ひろプリ第二シーズンを象徴するようなシャララ隊長退場
9体合体自爆テロランボーグでスカイランド大爆発の危機
まさかのシャララ隊長退場
キュアスカイの「動くな」とそれにビビるバッタモンダー
舞台は再びソラシド市へ戻るわけだが、ひろプリ第2シーズンを物語るような回だったように思う。
正しさとは何か? 強さの使い方とは? 弱い敵に立ち向かうには?
— ぴくもち (@another_pikuru) May 17, 2023
骨太のテーマである。
くるるんかわいいに逃避したくもなる。
しかしヒーローは逃げないのだ。
プリキュアシリーズらしくヒーローというテーマから全く逃げない、真正面から取り組んでいる。
シャララ隊長は黒幕説などが流れたこともあったが、とても素晴らしい人だった。
幼い日の贈り物まで取り出して百合マウントまで取ってくるぐらいだ。日常力もある!!
このような理想的な英雄が退場したことの意味は大きい。
ソラは「ヒーロー手帳」をつけて真面目にヒーローを目指している。
芸事や武術の上達を守破離と言ったりするが、バリバリの守の段階にいる自己認識だ。
しかし、護衛隊の任務の中でも動物のケガに気付くなど、少しずつ師の型からはみ出す破の段階へ移行しつつもある。
そのことを象徴的に、ドラマチックに表したのがシャララ隊長の退場だったのだろう。
シャララ隊長というロールモデルから、自分のヒーロー像を探す段階に移るのだ。
「動くな」に見るソラの新たな一面と、弱いからこそ厄介な敵
独り立ちヒーローを目指すソラだが、今回見せた一面がめちゃくちゃ味わい深かった。
満身創痍でありながらバッタモンダーに言い放った「動くな」である。
いつも敬語で通すソラが口調を変えたこと、表情を映さないカメラワーク、
女児アニメフィルターで描かれない流血とソラの内面を象徴的に表すガラスの破片、
圧倒的優位にもかかわらずビビッて逃げ出す悪役、、、
純粋に緊迫感あふれるめちゃくちゃかっこいいシーンである。
第1シーズン通して描かれたソラ=強いヒーローの外連味がカンストしている。
一方で、めちゃくちゃ怖いシーンでもあった。
ソラシド市で見せた親しみやすくかわいい一面とのギャップがすごい。
このまま「強く」なっていくソラは危ういと感じさせるシーンでもあった。
この2つの相反する感想はツイッター上でも多く見られた。
すごい、カッコイイ、覇王色だなどなど。
怖い、危うい、ソラちゃんは大丈夫か? などなど。
しかしこの2つの間を揺れ動く不安定さこそ、ヒーローガールたるソラの魅力なんだろう、と今は思っている。
ヒーローでありガールでありその両方である。
シャララ隊長は退場したが、手紙で呼びかけた「ヒーローガール」には隊長なりの思いが込められていそうだ。
川に落ちていたら平気なはずだ!
このシーンを演出するのに一役買ったバッタモンダーさん。
なんかすぐ切れるし小物臭あるやつだなー、なんて思っていたが彼もまたカバトンさん並みに味わい深い悪役である。
彼もまた、強さにこだわる悪役であり、弱者としての一面が目立つキャラクターである。
カバトンは自分自身が強くあろうとしたが、バッタモンダーは自分より弱いものに強さを誇示する方向であるような気がする。
どこか、自分は弱者であることを認めている、あるいは根っからの弱者であることから抜け出せていないところが見える。
彼の作戦も総じてテロっぽいところがある。
バッタモンダーとの対峙は弱い悪との対峙、テロとの戦いのような複雑さを感じる構図だ。
ヒーロー、つまり強さと正しさを描くには現代で必須であろうが、真面目な番組だなあと感心するばかりである。
次回はエルたろう回。アバタロウ戦隊のせいで違和感がないが、完全なトンチキ回である。
やはりソラシド市はいいところだ。。。
仮面ライダーギーツ35話:ジャマト農家にはライダー特攻が効かない
対ライダーの道長無双も未来人でジャマトなアルキメデルには効かない。
なるほどなーな感じにゲーム的な相性バトルである。
新しい世界線を巡って運営、ジャマト、ライダーたちと思惑がゴチャゴチャしてきた。
王様戦隊キングオージャー11話:クソ葬儀回
昨年に引き続き主人公の葬儀回だ。クソ葬儀回という伝統が生まれる音がするぜ!
ヤンマやヒメノのアホ復活演出も素晴らしいが、ラクレス様の葬儀天丼が味わい深い。
キングオージャーはほんとにキャラ立てに成功してるなあ。
語り部も満を持して登場だ。
読解力がゼロなので何者なのかよくわからんが、どうやらウンコであるらしい。
男児魂のワクワクがカンストである。