●エラーメッセージ発生
課題の棚卸しを今日の会議で行いました。
これはどういうことかと言うと、
新システムのテストを行って、
色々と不具合が出たことを課題として登録
これらの課題は解決しなければなりません
課題の原因がどんなものか
それを検討し、対策を考える
そんな会議です
その課題の中で、目を留めたものがありました。
『予期しないエラーが発生しました』ってメッセージ
このメッセージが表示されたことについて検討が始まりました。
しかし、原因なんてわかるはずもありません。
すったもんだしていたら、実際にこのメッセージを見た人に
詳しく記述してもらおうってことになりました。
ただ、その人は、しばらく時間をおいてリトライしたら出来た・・・と
なので、次回もそんなので良いのでは?
って話にまとまりかけていたので、さすがに
違うやろー!
●様々なエラー
大規模なシステムを使用していると
当然のことながら様々なエラーが発生します。
システムアプリケーションの開発者は
操作者がどんな操作をすると、どんなエラーが発生するか
それをすべて抜き出して、一つ一つ対処していきます。
良く、本体2割エラー処理8割って言われるほどです。
でも、開発者も人間、思いもよらない操作をすることもあります。
開発者が想定もしていない操作をされれば、
当然想定していないエラーが発生します。
こんな場合、まともな開発者なら
そんなエラーでシステムアプリケーションを異常停止させることはできないので
『予期しないエラーが発生しました』ってエラーメッセージを表示させます
これはよくやる手です
●予期しないエラー
つまり、予期しないエラーとは大したことないエラーではなく
(もちろん、しょうむないのもあるでしょうが(笑))
重大なエラーである事が多いです。
エラーメッセージを表示する目的は主に二つあります。
●どんなエラーが発生したかをお知らせすること
●エラー内容によって、操作者がどんな対応をすれぱ良いか見当が付けられること
です。
そうです。
エラーメッセージから、原因はこれこれだろう、対応はこうして欲しいって
検討が付かないとどうしようも無いんです。
でしょ!
お医者さんに行って、『痛いんです』ってばかり言っていたら
お医者さん、怒ってしまうでしょう
●どういうこと?
例えば、ある工程で100種類のエラーが発生するけど
そのうちの5種類は良く出るエラーで全体の99.999%だとします
こんな場合、アプリケーションプログラマーはその5種類についてはエラー対応をし
残りの95種類についてはめんどくさいから『予期しないエラー』を発生させます。
今回の課題では、プログラマーが手を抜いたエラーが発生したわけです。
そして、現場には伝えていなかったから、現場では
時間をおいてもう一度する・・・・
ある場合ではこの対応で良いですが、
現場レベルでは、このエラーが出たらいつでも時間をおいてもう一度
根本的解決には全然ならず、最悪の場合システムダウンに陥ります
こーんな新システム
えらいこっちゃ!