「正しさとは何か?」ひろプリシリーズの新たな問い
ワクワクドキドキの異世界編スタート、となるかどうかはさておき、
ソラもツバサもスカイランドで職を得てスカイランドでしばらく話を進めるっぽい。
ソラの就職先は青の護衛隊。中二病ゴリゴリの素敵ネーミングだ。
白の救護隊とか赤の突撃隊とかもいるんだろうか?
新入りのソラにつっかかってくる強さにこだわりのある先輩も登場する。
格好のかませ犬だぜ! スカイランド神拳をくらえ!
本当の強さとは?
これはカバトンが敵幹部をやってる間に描かれたことだ。
強さにばかりこだわるベリィベリーをソラは撃退するわけだが、カバトンのように澄み切った結末にはならない。
ここで問われるのが「正しさとは何か?」だ。
強さにこだわるベリィベリーを諫めることはソラにとっても彼女自身にとっても必要なことだった。
そのこだわりが「間違っている」とまで言うことは正しかったのか?
空想上の英雄であれば、やることすべてが正しいこととして後から理屈がついてくるだろう。
人間が英雄になろうとするとき、細部にまで気を配らねばならずむずかしい。
正しさとは何か、常に考え続けなければならない。
呆れるぐらいに真面目なメッセージである。
虹ヶ丘ましろはマイペースを崩さない
今回、気にしてみていたのがましろだった。
スカイランドという非日常の世界でどのような反応を見せてくれるのか?
日常最強の彼女を揺さぶることはできるのか?
答えは全くもって動じません、というものだった。
王様からのご褒美という心躍るようなシチュエーションも、ヨヨさんのお使いを片付けられたらラッキー、ぐらいの軽い扱い。
自分の夢を叶えてる感じになってワクワクしているソラ・ツバサとは対照的だ。
男児玩具のコーナーについてきたお姉ちゃんみたいな反応である。
楽しいおもちゃでワーキャー言っている弟たちを見守っているような。
思えば青の護衛隊に野菜もって挨拶に行くのも非日常テンションから見たらチグハグで面白い。
百合クラスタには正妻の余裕!とか言われていたがどっちかというとオカンの貫禄である。
これはまだ世界が狭いということなのか、日常に根差している正しさを持っているということなのか、
今後の展開が気になる。
仮面ライダーギーツ34話:女神を巡って新たな対立
英寿の行動は常に母を追ってきた。デザグラ優勝はその手段に過ぎない。
デザグラ運営に母が利用されているとなれば、こんなイベントなど知らん、とばかりに運営と敵対できる。
敵の敵は味方理論で道長と同じ側を向くことになったのは面白い。
運営側はこの世界からの撤退を匂わせており「番組を終わらせる」方向にもっていこうとしている。
かなりメタな捉え方ができるような展開になってきた。
王様戦隊キングオージャー10話:名乗り=レジェンドキングオージャーの召喚、という熱すぎるギミック
王様戦隊はわずか10話でメンバーが揃った! 早い!
という誤解はそろうのに50話かかった前作が異常なだけで、
各国のスタンスのためになかなかそろわなかった5人の王がようやくそろった。
戦隊お約束の名乗りがこの惑星の最高戦力を呼び寄せるために必要な儀式になっている。
型の再解釈がバチバチにはまっていて気持ちい展開だ。
あとは各国の側近と王の会話がとてもよかった。
もっふんごしの会話は全オタクに刺さる。
百合の間に挟まって許される唯一の生命体がもっふん、という説も流れていた。
(プリキュアファンとしてはモフルンもいるぞ! と言いたいところだが、まあいい)