2020年02月05日
「首相はもう、詰んでいる」立憲民主・福山幹事長が突く
「首相はもう、詰んでいる」 立憲民主・福山幹事長が突く
「秘孔」は桜を見る会の前夜祭だ!
〜〈AERA〉AERA dot. 2/5(水) 7:00配信〜
インタビューに答える福山哲郎・立憲民主党幹事長。「桜を見る会」の問題は、立憲主義を破壊し続けて来た安倍長期政権の醜態そのものだと批判する 2020年1月30日撮影 写真部・小黒冴夏
「桜を見る会」IRを巡る汚職事件、相次ぐ閣僚辞任・・・長期政権をどう追及するのか。AERA 2020年2月10日号では、野党第1党の大番頭である福山哲郎・立憲民主党幹事長に通常国会の戦略を聞いた。
・・・「桜を見る会」の問題への野党の追及は、通常国会でも続いて居ます。安倍首相の答弁をどう見て居ますか。
実は昨年も、私は同じ言葉を使って安倍首相を質しました。その言葉は「否認」です。ココで言う否認とは「不快な事実に直面した際に、圧倒的な証拠があるにも関わらず、それが真実だと認めず拒否する事」だと考えて居ます。
桜を見る会の疑惑に対する安倍首相の姿勢は否認そのもの。そして、コノ否認の姿勢は森友・加計疑惑の頃から悪い意味で一貫して居ます。通常国会が開く前、私は多くのメディアの方から「桜を見る会は追及されるのですか?」と質問を受けました。しかし、実際には追及も何も、ホボこの問題は「詰んで居る」と私は考えて居ます。
何故為らば、桜を見る会の問題は、既に明々白々だからです。予算が年々膨張して居るにも関わらず、その事実を隠し、毎年の予算は同額計上する等不適切な会計処理をした事。招待者名簿の扱いを含め、文書管理に違法な手続き・処理が行われ、不可解な保存期間の設定や招待者名簿をシュレッダーに掛けた事。
又、安倍首相が公的行事を私物化し、前夜祭における公職選挙法違反や買収罪の懸念・政治資金規正法違反の疑い等、安倍首相自身に違法行為の疑いが掛けられて居る事は、これ迄の報道を見ても十分に明らかです。国会で安倍首相は「真摯に対応する」と繰り返し述べて居ますが、それで納得して居る人は殆ど居ないのが現状ではないでしょうか。
・・・世論調査でも、およそ7割の国民が安倍首相の説明に納得して居ないと回答して居ます。
安倍首相が桜を見る会を私物化して、後援会の関係者や選挙区の有権者を呼んで、飲食を振る舞ったのではないか。多くの国民がそう思って居るし、私達も濃厚な疑いを抱いて居ます。この疑惑に対する挙証責任は安倍首相本人にあります。
首相が潔白を証明したいのであれば、証明して呉れれば云い。只、これ迄の答弁は証明に為って居ないと云うだけです。
私達は桜を見る会の本丸は、その前日に行われた「前夜祭」だと思って居ます。安倍首相の説明では、5千円の領収書をホテル側から参加者に渡したそうですが、未だに、何処を探しても、その領収書は現認されて居ません。私は代表質問の冒頭で安倍首相に対し、本当に領収書がある為らば、安倍事務所が相当数の領収書を後援会から回収して、国会に提出する様に求めました。簡単な事です。
この領収書は首相の潔白を証明するものですから。しかし、再調査はしないと安倍首相は明言。である為らば、我々も追及をし続けるしかありません。
・・・安倍首相は潔白の証明に為る前夜祭の明細に付いて、ホテル側の言葉を引いて「営業の秘密に関わる事から公開を前提とした資料提供に応じかねる」と弁明して居ます。
公開出来無いのであれば、国会の秘密会で遣れば好いんです。憲法57条で「出席議員の3分の2以上の多数で議決した時は、秘密会を開く事が出来る」とあります。これを使えば、明細書を公開する必要は無い。
民主党政権時、尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件の時、国家機密だった海上保安庁の動画を、秘密会で国会議員にだけ見せた事がありました。出来るんです。遣ろうと思えば。
これに加えて、安倍首相が「廃棄した」と繰り返して居る、桜を見る会の招待者名簿を包み隠さず開示すれば、直ぐにでも全容解明は可能と為り、この様な国会審議をする必要が無く為ります。潔白なのであればどれも簡単な事ではないでしょうか?
・・・与党やその支持者からは、国会で桜を見る会等の詰まら無い問題ばかり遣るなと云う声もあります。
私達も桜を見る会を殊更に遣りたい訳ではありません。しかし、議院内閣制の日本において、与党と内閣が一体化して居るからコソ、国会の行政監視機能として野党の果たす役割は重要です。野党が全容解明に全力を尽くさ無ければ、安倍政権下で破壊された日本の議会制民主主義や文書管理・国会の行政監視機能を取り戻す事は出来ません。
だからコソ、今の政権の在り方、そして国会の状態が異常である事を、国民の多くの皆さんに知って貰いたい。安倍政権の異常さを象徴的に顕在化したのが桜を見る会なんです。
政治のトップ、そして、官僚が平気で嘘の答弁をしたり、自分達に都合好く文書を改竄したりすれば国民は何を信じて云いのか分から無く為ります。ですから、この現状に対して有権者はモッと怒っても好いのではないでしょうか。
編集部・中原一歩 ※AERA 2020年2月10日号より抜粋 以上
安倍首相の野望を幻に終わらせた側近の一言
〜〈AERA〉AERA dot. 駒木明義 2016.12.20 〜
首脳会談の冒頭、握手を交わすロシアのプーチン大統領と安倍晋三首相。首相の地元で行われた初日の会談は、夕食を囲みながらも続き、計約5時間に渉った 12月15日 山口県長門市(c)朝日新聞社
故郷の山口県長門市にプーチン大統領を迎え「新しいアプローチ」で北方領土問題の突破口を開く・・・こんな安倍首相の野望は幻に終わった様だ。会談初日と為った12月15日の舞台は、天皇・皇后両陛下も宿泊されたと云う由緒ある長門市の温泉旅館「大谷山荘」だ。
だが期待が盛り上がる暇も無く、プーチン大統領に同行したロシア側要人から、日本の期待に冷や水を浴びせる様な身も蓋も無い発言が相次いだ。
ペスコフ大統領報道官は「北方四島の主権の問題は全く持ち出されて居ない。ロシアに主権がある事に疑問の余地は無い」と断言した。
ペスコフ氏はこの時点で、両首脳が通訳だけを介した2人だけの会談で何を話し合ったか、全てを知って居た訳では無いだろう。だが彼は、プーチン氏の側近で、大統領の意図を誤解が無い様にロシアメディアに発信するのが役割だ。「日本と領土問題は議論しない」と云うロシア側の姿勢がハッキリと伝わって来る発言だった。
一時は高まった期待
「今度コソ北方領土問題が動き出すのでは」日本でそんな期待が膨らんだのは、5月に安倍晋三首相がソチで行ったプーチン氏との首脳会談が切っ掛けだった。会談後、安倍首相は「停滞を打破する突破口を開く手応えを得られた。今迄の発想に囚われ無い新しいアプローチで交渉を進めて行く」と、高揚した様子で語った。
しかし、11月19日に異変が明らかに為る。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれたペルーのリマ。プーチン氏との会談後、記者団の前に現れた安倍首相の表情は呆然として居る様に見えた。時折言葉を詰まらせながら「そう簡単な課題では無い」「一歩一歩進めて行く」と、繰り返したのだった。
首相の言葉「知ら無い」
この翌日、筆者は記者会見でプーチン氏に質問した。「大統領はドンなアプローチを新しいと考えるのか。貴方に取って古いアプローチとは何か」これに対してプーチン氏はニヤリと笑って「何が古いアプローチで何が新しいか、私は知ら無い」安倍首相の言う「新しいアプローチ」等意に介さ無いと云った風情だった。
12月7日、読売新聞と日本テレビのインタビューに応じたプーチン氏は「日本の友人達が、1956年に署名され、歯舞・色丹の2島引き渡しに付いて書かれて居る日ソ共同宣言の枠組みの中に留まって居るとは言え無い」と語った。安倍首相が依然として4島を求めて居り、それでは話し合いに応じられ無い・・・と云う考えを示唆して居ると言って好いだろう。
プーチン氏が態度を急に硬化させたのは明らかだ。その切っ掛けに為ったと見られるのが、11月上旬に訪ロした谷内正太郎・国家安全保障局長の発言だ。複数の関係者によると、ロシア側から、将来日本に歯舞・色丹を引き渡した場合「米軍が基地を置くか」と聞かれて「可能性はある」と答えたと云う。
これは、プーチン氏に取っては全く容認出来ない見解だ。ロシアが渡した領土に米軍が基地など置こうものなら、プーチン氏のメンツは丸潰れだ。
プーチン氏は大統領に就任直後、2000年9月に訪日した際、当時の森喜朗首相にも米軍基地が置かれる可能性に付いて尋ねて居る。それ程気に為る問題なのだ。ちなみに、この時森氏は「そんな事は絶対に無いよ」と答えて居た。
プーチン氏は12月16日の共同記者会見で日米安保条約に言及して、ロシア極東の海軍基地の能力に及ぼす影響を懸念して居ると云う考えを表明した。
安倍首相に取って今回首脳会談の唯一の「成果」らしきものは、北方領土での「共同経済活動」の実現に向けた協議を両国で始めると云うプーチン氏との合意だ。だが、ドチラの国の法律を適用するかを巡って、両国は議論の入り口で対立して居り前途は多難だ。
朝日新聞モスクワ支局長・駒木明義 ※AERA 2016年12月26日号 以上
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