アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2022年02月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
ヨリちゃんさんの画像
ヨリちゃん
プロフィール

広告

posted by fanblog

2018年06月10日

父の残した「インパール作戦従軍記」 その1 (忘れては為ら無い・・・親や祖父達の戦争体験から)


 1945年(昭和20年)8月に戦争が終わって今年で何年に為るのだろう?

 そんな戦争の無い平和な日々を過ごした私達は、何時しかそれを完全に忘れ去ってしまう。もし、今そんな話をしても誰もが「そんな話は聞きたくも無い、昔の話だ」とソッポを向いてしまうのが落ちだろう。
 しかし世界では未だに、テロだ内戦だと人と人が殺し合う日常を送っている人達が居る事だけは皆が知っている。攻撃に怯え国境を逃れて異郷の地を放浪する・・・そんな様子は毎日の様に新聞やテレビで伝えられるが、それは全く他人事だと切り捨てられる人も多いだろう。が、中には深刻に考える人も居るのも間違い無い。私は、その中の数少ない一人でもある。
 知ら無い事は或る意味の強さでもあるが、全く無知で想像も出来無いのは果たして如何(いかが)なものだろう。その意味で私は一つの提言をしたい・・・書物からでも戦争を知って欲しい、先人の思いを知り想像して欲しい・・・と。


  

ポリスポート 子供乗せ フレーム固定タイプ 自転車 チャイルドシート Wallaby デラックス 9〜22Kg 通園 通学 自転車部品 カスタム パーツ 部品 改造 ローチャリ ビーチクルーザー アクセサリー BMX MTB クロスバイク チョッパー ミニベロ ママチャリ サイクルパーツ

価格:15,120円
(2018/8/25 17:14時点)
感想(0件)



 そこで、実際に戦争へ行き苦労を体験した人達の手記を紹介したいと思う。多くの体験者達は鬼籍に入り既に私達に語る事は不可能なのだから、責めて残された記録に目を留めて貰いたいと・・・
    
 父の残した「インパール作戦」従軍記 その1 

 第2次世界大戦でビルマ(現ミャンマー)方面で行われたインパール作戦に参加した父が、平成3年にその体験を本に纏めました。今回、こちらのサイトでも公開する事にしました。父の原稿はそのままにしたかったので、明らかに誤字と分る処と句読点以外は修正しませんでした。

 翔んだ青春 −泥んこ人生記−


 はじめに

  翔んだ青春・・・飛んでも無い青春でもあった・・・

 長い人生のホンの一コマではあるが、泥塗(どろまみ)れに為って生死の極限を彷徨(さまよ)い歩いて来た者に取って、これは人生第一部の全巻の様な気がして為ら無い。

       in8-25-10.jpg

           インパールへと続く尾根

  

送料無料 コンパクトローラースタンドLite DOPPELGANGER ドッペルギャンガー DTM127-BR 自転車 トレーニング機器 トレーナー トレナー タイヤドライブ式 自転車の九蔵

価格:18,522円
(2018/8/25 17:15時点)
感想(0件)


 
 昭和14年12月1日 現役兵として高田歩兵第30聯隊留守隊に入隊し、翌年の5月 中支派遣歩兵第58聯隊に転属と為り、支那事変・大東亜戦争と7年間の戦争体験をして来ましたが、その中でも世界戦争史上最も悲惨な作戦と言われたインパール作戦に参加し、無二の戦友を多数失い自らも負傷し敗走と云う悲惨な体験を、言葉だけの語り継ぎでは何時しか忘れ去られてしまう。  
 戦死した戦友は語る事も書く事も出来無い。私達がその代弁をする事が責めてもの亡き戦友への供養に為ると思い、前々から書き貯めて来た原稿を、早く整理したいと思い立ってから既に数十年の歳月が過ぎてしまった。無学な私にはとても無理と思いながらも、今遣ら無ければ後が無いと追い立てられる気持ちで纏めてみました。戦場で散華された戦友のご冥福をお祈りします。

 平成3年2月  関口 榮


 1.上海から南方へ

 中支よさらば

 中支宜昌(せんしょう)の第一線から退り、上海付近に集結し終わったのが、昭和18年1月22日だった。我々鳩班は太山廟に鳩を残して来たのだが、未だ聯隊通信班に所属して居り、和田勇(寺泊)・関口栄(南鯖石)・田中信一(能生谷)・室川・諸橋・村田・吉田・伊藤・藤田等と共にウースンの支那軍兵舎跡に缶詰めされて居り、上海の街が目の前にあるのにナカナカ外出の許可は出無い。
 私達、和田・関口・田中は22次の現役兵補充で戦地3年の最古参兵だった。「俺達は此処から別の船で内地へ帰還するが、お前達は南方行きだ」と凱旋袋を作り毎日初年兵を前にして内地へ帰った時の挨拶の仕方を練習したり、土産には何を持って行くか等専(もっぱ)ら帰る話ばかりだった。

      in8-25-4.gif

  

【72時間限定☆ポイント9倍※25日10時〜】ヤマハ ヘッドレスト付き カジュアル リヤチャイルドシート ヤマハオリジナルカラー / 子乗せ 自転車パーツ【送料無料】【取付発送不可】[PT_UP]

価格:13,932円
(2018/8/25 17:16時点)
感想(3件)


 
 宜昌出発の頃は内地帰還出来るものと信じて居たが、上海に着く頃に為ると可成り情勢は変わって来て居た。1月24日 街には時折粉雪が舞って居た。その寒空の中全員に夏服が支給され私達の内地帰還の夢は完全に消えてしまった。
「本当は俺達も、南方なら一度は行って見たかったんだ」と強がりを言って居るが、シガミ付いている木から無理やり引き落された様なショックだった。責めて一度内地へ帰り両親にこれ迄の苦労を話し、その後なら改めて覚悟は出来て居るのだが。
 
 サテ南方行きと決まれば心を新たにせねば為ら無い。指揮班に交渉して外出が許可され、鳩班全員顔を揃えて上海の街へ繰り出した。これが支那最後の見納めに為るかも知れ無い。
 街は余り綺麗では無いが、一般食堂・料理屋・土産物屋・おでん屋・赤提灯もある。恐らく内地からの出稼ぎ者、と云うより一旗上げる積りで海外へ来て居る人達ばかりで随分景気の良さそうな店が多く、まるで内地へ来て居る様な錯覚を起こす。  
 先ず、腹ごしらえが先だと或る食堂へ入った。丼物・ライスカレー・ラーメン・定食、色々あるが、皆定食を食べる事に為り、出されたご飯の白い事、農家生まれの俺もこんな白いご飯を見た事が無い。初年兵は遠慮無く二膳三膳と食べるが、俺達古年兵はイザと為れば支払いを持って遣らねば為らぬ、と財布の中身が心配に為り我慢した。イザ支払いに為ると全員同じ金額だったのには些か腹の虫が苦笑した。

  

自転車 スタンド 室内 駐輪 自転車ラック 自転車 置き場 自転車スタンド おしゃれ ドッペルギャンガー バイシクルレスト シェルフタイプ dds465-br

価格:15,390円
(2018/8/25 17:16時点)
感想(0件)


 
 街の大通りは何も変わった事は無いが、一歩路地へ踏み込むと何とも薄気味の悪い街だ。通信班の「及川軍曹」は、「先生(シーサン)」「先生」「ジツエン」「ジツエン」と寄って来るので、実印なら持って居るよと云うと「先生」・「ソノジツインチガウヨ」と云う。「この実印で無ければ何だろう」と皆を笑わせて居た。
 兎に角船に乗る事に為ったのだから、色々持って行かねば為らん物が沢山ある。夫々手分けして花札を買う酒も必要だ、と僅か3、4時間の外出であったが最後と為るかも知れ無い上海の街を思う存分楽しんだ。

    in8-25-2.jpg

 乗船

 1月27日 我々を乗せた船は行く先を知らされ無いままウースンを出港した。甲板の上では手に息を吹き掛け、足踏みをし乍ら船倉へと降りて行く。
 私達の乗った輸送船は北海道の石炭を運搬する第三夕張丸と云う5千トンの貨物船だった。「魔の海」と呼ばれる玄海灘に出ると揺れが激しく為り頭上から石炭の粉が降って来る。飯盒は船倉の隅へ行ったり来たり、船に弱い私は完全に酔ってしまった。
 
 漸く船の揺れが収まった頃には台湾高雄の港へ入って居た。甲板へ出て見るとお天気は上々、頬を撫でる潮風は青葉若葉の香りがして23才の心を躍らせる。粉雪の舞って居た上海と、台湾との気候の差は足った一夜にしてこんなにも違うものか。
 船は岩壁から大分離れた港内に停泊して居り、甲板から見下ろすと数隻の手漕ぎの民船が輸送船の回りを行き来して居る。竹竿の先に網を付けて物売りに来て居り、話が纏まると網にお金を入れて物と交換する。
 「バナナ」一篭日本円で5円だと云うので早速皆から集めた5円で「バナナ」一篭買って船倉へ降りる。バナナは青く新鮮で、皆に分配するのが待ち遠しく1本頂戴する。「こりゃあ何じゃあ」皮は堅く中身も渋い。「奴等に騙された」仕方無く船倉の隅に押し遣って置いた。
 その頃より敵の潜水艦出没が激しく為って、高雄での停泊が2・3日伸びる事に為った。高雄を出港してからは海軍の駆逐艦が護送して呉れて心強かったが、何時の間にかその姿も見え無く為った。

  

ドイター スーパーバイク 18EXP(D32114) 【自転車】【バッグ】【バックパック 】【ドイター】

価格:15,660円
(2018/8/25 17:17時点)
感想(5件)




     in8-25-9.jpg

 玄海灘のいたずら

 隣の指揮班では宴会が始まった、我々も潜水艦に遣られる前に上海から持ち込んだ酒を呑むか、と一升瓶を探すが見当ら無い。サテは指揮班の連中に遣られたか。気の所為か俺達を見る目が笑って居る様だ。仕方無いが俺達の酒だと云う証拠がある訳では無い。玄海灘の荒波が一升瓶を指揮班の方へ転がしたのかも知れ無い。
 酒を探して居ると、船倉の隅に放置してあった「バナナ」が柔らかく為って居るのを見つけた。2・3日でこんなに柔らかく為るのなら、無理してアンナ渋いのを食べ無くとも良かったのに・・・

 黒 潮 ?

 赤道近くに為ったのだろうか、海は真っ黒く鏡の様にさざ波ひとつ足って居ない。これが黒潮と云うものかと見惚れて居ると、飛魚が4、5十匹海面から飛び上がり、数十メートル先の海面へ吸い込まれて行った。何事も無い穏やかな航海が続く。

      in8-25-2.jpg

  

送料無料 ミムゴ SWING CHARLIE MG-TRE16SW ロータイプ三輪自転車 スイング機能付 前後カゴ付 ライト付 前輪錠付 フロント・リア16インチ 自転車の九蔵

価格:48,600円
(2018/8/25 17:17時点)
感想(1件)



 昭南島へ(現シンガポール)

 夜空は晴れて南十字星が見える様に為って来た。船内では色々な情報が飛び交ったが、ガタルカナル撤退援護の話も下火に為って何処かへ変ったらしいとの噂が流れ始めた。しかし何処へ行くのかは誰も知ら無かったが、入港した所が昭南島と判ると皆大騒ぎと為り甲板へ飛び出して行った。
 港内には無数の小島があって濃緑の木々の間に綺麗な家が見える。港からの丘は緩やかな傾斜に為って居り、頂上迄南方特有の緑の林の中に、赤・黄・白と原色のトンガリ屋根が所狭しと並んであり、庭には椰子の木も間隔好く植えてある。
 
 初めて見る南国の風景は何と説明して良いやら、お伽の国とはこんな所を言うものか、と、夢見心地に為った。岩壁に着いた船の甲板から「和田 勇」が降りて来て、
「オーイ鍋の尻みたいな顏をした黒ん棒が居るぞー」と言う。
「そんな黒い人間が居る訳が無い」
 と言いながら半信半疑で私も甲板へ上がって見て驚いた。黒いと言うよりまるで黒光りして居り、本当に人間なのかと目を疑った。

 その2につづく

  

トピーク 〜’06 HID用 ライトユニット〔バルブ付〕(TMS-SP60) 【自転車】【ヘッドライト】【ライトスモールパーツ】【トピーク】

価格:27,648円
(2018/8/25 17:18時点)
感想(1件)



  

タクボ 室内自転車ディスプレイ収納用品 ロードバイクスタンド2型(2台用) 送料無料

価格:32,184円
(2018/8/25 17:18時点)
感想(0件)



  

USWE(ユースウィー) AIRBORNE 3 クレイジーイエロー 自転車 バッグ

価格:12,960円
(2018/8/25 17:19時点)
感想(0件)




 自転車 バッグ・・・ 








 



この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7760652
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。