2015年12月11日
ゲーム制作の工程をRPGで表現
◆ゲーム制作の工程をRPGで表現
※この記事は「RPGツクールMV(なんでもあり) Advent Calendar 2015」向けに作成しました。
アドベントカレンダーからお越しの皆さん、ご覧頂き、ありがとうございます。
RPGツクールMVでアプリリリースを目指す開発室の管理人、kuroです。
今回はゲーム制作の工程をRPGで例えてみました。
血液型占いを見るような遊び心と、ちょっとだけ自己分析をするつもりで、どうぞご覧ください。
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◆ゲームの主人公(=自分)をRPGでイメージしてみる
RPG(ロールプレイングゲーム)の由来は、役割を演じる(ロールプレイ)ことにあります。
まずはゲームクリエイターとしての自分を俯瞰して当てはめてみましょう。
・戦士
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ツクールのエディタを使って、作業をこなすことが主な割合を占める。
物量をこなす能力が高い。
初心者の原点であり、ここから自分の道を模索することが多い。
・魔法使い(火力魔法職)
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プログラマーのスキルを有していて、プログラミング言語を活用した効率作業を得意とし、物量をカバーする。作業スピードが早いので、天才気質やベテランの方に多い。
能力が高すぎるゆえに、ハイレベルな会話になると他職は参加できない空気になることもしばしば。
・僧侶(支援職)
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画像や音楽素材の制作スキルを有していて、他者の支援に秀でている。
自分よりも他者の制作を優先する気質の方が多く、長所であり悩みどころでもある。
・遊び人/旅芸人(支援職)
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SNSを活用しており、広報活動において本来の力を発揮する。
コミュニケーション能力の高い方が多い。
能力の使い方を失敗すると、思わぬヘイトを集めるので、見た目とは裏腹に人一倍神経を使う職業でもある。
・魔法戦士(万能職)
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ツクールのエディタとプラグインを使いこなせる万能タイプ。
プログラマ、ゲーム制作歴が長い方に多い傾向がある。
独自システムや演出にこだわりを持ち、完成よりも品質を優先する方も少なくない。
・村人
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自作活動を引退した経験者が、他者のフォローに尽力するタイプ。
道を示したり、ハウツーを伝授したり、その活動の幅は様々。
ポテンシャルが高く、現役の戦士と間違われることもしばしば。
思い立ったら、村人は旅にでる、かもしれない。
◆自分の力量をステータスで例えてみる
さて、自分のイメージ像ができたでしょうか?
次はRPGでおなじみ、ステータス(能力)を例えてみましょう。
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・レベル
職業における熟練具合を示す値。
制作活動を行うことで、成長する。
作品を完成させることで、大きく成長する。
活動から離れることで、下がることもある。
・HP
制作活動を行うために必要な体力。
状態異常(病気、怪我)などにより、制限されることも。
栄養ドリンクや食事などで、一時的に回復可能。
いのちだいじに。
・MP
アイディアを生み出すために使われる精神の力。
こちらも状態異常の影響を受けやすい。
栄養ドリンクや食事では回復し辛い。
やっぱり、いのちだいじに。
・ちから
単純作業を連続して行う能力。
数値が高いと、キータイピングの音も強くなる。
更に極めると、タイピング音は消える。
・かしこさ
効率よく作業を進める能力。
必須ではないが、あったらいいなと誰もが羨む。
・すばやさ
作業を切り替える能力。
マップを作っていたと思ったら、もう会話イベントを作っていたりする。
ちからも伴わないと、プロジェクトが虫食い状態になるので注意。
・うん
幸運を呼ぶ能力。
ある時は素材のセールに気づいたり、ある時は有名人にフォローされたり。
でも運は運、実力とは分けて考えたい。
◆ストーリー進行
さて、ここまでで、RPGの中の自分像が形になったのではないでしょうか。
それでは大詰め、RPGの中の自分は、ゲーム制作というストーリーをどこまで進めているでしょうか?
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・オープニングの段階
ゲームを購入し、パッケージを開け(あるいはダウンロードが完了し)、オープニングを見ているあなた。
最も緊張し、最も多くの可能性が待っている段階ですね。
これから始まるゲーム(制作)は、パッケージの期待通りなのか、それとも広告騙しなものになるのか、全てはあなた次第です。
・序盤(街に到達、初バトル、初ダンジョンを経験した)
世界に降り立ったばかりのあなた。
この世界を好きになるか、嫌いになるか、進むことも、引き返すこともあなた次第です。
楽しいと感じた初心を忘れないで下さい。
・中盤(船や転職などのゲームシステムも拡張され、半分近くのイベントを経験)
世界の輪郭が具体的になり、要領よく進めるコツも、分かってきた頃のあなた。
しかし広げすぎた風呂敷、惰性の誘惑や作業量の壁に挫けそうになっていませんか?
時には休み、英気を養ったら、ここまで来た自分の力を信じて、先に進めましょう。
どうしても先に進めないときは、違う作業を進めたり、アドバイスを仰いだり、レベルアップに注力するのも一つの手段です。
・終盤(完成間近、あるいは完成を自由に決められる段階)
レベルも充分、あとはクリア(完成)するだけというあなた。
完成と判断するのは、あなたです。
テストプレイを重ねて、ゲームバランスや不具合のチェックでクオリティをあげましょう。
◆終わりに
いかがでしたでしょうか、最後は私も経験が少ないため、とってつけた感じになってしまいましたが、なんとなくイメージができたのではないかと思います。
スポーツ選手が、本番前にイメージを作って臨むと成績が伸びるように、制作活動も楽しいイメージがあると進むのではないか、というのが私の持論です。
ツクールはゲーム制作のゲームでもあるのですから、楽しんでいきましょう。
12/12のアドベントカレンダーはyumeji69さんによる「ゲーム好きのおっさんが足掛け20年のツクールライフについての与太話を書きます。」とのことです。
20年あれば、ドラゴンクエストも1→10になりますね。
どんな話か、楽しみです。
RPGツクールMV(なんでもあり) Advent Calendar 2015
http://www.adventar.org/calendars/1119
◆おまけ
・他言語圏の方々
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言語圏が異なる故に、コミュニケーションがとれないこともあるが、人口/質ともに想像を超える存在。
言語の壁を乗り越えれば、新しい世界が待っている。
・王様
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国が円滑に回るように法を定める役、すなわち公式の立ち位置。
ただし国を支えるのは国民、すなわちプレイヤーやクリエイターだと思うのです。
・最大の敵
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それは自分自身。
他者や環境のせいにしてはいけない。
※この記事は「RPGツクールMV(なんでもあり) Advent Calendar 2015」向けに作成しました。
アドベントカレンダーからお越しの皆さん、ご覧頂き、ありがとうございます。
RPGツクールMVでアプリリリースを目指す開発室の管理人、kuroです。
今回はゲーム制作の工程をRPGで例えてみました。
血液型占いを見るような遊び心と、ちょっとだけ自己分析をするつもりで、どうぞご覧ください。

◆ゲームの主人公(=自分)をRPGでイメージしてみる
RPG(ロールプレイングゲーム)の由来は、役割を演じる(ロールプレイ)ことにあります。
まずはゲームクリエイターとしての自分を俯瞰して当てはめてみましょう。
・戦士
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ツクールのエディタを使って、作業をこなすことが主な割合を占める。
物量をこなす能力が高い。
初心者の原点であり、ここから自分の道を模索することが多い。
・魔法使い(火力魔法職)
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プログラマーのスキルを有していて、プログラミング言語を活用した効率作業を得意とし、物量をカバーする。作業スピードが早いので、天才気質やベテランの方に多い。
能力が高すぎるゆえに、ハイレベルな会話になると他職は参加できない空気になることもしばしば。
・僧侶(支援職)
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自分よりも他者の制作を優先する気質の方が多く、長所であり悩みどころでもある。
・遊び人/旅芸人(支援職)
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SNSを活用しており、広報活動において本来の力を発揮する。
コミュニケーション能力の高い方が多い。
能力の使い方を失敗すると、思わぬヘイトを集めるので、見た目とは裏腹に人一倍神経を使う職業でもある。
・魔法戦士(万能職)
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ツクールのエディタとプラグインを使いこなせる万能タイプ。
プログラマ、ゲーム制作歴が長い方に多い傾向がある。
独自システムや演出にこだわりを持ち、完成よりも品質を優先する方も少なくない。
・村人
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自作活動を引退した経験者が、他者のフォローに尽力するタイプ。
道を示したり、ハウツーを伝授したり、その活動の幅は様々。
ポテンシャルが高く、現役の戦士と間違われることもしばしば。
思い立ったら、村人は旅にでる、かもしれない。
◆自分の力量をステータスで例えてみる
さて、自分のイメージ像ができたでしょうか?
次はRPGでおなじみ、ステータス(能力)を例えてみましょう。
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・レベル
職業における熟練具合を示す値。
制作活動を行うことで、成長する。
作品を完成させることで、大きく成長する。
活動から離れることで、下がることもある。
・HP
制作活動を行うために必要な体力。
状態異常(病気、怪我)などにより、制限されることも。
栄養ドリンクや食事などで、一時的に回復可能。
いのちだいじに。
・MP
アイディアを生み出すために使われる精神の力。
こちらも状態異常の影響を受けやすい。
栄養ドリンクや食事では回復し辛い。
やっぱり、いのちだいじに。
・ちから
単純作業を連続して行う能力。
数値が高いと、キータイピングの音も強くなる。
更に極めると、タイピング音は消える。
・かしこさ
効率よく作業を進める能力。
必須ではないが、あったらいいなと誰もが羨む。
・すばやさ
作業を切り替える能力。
マップを作っていたと思ったら、もう会話イベントを作っていたりする。
ちからも伴わないと、プロジェクトが虫食い状態になるので注意。
・うん
幸運を呼ぶ能力。
ある時は素材のセールに気づいたり、ある時は有名人にフォローされたり。
でも運は運、実力とは分けて考えたい。
◆ストーリー進行
さて、ここまでで、RPGの中の自分像が形になったのではないでしょうか。
それでは大詰め、RPGの中の自分は、ゲーム制作というストーリーをどこまで進めているでしょうか?
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・オープニングの段階
ゲームを購入し、パッケージを開け(あるいはダウンロードが完了し)、オープニングを見ているあなた。
最も緊張し、最も多くの可能性が待っている段階ですね。
これから始まるゲーム(制作)は、パッケージの期待通りなのか、それとも広告騙しなものになるのか、全てはあなた次第です。
・序盤(街に到達、初バトル、初ダンジョンを経験した)
世界に降り立ったばかりのあなた。
この世界を好きになるか、嫌いになるか、進むことも、引き返すこともあなた次第です。
楽しいと感じた初心を忘れないで下さい。
・中盤(船や転職などのゲームシステムも拡張され、半分近くのイベントを経験)
世界の輪郭が具体的になり、要領よく進めるコツも、分かってきた頃のあなた。
しかし広げすぎた風呂敷、惰性の誘惑や作業量の壁に挫けそうになっていませんか?
時には休み、英気を養ったら、ここまで来た自分の力を信じて、先に進めましょう。
どうしても先に進めないときは、違う作業を進めたり、アドバイスを仰いだり、レベルアップに注力するのも一つの手段です。
・終盤(完成間近、あるいは完成を自由に決められる段階)
レベルも充分、あとはクリア(完成)するだけというあなた。
完成と判断するのは、あなたです。
テストプレイを重ねて、ゲームバランスや不具合のチェックでクオリティをあげましょう。
◆終わりに
いかがでしたでしょうか、最後は私も経験が少ないため、とってつけた感じになってしまいましたが、なんとなくイメージができたのではないかと思います。
スポーツ選手が、本番前にイメージを作って臨むと成績が伸びるように、制作活動も楽しいイメージがあると進むのではないか、というのが私の持論です。
ツクールはゲーム制作のゲームでもあるのですから、楽しんでいきましょう。
12/12のアドベントカレンダーはyumeji69さんによる「ゲーム好きのおっさんが足掛け20年のツクールライフについての与太話を書きます。」とのことです。
20年あれば、ドラゴンクエストも1→10になりますね。
どんな話か、楽しみです。
RPGツクールMV(なんでもあり) Advent Calendar 2015
http://www.adventar.org/calendars/1119
◆おまけ
・他言語圏の方々
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言語圏が異なる故に、コミュニケーションがとれないこともあるが、人口/質ともに想像を超える存在。
言語の壁を乗り越えれば、新しい世界が待っている。
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国が円滑に回るように法を定める役、すなわち公式の立ち位置。
ただし国を支えるのは国民、すなわちプレイヤーやクリエイターだと思うのです。
・最大の敵
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それは自分自身。
他者や環境のせいにしてはいけない。
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