●苦難の道
グループ統合を行うためには、
各社で異なる運用を統一するか
各社で異なる運用を包含した仕様のシステムを構築するか
のどちらかか
その中庸を取るか
どうにかしなければなりません。
●バーコード
しかし、中庸を取りにくいのが商品に貼付するバーコードです。
見た目なら何とでもなります。
しかし、そのバーコードの内容はシステム仕様に直結して来るので
簡単に中庸を取る・・・なんてことはできません。
しかし、グループ統合システムの稼働は
各社ごとにまちまちです。
全社一斉にではありません。
まずは、一番小さな拠点から稼働させます。
●両立させる必要
さて、なぜ一番小さな拠点から?かと言うと、
当然、万一失敗した場合に、影響が小さいからです。
すると、一部の拠点ではグループ統合システムが稼働し、
一部の拠点では従来システムが稼働している
事になります。
すると、商品に貼るバーコードは
拠点間のやり取りが無ければ、何も気にする必要はなく
グループ統合システムが稼働する時に一斉に切り替えたらいいですよね。
しかし、拠点間のやり取りがあるんです
すると、移行期(つまり、最初の拠点で新システムが稼働してから、最後の拠点で稼働するまで)
従来のバーコードと新バーコードが混在するわけです。
つまり、移行期間は両立させなければなりません。
●あちらを立てれば
当社の場合、もともと完全なバーコード運用をしてきました。
そして、グループ統合システムでも完全なバーコード運用です。
しかし、バーコードの内容が異なるのです。
万一失敗した時の為に、
従来システムで新システムのバーコードが処理できるようにすることと、他拠点に搬送する物品に貼付したバーコードが新システムで処理できるようにしなければならないのです。
新システムは開発前にそのような仕様を決定しておけば良いです。
しかし、当社の従来システムは・・・
ここに、筆舌に尽くしがたい複雑な問題があります。
逃げ出したい気分です。
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