●割と難しいタイトル
システム性能を重要視するか、運用要件を重要視するか・・・
なんだか難しいタイトルなので、タイトルだけで敬遠されそうな気が
しかし、紐解けば簡単なんです。
今、グループ統合システムを構築していますが、大規模なシステムでも小規模なシステム(=アプリケーション)でも考え方は同じです。
システム性能は、高性能なほど使う側にとってはありがたいですよね。
運用要件については、システム化を行った場合に運用がどのようになっているか・・・
ですが、これも大事ですよね。
システム化して、運用にかかる負荷が増えては元も子もないって感じです。
さて、システムを構築するときには
まず最初に、どんな運用をシステム化するのか決定する必要があります。
そして、どこまでシステム化するのかも決めなければなりません。
冒頭のグラフは
とことんシステム化した場合の運用負荷を 0% としています。
まぁ、これはAIかなんかを使えば大抵は出来そうなことです。ただしコストがね・・・
このグラフから読み取れるのは、
システム化を進めると機能は増加し、運用負荷は減少するが、それにつれてコストは増加する
って事ですね。
●運用負荷減少をとるかコスト増加を抑えるか
これは、経営上とても重大な判断が必要とされますよね。
システムは一度構築すれば、そのあと何年も使い続けるものです。
なので、できるだけ、運用負荷を下げるようにシステム性能を高性能なものにしたいはずです。
しかし、費用はうなぎのぼりになるでしょう。
なので、どこかで妥協する必要が出てきます。
●白か黒ではなく、グレーを選ぼう
おおっと! 書きかけで放置していましたm(__)m
妥協する点をどこに設定するか?
これが経営者の判断の難しいところですよね。
ただ、経営者だけで判断するのは非常に困難な部分でもあります。
なぜなら、ある機能一つを追加するために、どれだけの費用が掛かるかは
システム部門で見積もらないと、とてもIT開発に携わったことのない方には困難な判断となります。
ただ、当グループの親会社のシステム部門の方々は開発がほとんどできないのでΣ(゚д゚lll)ガーン
判断がつかないんですよね
●限られた予算と時間
このようなプロジェクトは、予算も時間も限られていることがほとんどです。
いくら費用をかけても良いって恵まれたプロジェクトはそうそうないと思います。
なので、欲しいけども削らなくてはならない機能が多くあります。
また、時間的に納期が間に合わず、断念する機能もあります。
いろいろな観点から、システム仕様って決まっていくんですが、
当グループはそれ以外に、システム部門が運用をよく知らない
ってのが一番の敗因でしょうね
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