●今回の関数は?
VLOOKUP関数
●どんな時に使う?
あるシートにデータが並んでいるとします。
例えば、[都道府県名]、[人口]、[面積]の列があるとします。
まぁ、都道府県ぐらいなら、たった47個しかないので、最も簡単なデータベースの一つでしょう。
こんなもんですね。
このぐらいなら、一瞥したらわかりそうなものですが、演習と言う事で、セル(E,1)に都道府県名を入力したら、その右側、すなわち、セル(F,1)に人口、セル(G,1)に面積が表示されるようにしてみましょう。
さて、どうしましょうか?
そうです。こんな時に、VLOOKUP関数を使います。
VLOOKUP関数は、探したい値(今回は、都道府県の人口と面積)を含んでいる表の左端に見つけようとするキー(今回は都道府県名)があり、同じ行にそのキー(今回では都道県名)に対応した探したい値(今回では人口と面積)が配置されている時、効果を発揮します。
●関数の使い方
このVLOOKUP関数は、4つの引数(パラメータ)を取ります。
今回の例では、
人口は、VLOOKUP(
- [都道府県名]が格納されているセルの番地
- [左の列が都道府県名で、その右側に対応する人口と面積が配置されている表の範囲]
- [人口の入力されている列が都道府県名から数えて何列目か]
- [おまじない<img src="https://fanblogs.jp/_images_g/a14.png" width="20" height="20" />の0]
)となります。
最後のおまじないは、0を設定すると、完全に一致した値を見つけようとし、見つからなければエラーとなります。0以外を設定すると、近似値を探し出して、それに対応した値を関数の返り値として返します。
こんな感じですね。
実際に、F1,G1セルに数式を入力し、E1セルに[岡山県]と入力した結果を表示しておきますね。
●注意すべき点は?
Excelでは、見かけは同じでも、あたしとしては異なる場合があります。
良く失敗する例としては
- 一方が数字[12345]で、もう一方が文字[12345]
- 一方は[ABC]で、もう一方が[ABC ](後ろに空白が付いている)
- 一方は[123]で、もう一方が[123](半角文字と全角文字の違い)
などです。
さすがのExcelもこの辺は融通が利きませんね
●関連する関数
よく似た関数に、HLOOKUPというのがあります。
使い方は同じような感じですが、検索方法が表の最上行から見つけて、同じ列で指定した行数だけ下のセルにある値を返します。
ただ、表を作るときには大概横形式の表を良く作りますので、HLOOKUP関数を使うことは滅多にありません。
ただ、ごくたまーーーーにあるので、知っておいて損はないかなと思います
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