●今回の関数は?
If 関数
●どんな時に使う?
この関数は、Ifって言うぐらいなので、ある条件を判断して、それが正しい(真)であるか、誤り(偽)であるかによって、関数の値を選択します。
さて、どんな時に使うんでしょうね?
使うときはいっぱいあるんですが、いざ『こんな時に使えばいいよ!』って例を出そうとすると悩みますね
使うシチュエーションが多すぎて
そだ!
こんな場合はどうかしら?
ある計算式を入力したセルがあって、その計算結果がプラスなら『勝ち』、マイナスなら『負け』って計算結果の右のセルに表示するような場合・・・
まぁ、例を示す前に、If関数とはどんなものかおさらいしておきましょう。
=if([真か偽か判定可能な条件式]、[条件式が真の時に表示する情報]、[条件式が偽の時に表示する情報])
となりますね。
で、これに合わせて例題を変形すると
=if([左のセルの値がプラスである]、"勝ち"、"負け")
ってなりますよね。
では、[左のセルの値がプラスである]って条件式はどのように表せばいいんでしょう?
プラスであるっていうのは0(ゼロ)より大きいってことですよね。
そして、左のセルの値はどうやって?
これは、左のセルのアドレス・・・例えばA1とかB2とかですね。
(R1C1、R2C2のような表示をされるように設定してる方も居られるかも知れません。でも、あまり使われていないように思いますので、今後はA1とかB2とかで表示しますね)
すると、さっきの=if([左のセルの値がプラスである]、"勝ち"、"負け")を Excelが理解できるように書くと、こんな風になりますよね。
ここでは、A1セルに値が入っていると仮定します。 そして、数式を入力するセルは、その右側、すなわちB1セルですね。
=if(A1>0、"勝ち"、"負け")
です。
簡単でしょ
●注意すべき点は?
条件式の設定方法ですかね。
セルのアドレスに入っているのが、見かけ上数字のように見えても実は文字列だったり・・・
その場合は、条件式はエラー値を返してきますので、Excelは、判断できないため、If関数自体もエラーとなります。
●関連する関数
関数の名前にIFが付く関数があります。
SUMIF
SUMIFS
IFERROR
などです。
これらは、それぞれの元の関数にIFの機能を加えたような感じですね。
特に、IFERROR関数は便利だと思います。
=IFERROR(VALUE("文字だよー")、”指定誤り")
とかしておくと、この例ではVALUE関数がエラーとなりますので、IFERROR関数は、"指定誤り"を返してきます。
一目瞭然ですね。
また、エラーの場合は何も表示させたくない時(結構ありますよね。)にも重宝です。
=IFERROR(A1/B1,””)とか入力すると、B1セルに0が入力されていたらエラーとなりますよね。
でも、IFERROR関数が使われているため、上記の場合でも無粋な#N/Aとか表示されずに、クリアな(何もないかのように)状態で表示されることになります。
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