒーローだったソラが折れてしまう。
「ヒーローの出番」になったら支給されるペンも消滅してしまう。
もはやバンダイから追加で支給される奇跡に期待するしかない、というほど絶望的な展開だが、1シーズンに2つも3つも新商品は現れないのだ…。
今日の展開の何が絶望的かというと、シャララ隊長というソラにとってのヒーローのモデルがこれでもかと否定されているところだ。
ソラの強い意思はシャララ隊長への憧れが根っこにある。
その心の支えをポッキリ折られてしまった。
はたしてそんなソラが立ち止まらず前に進むことはできるのだろうか…?
シャララ隊長越えというソラの課題
今回の山場は対バッタモンダーというより、ソラがシャララ隊長を超えられるか? という大きな物語であるように思う。
シャララ隊長という憧れの存在を失ったソラが発した言葉は「助けてましろさん」だった。
これは心が折れた描写のようでいて、ソラにまだすがる先が残っていることを示しているようで興味深い。
ヒーロー側の支えは折れたが、ガール側の支えは残っている、のではなかろうか?
何にせよ鍵になるのは隣にましろさんがいることだ。
「助けてましろさん」の湿度、すごかったじゃないか。これこそ俺が見たかったプリキュアだぁ!(未来人の邪悪な笑み)
シャララ隊長を倒せないというのはシャララ隊長を超えられない現在のソラの限界を示しているようだ。
丁度、ツバサ君がプリキュアとして空を飛ぶ能力を手に入れた先の話をした前回の裏返しで、夢を叶えてしまった後の広がる世界のビジョンが無く恐れているのかもしれない。
限界を超えるのは周囲のサポートであってほしい。それってプリキュアっぽいじゃん?
それにしても、ソラ視点でのシャララ隊長の存在が絶妙だ。
作劇上のシャララ隊長は善側のキャラクターだ。強く正しく美しく、視聴していて好感度も高い。
一方、ソラがヒーローになる物語としては「呪い」や「壁」としての役割が大きい。これは本来敵が果たすべき役割だ。
主人公を導く役割、壁となる役割、好感度の高いキャラクター、全部満たして成り立たせているバランス感覚はすごいの一言だ。
シャララ隊長を助けられそうなプリキュアは?
ひろプリメンバーでシャララ隊長を助ける方法がマジでわからない。
ひろプリメンバーの初変身時を思い出すと、本人の内面は完全に完成していてあと足りないのは戦闘力だけ、という状況で「ヒーローの出番です!」となるパターンだ。
つまりひろプリのプリキュアの力は結構純粋な力なのだ。
他のプリキュアならどうだろう? と考えた時、一番に思いつくのはヒーリングっどプリキュアだ。
全ての決め技にエレメントさんや人を救い出す「救いの手」のモチーフが使われていて、今のシャララ隊長も救い出せそうな気がする。
主人公のどかも人を救うためにできることは全部やる、みたいな信念が根っこにあるので、今の展開はむしろバフがかかるぐらいだろう。
こんな意味の無いことを考えるのも、プリキュアが戦っているものは毎年いろいろ違うということを再確認したからだ。
日々のどんな場面にも戦う場面があり、その場面に応じた強さがある。
プリキュア、ニチアサが長年続く理由でもあるだろう。
仮面ライダーギーツ42話:デザグラで失ったものはデザグラで取り返す!
確かに。パチンコでスッた金を競馬で取り返そうとするのは悪手だからな。
景和の闇落ちが止まらない。
ケケラは大喜びだが、多分景和の次の標的は未来人なんじゃないかな?
30分前の展開もケケラさんは喜びそうだなぁなどと思ってしまった。
「いいぞ! ソラハレワタール! シャララ隊長を倒して真のヒーローになれー!」
とか言いそう。
王様戦隊キングオージャー18話:兄と妹、兄と弟
トウフ兄妹、絵面のひどさと裏で通じ合っている美しさの対比がデカい。
一方でシュゴッダムの兄弟、お互いに何かを演じているような、そうでもないような。
兄のラクレス王の暴政がすべて弟ギラを立てようとしているようにも解釈出来る。
アクションやキャラクターのカッコよさも魅力だが、やっぱ政治パートが歯ごたえがあって面白いよなあ。