スカイランド神拳!
岩をも真っ二つにする恐怖の殺人拳!
最初にお見舞いするのがカバトンじゃなくてよかった...。
そういったお楽しみも満載のひろプリ第3話。まだまだスカイの1人プリキュアで引っ張るようです。
ヨヨさんの援助でぐいぐい物語の縦軸がしっかりしていく
第2話で住居問題を一瞬で解決した只者ではないヨヨさん。
引き続き、スカイランド関係の課題も解決していく。
昔スカイランドのえらいえらーい学者で、こちらの世界に来てそのまま住んでいるとかなんとか。
スカイランドとの交信や向こうに行くための方法も探してくれることになった。
めちゃくちゃ便利なばあさんであり、非常にオーソドックスで巧みな物語の作り方だ。
「プリンセス・エルをおうちに帰す」のがひろプリの大目標だが、異世界へ渡るその方法を模索することは描きたいものではない。
例として、シンデレラが王宮に行くためのドレスや馬車を手に入れる方法は特に力を入れて描写するポイントじゃないから、魔法使いが出てきてシレっと準備してくれるようなものだ。
こういった問題を一気に解決してくれる「援助者」が物語には必要になる。
ヨヨさんは明確に「援助者」の役割でプリキュアたちをサポートしてくれるのだ。
過去のシリーズでこのポジションと言えば、そうジョー岡田である。
ヨヨさんはひろプリの岡田枠なのだ。異論は認める。
とにもかくにも、こっちの世界でぶらぶら日常生活を送ることと異世界へ行く方法の模索の両立ができるようになった。
今日も裏山ハイキングでソラとましろの仲が良かった。くもパンもおいしそうだ。期待が高まる。
「プリンセス・エルをおうちに帰す」の目的を固める回
今日の回でもう一つのポイントはプリンセス・エルの泣き方の違いだろう。
冒頭からは赤ちゃんらしくわーわー泣いていたのだが、スカイランドと交信し両親と鏡越しに対面したときは静かに涙を流していた。
この違いをソラもましろも感じ取っており、帰してあげねば! の思いを新たにしたことだろう。
ともすれば、エルはソラ、ましろと一緒に居れば幸せなんじゃない? と思ってしまいそうなぐらい、子供の保護には手厚いのがプリキュアシリーズである。
物語の大目標がブレかねない事態に、事前に予防線を張るようなエピソードだったように感じる。
また、エピソードの塩梅がとても巧みだ。
メイン視聴者が気付くか気づかないかぐらいの描写にとどめており、エルとソラたちが仲良くなることを妨げないようにもしている。
加えて、冒頭にましろと両親の通話を挟んだうえで、エルとスカイランドの対話を持ってくることで、ましろに親の目線を追体験させるような効果も発揮している。
エピソードの使い方に無駄がない。油断する隙のないシリーズである。
仮面ライダーギーツ23話:ジャマト推しが暴れて世界オワタ
ついにデザグラの正体が暴かれる!
デザイアグランプリは遥か未来の人類が主催する歴史モノのリアリティショーだった!
既に滅んだ(未来視点?)文明を舞台にジャマトと人類を戦わせ、推しにガンガン課金する3.5次元ゲーム。
今回はなぜかジャマト推しのスポンサーに運営権に相当するようなドライバーを奪われてゲームが強制リセットされてしまうような描写で引きとなった。
一気にデザグラの正体が暴かれた。
出す情報、絞る情報の思い切りが良くていい。
デザグラの正体がわかったとたん、枠ごとぶっ壊されてしまったようで、今後の展開も予想できない。
ここにきて道長の存在感が増している。
「すべての仮面ライダーをぶっ潰す」という願いの根っこにある思いは「誰かを蹴落として願いをかなえる仕組み自体を否定する」ということだろうか?
願いが純粋になるのと比例してか反比例してか、道長の姿はジャマト化していっており、それがグロテスクにも美しくも見える。
めちゃくちゃ「仮面ライダー」を感じる立ち位置だなあと思うのだった。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ49話:次回作へのスムーズな引継ぎ!(ドンブラザーズ流の)
今回のヒトツ鬼は大様鬼。
王様と虫の融合したモチーフ。バカ強い実力。
次回シリーズのスムーズな宣伝に、、、なってねーよ! アホか!
新シリーズをモチーフにした敵怪人をぶっ飛ばすという無法をやらかして、ついに来週が最終回である。
照れ隠しに嘘をついた桃井タロウが死んだのを確認して、周りのみんなが喜ぶシーンは涙と笑いなしには見られない。
なんだかんだ言って、ドンブラザーズのキャラクターは視聴者に愛された。
というか、キャラクターが愛されたことで1年間視聴者を振り回し続けられた。
最終回を楽しみに待とう。