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2021年05月10日

731部隊の「細菌兵器」が原因で 日本軍でも感染症が大流行していた…!




 731部隊の「細菌兵器」が原因で

 日本軍でも 感染症が大流行していた…!


 現代ビジネス 4/17(土) 8:01配信


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               写真 現代ビジネス 4-17-6

 残虐な人体実験を繰り返した事で知られる、日本軍の関東軍防疫給水部本部「731部隊」として有名なこの部隊は、国際法に違反する「細菌兵器」の研究開発を目的として居た。その一部は日中戦争の戦場で実際に使用されたが、実は敵軍だけで無く日本兵にも被害が及んだと云う・・・知られざる中国大陸の実情を、新刊『後期日中戦争』から一部編集の上紹介する。

 兵士を苦しめたコレラ菌


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                Photo by iStock 4-17-7

 酷暑に苦しめられて居た第三師団通信隊では、新たな事態が起きて居た。休息中、歌の上手な近藤君が陽気に「誰か故郷を想わざる」を美声で唱う。突然、近藤君の顔色が変わり、皆が心配して聞くと「下痢また下痢でズボンを履く暇も無い」と云う。
 早速、軍医に診せるとコレラと診断、直ぐ入院させる事に為った。私達は、近藤君がそんな恐ろしい病気に罹って居るとも知らず一緒に食事をして居たのだ。私が近くの民家へ馬糧を探しに行った時、下半身糞だらけの住民がアチコチに寝て居たが、ヤッパリこれが感染したらしい。(「コレラ騒ぎ」『第三師団通信隊誌』所収)  

 コレラとは、コレラ菌に汚染された水や食物を摂取する事で起きる経口感染症のひとつである。1日以内の潜伏期間を経て、下痢を主症状に発症する。重度の場合、大量の排泄による脱水症状・意識の消失・低カリウム血症による痙攣等を起こし、最悪死に至る。 (「コレラとは」「NIID 国立感染症研究所」)
 同隊の前野高広によると「浙贛作戦(せちかんさくせん)に出発前、三種混合の予防接種と種痘を受けた。今度の作戦地は悪疫(あくえき)の流行地とか、厳に注意すべしと云う事だった。注射馴れのした私達兵隊も、この時は未だ一度も経験したことの無い極めて強烈なもので半日の練兵休が与えられた。私は少し発熱した。(三種混合は、コレラ・ペスト・パラチフスだったと思う)」(「雨と兵隊」『第三師団通信隊誌』所収)
 
 コレラの被害は、予防接種を受けられる日本兵は未だしも、戦火により予防接種処か罹患後の治療も真面に受けられ無い現地住民にも容赦無く及んだ。例えば、在杭州日本領事館の田中繁三領事によると、浙贛作戦(せちかんさくせん)期間中の7月26日、杭州北東の浙江省嘉興県(現嘉興市)でコレラを発症した住民が死亡。  
 その後、直ぐ様感染者が400人に達し、その内四分の一の100人が命を落とす。調査の結果、原因は汚染されたクリークの水を飲んだ為であった。(「コレラ発生状況ニ関スル件」「伝染病報告雑纂 中国ノ部(満蒙ヲ除ク)第八巻」)

 日本軍機がペスト菌をばら撒いた


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          Photo by iStock 画像はイメージです 4-17-8

 コレラ以外に、浙江省ではペストも蔓延して居た。ペストはペスト菌によって発症する感染症で、主に保菌主である齧歯類(げっしるい)動物(どうぶつ)の血を吸った蚤によって伝播する。人がペストを発症すると、リンパ節の腫脹・発熱・頭痛・悪寒・倦怠感等全身性の症状が起こる。
 酷い場合は、敗血症や重篤な肺炎を引き起こす(「ペストとは」「NIID 国立感染症研究所」)浙江省では、浙贛作戦が始まる以前の1941年12月に、顧第三戦区司令長官の命を受けて、浙江省政府が各県にペスト拡大防止の対策を緊急に講じるよう通達を発して居た。(浙江省衛生処代電 衛三方字四二九号『中国側史料 中国侵略と七三一部隊の細菌戦』)

 何故、浙江省ではこの時伝染病が流行して居たのか。1941年3月5日、国民政府行政院衛生署は浙江省衛生処長に電文を送り「本署は数回に渉って、敵機が浙江省に襲来し顆粒状物体を散布し、その物体を検査に出しました処ペスト桿菌であったと云う事に関しての報告を受けとりました」(衛生署快郵代電 衛字三〇三〇七号、同右) と、日本軍機によって、ペスト菌が上空から浙江省にバラ撒かれた事を報告している。

 七三一部隊と細菌戦の関係に付いては、経済学者の松村高夫の研究(「731部隊と細菌戦」『三田学会雑誌』第91巻第2号)に詳しい。それによると、1940年、哈爾(ハルピン)郊外の平房(現哈爾濱市平房区)に細菌培養と製造の為の施設が完成。その施設では、各課に分かれて、チフス・コレラ・赤痢・ペスト・結核・炭疽・天然痘など細菌の研究が行われた。
 
 この時、日本軍は中国軍との激しい戦いで、兵器の消耗が深刻化して居り、比較的安価に生産出来、かつ、投下しても容易に隠蔽出来る細菌兵器に着目して居た。そして、中国本土で細菌戦を実施する時の実行部隊として、支那派遣軍に所属する北京の北支那方面軍・南京の中支那派遣軍・広州の南支那方面軍に夫々防疫給水部が設立される。

 ペスト菌弾の恐ろしい「威力」


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    中国ハルビン市に残る、731部隊が使っていた施設[Photo by gettyimages]4-17-9

 七三一部隊が最も実戦に有効であると見做(みな)した細菌兵器がペスト菌弾である。当時世界の生物学界では、ペスト菌を空中から投下しても地上に届く前に死滅してしまう事が常識とされて居た。しかし七三一部隊はこの常識を打ち破り、ペスト菌に感染させた蚤を穀物に混ぜて飛行機から投下する事で、ペスト菌を地上にばら撒くと云う方法を考案したのだ。

 何故、蚤と穀物を混ぜたのか。それは、ペスト菌を保有した蚤が、地上に落ちた穀物を食べに群がったネズミに寄生し、更に、そのネズミを媒介に蚤が人間に伝わり、ペスト菌に感染させるからだ。(『日本陸軍のアジア空襲』) 細菌製造能力は、1ヶ月の間に最大 ペスト菌300キログラム・チフス菌800〜900キログラム・炭疽菌500〜700キログラム・コレラ菌1トンであった。  

 七三一部隊は、1939年5月に満蒙国境で起きたノモンハン事件で、事件発生現場付近の川に腸チフス菌を投入する事に成功すると、1940年以降、中国本土で本格的に細菌戦を実行したのだ。
 細菌がバラ撒かれた場所の中には、浙贛作戦の主戦場であった浙江省も含まれた。尚、1907年10月、第2回万国平和会議で改正成立した「陸戦の法規慣例に関する条約」通称ハーグ陸戦条約では、毒又は毒を施した兵器・不必要な苦痛を与える兵器や投射物・その他物質の使用を禁じている。  

 又、1925年に成立したジュネーヴ議定書では、窒息性ガスと毒性ガス・並びにこれに類する細菌学的手段の戦争での使用を禁止して居た。日本は前者を署名・批准(後者は署名のみ)して居り、これに照らした場合、戦場への細菌散布は条約違反でありかつ戦争犯罪でもあった。  
 
 細菌がバラ撒かれた戦場はどう為ったのか。日本軍の戦争犯罪について数多く研究した森正孝(「七三一部隊と細菌戦」『日本軍の細菌戦・毒ガス戦』所収) によると、1940年8月5日、哈爾濱から派遣された細菌戦専門の奈良部隊(部隊名は七三一部隊の飯田奈良一庶務課主任の名前が由来)が、中支那派遣軍の防疫給水部・通称栄一六四四部隊と合流し翌6日杭州へ到着した。
 そして、攻撃目標を浙江省の寧波・衢州・金華・玉山・温州・台州・麗水とし、10月7日迄に計6回の細菌戦を行ったと云う。この攻撃で使用された細菌は、コレラ・チフス・ペストで、特にペストは衢州で翌1941年迄流行し、274人の死者を出している。

 この他、寧波や金華・義烏等でもペストの感染が広がった。即ち、浙贛作戦で日本軍を苦しめた細菌は、ソモソモ日本軍が撒いたものであり、予防接種を受け無ければ戦場で細菌に感染する恐れがあると云う「日本兵のこの“苦しみ”は自業自得であった」(同上)  

 大本営は、自らが広めた細菌で作戦部隊に被害が及んだ事を憂慮し、これ迄の細菌戦の方法を見直す事を決める。そして、議論の結果、作戦部隊が占領地から退く時に、無住地帯と為った場所に細菌を散布し、そこに戻って来た現地住民や中国兵に感染させる作戦に変更した。

 広中 一成 近現代史研究者



 〜管理人のひとこと〜

 戦争とは、普通に人間を狂気にさせる。それは「我が国の為、戦争に勝利する為」との美名のもとに、全ての行為が正しい事として認められてしまうからだ。ナチスのユダヤ人虐殺にしても、偉大なドイツ民族に汚れたユダヤの血を混ぜては為らない、世界に蔓延する共産思想を培養するユダヤ民族を抹殺しなければ為らない・・・と、真剣に考えたからに他ならない・・・全てが己の正義の為なのだ。
 国家主義・全体主義・絶対主義・・・と色々な云われ方をするが、全ては我が民族・我が国家・自分自身と周りの全ての為の利益を最優先し、それに反する全てを攻撃し反発されると暴力を加える・・・それが、戦争の正義なのだ。幾ら多くの人間を殺傷したか・・・それが最大に評価される・・・前アメリカ大統領トランプ氏の行動と全く同じだろう。
 全ての戦争は、我が国・我が民族を守る・自衛の考えから出発する。初めから他国を侵略する考えを以て戦争を始める国は皆無だ。前提として敵国が存在し、彼らが何やら怪しげな言動を発することで「自衛」の基に直接的暴力が開始されるのだ。
 この問題に飽きては為らない、何度も何度もシツコイ位に反復し思い返しては考えることを習慣としなければ直ぐに第二第三のトランプ氏が登場し国民から大喝采で迎えられてしまうのだ。細菌部隊・731部隊の話も忘れた頃に思い出さなければ為らない。

                   以上














 
 

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