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2020年05月02日

コロナ感染爆発は必然?日本の常識で照らすと見え無い アメリカの悲惨な現状とは




 コロナ感染爆発は必然? 

 日本の常識で照らすと見え無い アメリカの悲惨な現状とは
 

              〜〈dot.〉AERA dot. 5/1(金) 17:00配信〜

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 アメリカ社会は10の地域に分けられる 夫々の地域の特徴を見れば アメリカ社会が見えて来る『地図で読むアメリカ』より

 〜現在、アメリカは世界一のコロナ感染大国と為って居る。日本から見ると、都市部は完全にロックダウンして居る様に見えるアメリカで、どうして日本より急速で大規模な感染爆発が起きて居るのか不思議に思う人が多いだろう。
 その理由に付いて『地図で読むアメリカ』の著者で、アメリカ社会の歴史と文化に詳しい早稲田大学名誉教授のジェームス・M・バーダマン氏が語って呉れた。日本社会の常識に照らしてアメリカを見ると、事実を見誤ってしまう可能性が有る。アメリカ社会は、ソモソモの前提が日本とは全く違うからである〜


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 「ロックダウン何て辞めて呉れよ。俺は散髪がしたいんだよ」とニューヨークの白人男性が不満を言う。「私達には、公共のビーチで日光浴をし、子供達やペットに砂遊びをさせる権利が有る」とカリフォルニアやフロリダの住民は訴える。
 彼等は3つの密(アメリカではClose Contact・ Close Space・ Close Conversation)の危険性を理解して居無いのだろうか?一方、ミシガン州では、経済活動再開を求めて地元住民が州政府にデモを行った・・・早期の経済活動再開をしたいトランプ陣営が仕掛けたと云う報道もあるが。彼等は矢張りコロナウイルスを軽んじ過ぎて居ると考える事も出来るが、一方で働か無いと家族を養え無いと云う事実もある。

 こう云ったアメリカの報道を観て、日本と重ねて見てしまう人も居るだろう。巣鴨の地蔵通りで「年寄りだから体を動かさ無い事にはネエ」と言って居る老人や、自粛要請が出た都内から、未だ自粛要請が出て居ない近郊県のパチンコ店に遠征に行く人々のコメント・少しでも生活の足しに為ればと居酒屋を開いて居る店主の話等である。
 アメリカの状況を伝える報道を、日本社会に育ち日本社会で暮らして居る感覚で理解しようとすると、画面に映って居ないその奥に広がる現実を見過ごしてしまうだろう。

 日本とアメリカでは、前提と為る社会事情が全く異なる。先ず第一に、アメリカには日本の様な国民健康保険が無い。勿論、アメリカでも健康保険に加入出来て居る会社員は多い。しかし、パートワーカーや非正規雇用労働者・フリーランサーの少なく無い人数が健康保険に未加入だ・・・アメリカ先住民・ヒスパニック系は30パーセント以上、アフリカ系・・・以後、黒人と表記するは、18パーセントが未加入である。白人でも13パーセントの未加入者が居る。
 医療保険が無いと、病院に懸かるのはとても高額に為る。その様な人々はどうしようも無く為る迄医者には懸かろうとしない。ソコでコロナ感染者の早期治療の機会は失われ重症化してしまう道を辿り易い。しかも、彼等は倒れる寸前迄働きウイルスを拡散してしまう。

 第二に、アメリカでは体調不良を理由に仕事を休む行為は、生活を危険に晒す事に為り兼ね無い。労働者は仕事を休むと解雇されるのでは無いかと云う恐れを常に抱えて居る。10人の労働力を必要とする雇用主が「休んだ1人を違う誰か1人に永遠に入れ替えてしまう」殊は、日本よりズッと簡単に起きるのだ。だから労働者は、咳が有っても熱が有っても吐き気がしても仕事を休みたがら無い。
 又、日雇いや期間払いの労働者も多い。これは都市部に限った事では無く、今ならトマト・豆・ジャガイモと云った夏野菜の収穫に募集される労働者もそうだ。彼等は、その日その日の稼ぎを糧として生きて居る。そのような仕事では、密集して働く事も多く、提供される食事も簡素な事が多い。労働環境は良いとは言え無い。しかし、それ以外に仕事が無い彼等は、体調不良でも働く事を選ぶ。

 第三に、忘れては為ら無いのが、アメリカは移民大国であると云う事だ。移民労働者の中には、違法状態で働いて居る者も少なく無い。彼等の後ろには、祖国で彼等からの支援を待って居る家族が居る。だから彼等は、警察・役所は勿論、病院にも行きたがら無い。公的な場所に行くと捕まってしまう恐れが有るからだ。
 そして第四に人種差別或いは人種格差と云う大きな問題が有る。コロナウイルスでは、黒人とヒスパニック系アメリカ人がより苦しめられて居ると云う報告が有る。実際、アメリカの人口の13パーセントで有る黒人が、コロナ感染者の30パーセントを占めると云う報告が在った。

 ピュー研究センターに依ると、コロナウイルスへの感染を恐れて居る人の割合は、白人で18パーセント・黒人で31パーセントと云う事である。その理由は、黒人の27パーセントが、コロナで入院したり亡く為ったりして居る身近な人が居る為だと云う。ソモソモ、何故白人よりも黒人やヒスパニックに感染者が多いのか?
 彼等が、サービス産業・物流・配送・ホテルのメイド・清掃員・スーパーのレジ打ち等、常に接触に晒されて居る職業に多く就いて居るからだ。例えばニューヨーク公共交通の労働者・・・バスの運転手・地下鉄職員等の60パーセントは、黒人とヒスパニックである。それ等の仕事は、リモートワーク出来無い最前線の仕事である。

 そして、黒人社会に連綿と続く負の継承が有る事も否定出来無い。貧困・不衛生な住環境・ジャンクフード中心の食生活等である。通勤にも長い時間が掛かり、パートワークの掛け持ちをする人も多い。疲れ果てて家に帰り、1日の終わりに健康的な食事を作る時間も余裕も無い。感染症が流行して居るからと云って、狭い住居スペースでは個人が家族と距離を保てるスペース等無いのだ。
 アメリカ疾病予防管理センターに依ると、ウイルス問題が無い平時に於いてさえ、黒人は白人よりも50パーセント以上心臓病に為り易く、40パーセント以上若くして亡く為り易いと云う。

 ネイティブアメリカン保留地に暮らすナバホ族は、慢性的に水不足の問題を抱えて居る。水道も電気も通って居ない手洗いさえ出来無い世帯も在る。近くに病院も無く、緊急時には救急車で保留地の外の病院に搬送される。仕事も保留地の外に行き、ソコでコロナに感染すると家に持ち帰って感染が蔓延する事に為る。この様な状況は、程度の違いは有れ、黒人やヒスパニックも同じである。
 アメリカに根強く残って居る差別意識からのストレスや、上に示した様な様々な要因が複合的に重なり、白人よりも黒人やヒスパニックの人達がコロナに感染し重篤化して居るのである。

 アメリカ社会に於いて、コロナウイルスは、誰にでも等しく降り掛かるイコライザーでは無い。残念ながら、コロナウイルスは社会の弱い部分から広がり人種や階層の格差を拡大させて居る。勿論日本社会にも格差は存在する。だが、アメリカのそれとは程度が違う。今から、そしてコレからも、日本に於ける格差が増幅し無い事を心から願って居る。私はコレからも日本で暮らしたいと心から願って居る。

     
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 早稲田大学名誉教授 ジェームス・M・バーダマン 1947年 アメリカ・テネシー州生まれ プリンストン神学校教育専攻 修士 ハワイ大学大学院アジア研究専攻 修士 早稲田大名誉教授 専門はアメリカ文化史 特にアメリカ南部の文化 アメリカ黒人の文化

                   以上

















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