2020年01月27日
山本太郎都知事はあるか? 東京都長期ビジョンを読み解く!
山本太郎都知事はあるか? 東京都長期ビジョンを読み解く!
〜Japan In-depth 1/27(月) 8:44配信〜
【まとめ】
⊡ 東京都知事選で立憲民主党が山本太郎氏擁立検討の報道
⊡ 高い対話能力、群衆に入る政治姿勢は評価 一部政策は疑問
⊡ 山本氏出馬なら面白い 自民が独自候補擁立なら氏の当選も
山本氏は参院選落選後も全国で遊説をして居る(2019年10月26日 福岡・博多駅前)
立憲民主党が山本太郎さんを東京都知事選の「野党統一候補として擁立すべく検討を始めた」と云うニュースが流れた。山本さん自身も「選択肢としては排除しない」と言って居るそうだし、過去には「れいわ新選組として、絡んで行きたい」との発言もあったそう。サテどうなるか。
この連載では前回、東京都知事選挙を占ったが、小池再選と云う結論。しかし、山本太郎さんが出馬すると大きく構図は変わる。その可能性を含めて、今回は山本太郎さんに付いて書きたいと思う。
山本太郎さんの政治活動と政治的スタンス
山本さんの経歴を振り返ってみよう。1974年兵庫県生まれ。元俳優。日本テレビの「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」で一躍注目を浴び、「代打教師 秋葉、真剣です!」で映画デビュー。その後も「ふたりっ子」「バトル・ロワイアル」「難波金融伝 ミナミの帝王」「新選組!」等で熱演。
東日本大震災を受けて反原発運動に参加。メディアから干された状態に為り、政治活動家に。2012年の衆院選で落選、2013年の参院選で当選した。反原発やその発言で注目を浴びる。「れいわ新選組」を立ち上げる。現在は党の代表。
参議院議員の任期を終えた後は、全国でのキャラバンを行って居る。彼の強みは、コミュニケーション能力の高さである。
第一に、凄いのはその対話能力である。双方向のコミュニケーションが確り出来ている。言葉の使い方、動作・振る舞いが上手い等の高いプレゼンテーション能力は彼の経歴から言って当然の事ではあるが、注目すべきなのは、対話能力を支えるその姿勢である。
相手の聞きたい事に対して確り答える。判ら無い事は判ら無いと言う。反対意見にもジックリ耳を傾ける。多くの政治家が出来て居ない(出来るのだが、自分に取って大事な人相手にしか遣ら無い事が多い)こうした基本的な事が山本さんは出来ている。
特にネガティブな意見に晒されても丁寧に答える。彼の動画を見れば判るが、煽る人、話を遮る人等のメンドクサイ有権者相手にも丁寧に対応して居る様が分かる。相手の意見には、意見や立場の違いがあっても尊重した上で反論して居る。
第二に、有権者・主権者に懸命に情熱的に語り掛ける処。相手の苦しい状況や困り事、悩みに耳を傾け、その悩みの解決策(の様なもの)の必要性を訴える。その眼差しは何時も真剣である。
相手の話を聞く態度、巧みな話術、プレゼン能力、主張、ベースにある有権者・主権者への敬意・・・こうした日本の伝統的な政治家には有るまじき態度が、人々の熱狂を呼び込むのは当然の事である。
山本さんの政策は?
山本さんが訴えて来た、具体的な主な政策は以下の通り。
⊡ 消費税廃止
⊡ 奨学金チャラ、安い家賃で住める公的住宅を拡充
⊡ 最低賃金1500円に(中小零細企業に影響がない様に、不足分は国が補填)
⊡ 保育、介護、障害者介助、事故原発作業員など公務員化
⊡ 規制緩和・規制改革に反対
⊡ ベーシックインカム
⊡ 指定管理制度や規制改革に反対 【参考】れいわ新選組HP
雇用重視、再配分、国民の安心を担保する政策である。こうした政策が公約や都政に反映される事に為るだろう。東京都では、美濃部都政等過去にはリベラルな政策で、日本の政策を変える迄先進的な役割を担った事もあった。その再来を期待出来るかも知れない。只、個人的には、疑問は2つ。
第一に、MMT理論を下にした経済政策を信じて居る事。彼の政策アドバイザーを務める松尾匡氏(立命館大学経済学部教授)が主張して居る「通貨発行権の有る政府はデフォルトしないから、通貨を刷り捲くって財政出動すればインフレは来ない」と云う反緊縮政策をベースにして居る事だ。
この経済政策を行ったら、日本財政が今以上に更に厳しく為り、日本円の価値が棄損されて、何処かの国みたいにドルを使う様に為る、と云う未来が予測されるに決まってるのにだ。
第二に「〇〇が悪い」的な過激な意見が多い事。組織が一体と為って悪いとかは知的とは言え無い。社会は複雑だし、これ等は構造的な問題であるのに、物事を単純化し過ぎる嫌いがある。
本物のリーダーなのかどうか?
山本太郎さんは、政治活動に参入して以来、可成りのバッシングを受けて来た。しかし、地道な活動を通して、誤解や不信、穿(うが)った見方を取り除いて来た。未だ「ポピュリズム」「大衆煽動」と云う批判を受けてしまう事もあるが、その主張はどうであれ「政治家として有るべき態度」を行動として示して来た事は確かである。
ここ迄民衆に語り掛け、フラットな立場で触れ合う政治家は居ただろうか。全国津々浦々に出掛け、群衆の中に入って対話する政治家は居ただろうか。私の知る限り、田中康夫さん位しか思い浮かば無い。多くの政治家はこうした事は出来ないだろう。自分が好きな、居心地の好い支持者以外の相手、彼等・彼女等に取ってストレンジャーと話をするのは大変だし勇気の居る事なのだ。
因みに、私は大好きな小池都知事と対話したいと東京都庁に好く行くが、この3年、お話させて頂く機会すら与えられた事は無い。山本太郎氏が立候補すれば、面白い選挙に為る。自民党が独自候補を擁立し、小池氏との三つ巴と為れば、山本氏は確実に当選するだろう。
以上
正しい都知事候補の選び方 その選定基準
東京都長期ビジョンを読み解く!【特別編】
〜西村健 NPO法人日本公共利益研究所代表 「西村健の地方自治ウォッチング」〜
西村健 NPO法人日本公共利益研究所代表
舛添東京都知事の辞職を受け、東京都知事選挙が告示された。多くの方が立候補されたこの選挙。自民党内の争いやタレント議員の巧みな発言等、メディアの報道だけ見て居るだけだと全体構造が見え無く為り、訳が分から無く為るので、正しい候補者を選ぶ為のガイドを提示したいと思う。
先ず今回の候補者選出過程に対して触れて置きたい。残念ながら資格や能力も十分満たす都内の首長・都議会議員と云った専門家から名前が出て来なく、著名人の方々が出馬する事態と為った。確かに、選挙区としては非常に大きいので知名度が鍵に為る事は確か。
只、この事実に私は可成りの危機感を感じる。都民の関心の低さか「勝てる候補を」と云う政党の利益に目が眩んだのか、少し都民をバカにした態度か、メディアがこれ迄都政に関心を喚起し無かったツケか、既得権益の構造を守りたかったのか・・・原因は判ら無い。だからコソ、都政とは何か・都知事に何を求めるのかが考える必要がある。
大きく分けて、実績(予想とこれ迄の経歴からの類推)能力、政治状況が判断する要素である(*の印がつくのは可能性や期待度で考えるしか無い)
1 問われる実績
(1) 政策や課題における成果*
・都民の幸福度・満足度の向上*
・問題の解決度合*
・重点政策の成果*
・各種指標の変動(外部要因が強い政策・課題を除く)
(2) 東京都長期ビジョン、地方創生戦略における各種項目
・東京都長期ビジョンの各政策分野に対する方向性・目標
・各政策分野に対する課題認識
・提案した政策による課題解決の度合*
(3) 過去の行政実績・リーダーシップ実績
・行政機関での実績(経営・マネジメント、成果創出、発信など)
・企業・NPO・専門組織での実績(経営・マネジメント、成果創出、発信など)
2 問われる資質・能力
(1) 基礎能力
・情報発信力
・現状分析力・判断力
・政策理解力
・コミュニケーション能力・説得力
・リーダーシップ
・マネジメント力
(2) 態度・姿勢
・規律・法令順守
・積極性・粘り強さ
・協調性
・威厳
・人間としての信頼性(行動、言動、振る舞い)
・他人への敬意、リスペクト
3 政治・利害関係面
(1) 支援団体
・支援団体名、そことの結びつき度合い
・支援団体の受益の度合い
・支援団体による影響を受ける度合
(2) 政党との関係
・政党が掲げる政策との親和性
・政党の力を借りることによる政策実行可能性
・政府や党の中央からの指示や命令への従属度・自立性
(3) 政治資金
・政治資金の法的な適正さ
・政治資金の使い道・用途の適切さ
上記は、政治家を余りにも政治やイメージで選んでないか?と云う政治家選出プロセスに対する問題提起である。これらの視点で、ABCDEと云う基準で選ぶ方法、点数を着ける方法、総合点方式等で「都知事にふさわしいか」評価してみてはいかがだろう。夫々の配点は自由に設定すると面白い。
夫々が価値観や自分の政策志向に従って考えてみて、周りと話し合う事が東京都政再生の第一歩ではないか。
以上
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小池再選は固いが、波乱も 【2020年を占う・都政】
〜西村健 NPO法人日本公共利益研究所代表 「西村健の地方自治ウォッチング」〜
【まとめ】
・五輪・パラリンピックの後の経済状況が懸念される。
・都知事選で小池氏が立候補すれば、再選は堅い。
・政党や知名度だけで無く経歴や実績に議論が及ぶ選挙にしたい。
2020年を占う、この企画。2020年の東京は東京五輪・パラリンピックの開催がある事に尽きるだろう、好い意味であれ悪い意味であれレガシーに為る。五輪・パラリンピックはそれでそれ為りに成功するだろうが、恐ろしいのはその後の経済状況などである。
2019を振り返る
先ずは恒例のネタ。東京の兄が、2019年の流行語を交えながら、先ず2019年を振り返ろう。
1月 出国時に1人1000円を課す「国際観光旅客税」がスタート。増大するインバウンドに対応したものだが、オーバーツーリズムに苦しむ自治体も。
2月 米朝首脳会談、残念ながら決裂。韓国の文在寅さんが笑わ無い男に。
3月 ゴーンさんの保釈、作業着への変装が話題に。野球のイチローさんが引退、会見では「後悔など有ろう筈が無い」発言。
4月 新元号が「令和」に決まる。有能な番頭さんであった筈の菅さんが「令和おじさん」としてキャラ化・人気急上昇。池袋で高齢ドライバーである飯塚幸三さんの暴走が引き起こす凄惨な事件発生。容疑者扱いされ無いママで「上級国民」は逮捕され無い?で世論沸騰。けれども、免許返納する高齢者は増加。
5月 令和の時代に。丸山穂高さんが戦争発言で所属政党から除名される。しかし、その自由な発言で「NHKをぶっ壊す」党に参画「無敵の人」活動を開始!
6月 G20大阪サミット開催。グレタさんの問題提起は余り受け入れられず。
7月 イリエコネクションを発端とした芸人の闇営業問題で大騒動。参議院議員選挙は関心薄く「松本 動きます」が、有権者は動かず。
8月 「ホワイト国」のリストから韓国を除外し日韓関係悪化。セクシー小泉進次郎氏と滝川クリステルさん結婚したがポエムは発表されず。高速道路を股に賭けた「煽り運転の申し子」が大ニュースに。「エグザイルの41軍」にでも居そうな男性とガラケー女と一緒に逮捕される。原宿に「東京タピオカランド」がオープンしたが、原宿周辺はタピオカごみ問題も。タピるのも好い加減にして欲しい。
9月 香港で反政府抗議デモ、海外ではウイグル人への対応で中国の人権問題が問題に。日本では#KuTooと為ら無いが、新幹線での靴を脱ぐか問題がネット世論沸騰。
10月 消費税増税、軽減税率は騒がれず。◯◯ペイでキャッシュレス経済も拡大。ラグビーW杯で8強入り、俄かファン含めたONE TEAMで日本が熱狂!ジャッカル!「(英語民間試験は)自分の身の丈に合わせて頑張って貰えば」と身の丈発言が大騒動に為り、大学入学共通テストでの英語民間試験導入が延期に。
11月 ジャパンライフの人や「反社」迄来て居た「桜を見る会」を政府は来年度中止に。シュレッダーが大勝利(笑)「別に」の女優がお薬問題で捕まる。
12月 #忘年会スルーが話題に。若者はミルクボーイのコーンフレークの漫才でも見ていたいらしい。ゴーン被告がレバノンにゴーン。タピるで騒動に為った女性タレントが離婚、チョリース!
時を戻そう。嫌、東京に戻そう。東京ではと言うと、札幌への五輪マラソンコースが移される問題で小池都知事が張り切った位しか、都政ではこれと云った話題は無かった。東京では、11月に「渋谷スクランブルスクエア」が開業する等、再開発の動きは止まら無い。そんな2019年であった。
都知事選、各党の状況は
先ずは東京都知事選挙であろう。小池さんの再選はどう為るかである。今の処、小池都知事自体は明確には明らかにして居ない。
都議会自民党は「都政を混乱させた」と云う意味不明な主張で批判を強めて居るが、二階幹事長が、立候補すれば小池知事を支援する考えを示して居て、更に安倍首相は「(小池さんには)勝て無いよね」と云う話を発したと言われて居る。公明党は山口代表が再選容認を示唆したとも言われて居る。立憲民主党は、小池さんが希望の党設立に至った件で「ケジメを着けさせ無ければ為ら無い」との声・・・・こう為ると小池再選は手堅い処だろう。「れいわ新選組」の動きに期待したい。
専門家はどう見ているか?
選挙の専門家の2人に聞いてみた。ネット選挙やネットでのコミュニケーションの専門家の高橋「ヨロン」茂氏に聞いた。
【出典】高橋氏(本人提供)
「今のママだと、小池さんが順当に勝つでしょうけど、オリンピックがどの様に開催されるかによって情勢は変わるかも知れません。開催出来ないことも含めて、後は衆院選と同時選挙があるかどうか。勝てるとしたら蓮舫さん位かな。都知事は知名度と「華」が必要です」
とのこと。確かに五輪前後でひと山ありそうだ。更に、テレビでも有名な選挙コンサルタントの松田馨氏に聞いた。
「基本的に首長選挙における2期目の選挙は、3期目4期目に比べて再選率が高い。昨年10月下旬に行われたJX通信社の世論調査でも小池知事の支持率は53.6%と過半数を超えて居る事から、小池知事が二期目に立候補すれば当選の可能性は高いと考える。
立憲民主党等の野党が統一候補を擁立する動きも報道されて居るが、仮に擁立出来た場合は自民党都連の候補と2人で小池批判票が割れる事に為り、小池都知事が漁夫の利を得る事に為るだろう。現職有利を覆す為には、都民の7割以上がその人物を知って居る様な圧倒的知名度が条件に為る。その上で、無党派層から自民党・野党の一部からも好感を持たれて居る様な人物であれば闘えるのではないか」との事。
【出典】松田氏(本人提供)
2人の著名な選挙プランナーが言う様な面白くも無い情勢が予想され、しかもそう為りそうである。過去の都知事達が(都政の反省も無く)テレビで発言して居て、都民も悲しく為って居る様に、著名人であることタレント性がどうしても必要に為ってしまう。私は都議会議員や東京都内の首長で都知事に相応しい人物を多く知って居るが、行政経営の論理よりも選挙の論理が優先してしまう。悲しい現実である。
お寒い令和の東京都知事選挙
小池都政に付いてはココでも書いて来たが「以前の石原都政、猪瀬都政、舛添都政よりは未だ増し」と評価する面もある。しかし、
・東京五輪のSDGsや環境問題、レガシーには程遠い
・満員電車ゼロなどの主張はドッカに行ってしまった
・政策過程はブラックボックスのママ
である。それ為りに新しい事目立つ事には熱心であり、一寸「何か時代に合った新しい事をして居る」と云うムードを作るのは小池都知事はとても上手い。しかし、令和に為っても、政党中心・知名度中心・票獲得中心思考の選挙候補者選びである。そこではこれ迄の経歴や実績も人物としての妥当性には議論が及ば無い。野党も与党も相変わらずである。
・選挙に勝つ為には知名度が必要⇒著名人・タレントが都知事に為る
・メディアが争点を提起できない⇒政争でしか選挙が盛り上がら無い
・政策議論よりも自分達の利権重視⇒首都東京都の先進的な政策は出来ない
・おカネ面は比較的豊か⇒都民はそんなに困っては居ない⇒厳しい喧々諤々の政策議論が進ま無い⇒無駄な事業が増える
この構造を変える時代がもうソコ迄来ている。「うるさい!」って。確かにお前よりは煩い。もう誰かの所為にするのは辞めにしよう。
【注意】M1グランプリの決勝ラウンド進出の芸人ぺこぱ風にまとめました。
以上
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