●今回の関数は?
IfError関数
●どんな時に使う?
この関数は、IfErrorって言うぐらいなので、何かエラーがあったら・・・っていう感じの関数です。
って仙人が食べる霞みたいな言い方しても仕方ありませんよね。
それは、ひとまず置いといて・・・
Excelでは、表の中にいろいろな数式とか関数とか入力しますよね。
そんなとき、何らかのエラーが発生して、#n/a とか、#Error 、#Div/0とか表示されて、見栄えが悪くなったりすることはありませんでしたか?
一生懸命、データを入力して、計算式を入力して、こーんな、表示が出たら・・・
ですよねー
こんなエラーが表示された原因が
- 計算式の間違い
- 関数に与えた引数の誤り
- データが存在しないものがあった場合
などですよねー
赤い字の、そもそもの間違いの場合は、修正したらいいんです
しかし、一部のデータが存在しない場合は?
まさか、架空のデータを作り出すわけにはいかないし・・・
仕方ないから、エラーになっているセルの数式とかを消しちゃいますか?
でも、そうすると、再利用できないですよね。
4月のデータを入力していたら、D10セルがエラーだったから、D10セルの内容を消去・・・
そのまま、5月のデータを入力したら、D10セルに計算値が表示されなければならないのに・・・
ってな事があったら
はてさて、どんな時に使うんでしょうね?
もちろん、データが無くて計算できずにエラーとなるけど、データが無いのは仕方がない場合ですよね。
これはどーしよーも無いです。
なので、計算式や関数式の値がエラー値になる場合はに、見栄え良く、もしくはユーザーフレンドリーな表示にするために
IfError関数を使うんです。
使い方は簡単です。
= IfError(<数式もしくは関数式>,左記の”数式もしくは関数式”がエラーとなった場合に、表示する数字や文字列など)
例えば、
=IFERROR( 1 / 0, "ゼロで割ったらだめですよー!")
とか、
=IFERROR(VLOOKUP("西京都" , $A$1:$B$47, 2 ,0), "都道府県ではありません。なので県庁所在地は表示できません。")
とかね。
●注意すべき点は?
最初に、IFERROR関数を使っちゃうと、エラーが発生する理由の赤文字の部分
があった時に、発見しにくくなります。
なので、IFERROR関数を使わずに十分テストして、エラー値が出ないようにして、
どうしてもエラー値が発生するのを回避できない場合に
IfError関数を使う
ようにしてくださいねー!
●関連する関数
関数の名前にIFが付く関数があります。
ISERROR
ですかね。
この関数は、引数の数式や関数式がエラーとなった場合は、Trueを返す関数です。
=IFERROR(<数式>,"エラーだよー!")
は
=IF(ISERROR(<数式>),"エラーだよ!", <数式>)
って表せますけど、
Excel君に<数式>を二回も計算させなきゃならなくなるので、エラーかどうかだけ判定する場合に限ってISERROR関数を使ったほうがいいでしょうね
あっ! ちなみに、よく似た関数に、ISERR関数もあります。
これは、与えた<数式等>が #n/a 以外のエラーの時に 真(True)となります。
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