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2022年07月23日

無駄な事を・・・・

無理.jpg

●会議参加依頼

来週火曜日の夕方への会議参加依頼
本来は、私の元部下で現在の部門責任者に参加依頼がありましたが
その者が別の用事で参加できず、代わりに私へと

なんでも、当社独自で展開している事業を
グループ本社でも行いたいとの事です。

つまり、その事業について説明して欲しい
また、グループ本社で行う為にはどうすればいいか相談したい
ってのが目的だそうです。
●私の会社の

私の会社で2020年から展開している事業で
全国展開している顧客とのコラボ事業です
当然、私の会社のシステムもそれに合わせてカスタマイズしています。
●土台が違う

カスタマイズは私がしました
だって、最初から基幹システムを開発してきたので
拡張やカスタマイズを行う為に、ソフトウェア外注の為の稟議起案する必要がありません。

自分で出来ちゃうから
なので、顧客との運用検討会議から参画して、
 ●顧客の要求事項・要望事項をヒアリング
 ●当社の対応可能事項・対応不能事項の説明と了解を得る
ことをした上で、予約入力から請求まで全工程の仕様を確定したうえで
当社システムに機能追加を行いました。

この時に、忘れてはならないのは
 ●ビジネスチャンスの拡大に容易に対応できるような仕様にしておくこと
です。

当然、事業展開を行い、成功すれば対応顧客が増加することは容易に想像できます。
このような新規顧客との取引が確定した時に、10顧客10運用になるのは
現場にとってかなり負担が増大します。

なので、基幹システム仕様拡張時にはそれを考慮したうえで
ややオーバースペックかなって思えるほどの仕様にしてあります。

奇しくも翌年に顧客が増加して、最初の顧客限定仕様だった場合は
かなりの改修が必要となりましたが、
当初の拡張仕様のおかげで、顧客に恩を売りながら最小限の対応で済みました。
●どゆこと?

顧客に恩を売りながら、最小限の対応とはどういうことかと言うと・・・・

顧客と調整し、運用仕様を確定するわけですが、
最初の顧客との差異は当然存在しますからそれを受容し
当社側の最初の運用を変更せずに、二番目の顧客の対応を行います

この時の当社システムの仕様変更は無しか最小限となるようにします
二番目の顧客には、当社システムの改修がかなり必要となりますが
費用については当社側で負担します。

と、まぁ、このように言うと、商品価格にも多少上積みができるわけです
●土台無理

ところが、このように上手く行っている当社の事業を
グループ本社は目を付けて
グループ本社でも顧客開拓をするつもりですが・・・

本業の運用仕様とはかなりかけ離れているので
グループ本社の本業にちょいちょいと追加するだけで実現することは不可能です
それは・・・

基幹システムの構築方法が違うからです。
当社では、HW選定も自社/SWも自社開発
グループ本社では、HW選定は自社かもしれない/SWは全外注

開発環境の土台が違うんです。
なので、グループ本社で同じように事業展開することは土台無理な話です。
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Y.Taki@AS400
IBM AS/400で稼働するシステムの開発・追加を担当して30年以上になります。使えば使うほどこの AS/400 が好きになりました。 こんなSEがいろいろな視点から様々な業務などについて語ります。
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