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2017年10月30日

映画「シン・ゴジラ」の感想…やっぱ終わり方は「終」だよね!

今日は映画「シン・ゴジラ」の感想です。

基本辛口な後輩も面白かったと言っていた映画だったし、

本当は劇場で観るはずだったんですけどね。

…いつの間にかレンタルDVDも準新作にまでなった時期。

ついに観る事ができました…という事でレンタルDVDでの鑑賞です。



映画「シン・ゴジラ」は2016年公開の庵野秀明総監督、樋口真嗣監督作品。

今回総監督を勤めた庵野秀明監督はもちろん「エヴァンゲリオン」の人ではありますが、

マンガ「アオイホノオ」を読んでいると、

「特撮」であるゴジラが庵野秀明にたどり着くのは不思議では無かったのかなと。

個人的に「アオイホノオ」のイメージが強すぎるけど、凄い人なのは間違いない。

樋口真嗣監督は、このブログでは映画「進撃の巨人」シリーズを監督してます。

そして、なんと言っても平成ガメラシリーズの特撮監督。

個人的にはゴジラよりもガメラが好きなんですけどね。

ガメラが好きなのもありデアゴスティーニの「大映特撮映画」を定期購読してたぐらいです。

まあガメラの話はまた別の機会に。


ゴジラシリーズについては今更ここで説明しなくても良いと思いますが、

今回の映画「シン・ゴジラ」は、

一旦映画「ゴジラ FINAL WARS」にて終わった東宝ゴジラの12年ぶりの新作。

今までのゴジラとは違い、ゴジラ全編CGにて作られています。

あのきぐるみ感や模型の街の爆破などの味がゴジラって気もしてましたが、

やはり時代に合わせてそれも変わっていくのも必然かなと。


簡単なあらすじですが、

東京湾アクアラインにてトンネルで崩落事故が起きる。

政府は海底火山などが原因と思っていたが、

その後、謎の生物が突如上陸…東京の街に甚大な被害が出るが、

想定外の事態に政府は対応が出来ないまま、謎の生物は海へと帰っていった。

再びその生物が現れるまでに対策をするため、

「巨大不明生物特設災害対策本部」が設置されたのだった…みたいな感じかな。


キャストですが、この映画は多くの俳優・女優が出ていて、

少ししか出番が無くても良い味出している人とかもいて、

それ全てに触れていると終わらないので、

一応のメインキャストかなってところのみに触れていきます。

内閣官房副長官であり、

巨大不明生物特設災害対策本部の事務局長を兼任する矢口を演じるのは長谷川博己。

映画「進撃の巨人」ではシキシマを演じていましたが、味のある俳優ですよね。

多くの人が出てきますが、基本的には彼の話で作られていまして、

2時間近くも観ていても興味が無くならないというのは、

もちろん物語や構成の上手さもありますが、

長谷川博己の俳優としての力ってのもあると思います。

米国大統領特使のカヨコを演じるのは石原さとみ。

イーオンはこのためだったかと多くの人は思ったのではないだろうか。

そう言えば石原さとみも映画「進撃の巨人」に出てましたね。

彼女の役になりきろうと頑張ってる姿は個人的には好きなんですけどね。

ちょっとあの英語のセリフ部分は少し浮いてしまってる感はある。

でも、やっぱり石原さとみで良かったと思ってます。

内閣総理大臣補佐官の赤坂を演じるのは竹野内豊。

そう言えば、竹野内豊が主演のNHKのドラマ「この声をきみに」について以前書いたのですが、

結局、オカンが同じ時間帯で別の番組を録画予約をしていたため、観れなかったなあと思い出した。

この映画「シン・ゴジラ」の中で出ているシーンは結構少ないのですが、

竹野内豊の存在感は健在だなあと感じました。

その他、本当に色んな人が出ています。


さて、映画「シン・ゴジラ」の感想ですが、

久々に邦画でこんな映画を観る事が出来て嬉しかった。

面白いとか楽しかったとか、そういう気持ちもあるのですが、

率直な感想は「嬉しい」でした。


まず、先ほどキャストのところにも書いたのですが、

本当に多くの人が出ています。

やっぱり映画ってスペクタクルでみせるところあるじゃないですか。

エキストラが多いってのも大事ですが、

ちゃんとした俳優・女優がこれだけ出ていたらそれだけで豪華。

そして、人だけではなく、自衛隊とか国が協力している事もあり、

飛行機や戦車などのこだわりとか、

単純に画として、こんな見応えのある映画がまだ日本で作れるんだって驚いた。

CGのゴジラはモデリングとか好き嫌いが分かれるかも知れませんが、

個人的には良かったと思います。

しっぽからレーザーが出るのはなんとなく腑に落ちませんが。


画だけでも満足できそうなのですが、物語としてもしっかり作られています。

ネタバレにもなってしまうので、あんまり詳しく事の顛末は書きませんし、

もしまだ観てないって人は、何も難しいことを考えずに観て欲しいなって思います。


そもそもゴジラという存在は、

ビキニ環礁の核実験に着想を得て製作されたものであり、

つまりは核だったり、恐怖のメタファーだったりする。

この映画は、その恐怖に対して、ただ絶望するのではなく、

誰か1人が頑張るのではなく、

それぞれが力を合わせて乗り越えようというメッセージが溢れている映画。

東日本大震災以降だと、そういう災害も必ず頭に過ぎりますよね。


そのメッセージを伝えるための物語ですが、

もし今の日本にゴジラが現れたらって感じのストーリー。

基本的に政府の動きがメインになるので、

会議、会議、会議…という映像になるので飽きそうになってもおかしくないのですが、

テンポの良さとセリフの面白さ、

「想定外、よくある事」とか「それ、どこの役所に言ったんですか?」みたいな、

クスッと笑える感じを入れつつ、

そして、ところどころで街のパニック映像が入る演出も良いですね。

ゴジラと言ったら逃げ惑う人々。

今回は主観映像も入ったりして臨場感出したりしてますし、

どこのシーンとは言わないですが、

個人的には何となく震災の時の映像に似てるなあと思ったりして、

勝手にドキッとしたりしました。


あと展開として「なるほど」と思ったのが、

最初にゴジラがでて大きな被害が出たのにもかかわらず、

海へ帰ってしまったら、また「変わらない日常」が始まるというシーン。

そう、自分に対してよっぽどの事が起きない限り、

人って「日常を始めるもの」だと思うんだよね。

たぶん、ゴジラが現れても学校とか仕事行かなきゃなって思っちゃうのが日本人。


そして、やっぱり「いけるかも?」って思わせてからの絶望は良い。

「まだ日本はやれる」というカッコイイ台詞を言わせてからの、

まさかのゴジラ第4形態!!

ここで初めてゴジラのあのテーマが流れるってのもニクイ演出。


そんな訳で、個人的には満足な1作ですが、

少しだけ気になる部分もなくはなかったです。

例えば、この映画が始まった時の東宝の時の足音。

そう、ゴジラと言えばこの足音が恐さを引き上げるのだけど、

あんまり劇中では足音上手く使ってくれなかったかなあ。


東京で海に戻ったゴジラが次は鎌倉なのかと思い、

鎌倉と言ったら大仏とか壊すのかなって思ったら早々に東京に向かっていくという。

まあ東京に入れるなって展開のためなんだけど、

ランドマークを壊すってのも楽しみの1つだったのだけど、

まあこれは昔のゴジラの楽しみ方なのかなって気もする。

ただ、電車の飛び方と血液凝固剤の飲ませるシーンには少しだけ違和感があった。

でも、あの特殊な車はやっぱり震災のあれだろうなあ…。


これだけの規模をよく2時間にまとめたなあと関心しますが、

そのためカットのテンポが良いというか、早いというか、

まずテロップが頻繁に出るのですが、しっかりと読ませるつもりはない。

人も多いし、とりあえず情報量が多いので、

凄くストレートなメッセージ性のある映画なのだけど、

難しくというかメンドクサイと考える人が出てしまいそうな危惧はある。

でも、実際大ヒットした訳だから、不要な心配だったって事なんだろうけど。


広島、長崎につづく3度目の核を落とさせないとか、

国連の名の元に米国が…とか、

途中で「かの国」って言ってたのに普通にね。


あと触れておきたいのがタイトル。

この「シン・ゴジラ」ってタイトルですが、

最初にこのタイトルを聞いた時は「は?」って少し否定的でした。

いや、実はとても否定的でした。

しかし、実際に映画を観て、「シン」というのは、

新であり真であり神であったり…というのが確かにしっくりきている。

洋画だとダブルミーニングとかのタイトルって結構あるのだけど、

なかなか日本語ってそういうのは難しい。

しかし、この「シン・ゴジラ」は上手くいっていると思う。

観もしないうちに否定的な気持ちになってすいませんでした。

映画終盤で「良かった」って矢口が心の底から言いますが、

自分もこの映画を観て「良かった」って心の底から言いました、多分。


「凄い、まるで進化」って言葉をいつかどこかで使おうって事と、

災害マニュアルはいつも役に立たないって事は頭に入れておこうと思いました。

そして、なんとなく石原さとみの理想的な傀儡になりたい気がした。


あ、最後に「終」って終わり方、良いですよね。



シン・ゴジラ Blu-ray特別版3枚組






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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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