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2020年01月07日

【解説】 イランのソレイマニ司令官殺害 何故今でこれからどう為るのか





 




 【解説】 イランのソレイマニ司令官殺害 何故今で これからどう為るのか

  〜Share this with Messenger  ジョナサン・マーカスBBC防衛外交担当編集委員 2020年01月4日〜


        1-6-11.jpg

   「イスラム国」との戦闘の前線に立つソレイマニ司令官(イラク・サラハディン州で)

 イラン革命防衛隊の精鋭コッズ部隊を長年指揮して来たカセム・ソレイマニ司令官をアメリカが殺害した事によって、これ迄低強度で推移して来た両国の対立は劇的に悪化した。その余波は極めて深刻なものに為り得る(文中敬称略)

 報復が予想される。攻撃と反撃の連鎖で、両国は直接対決に近づく可能性がある。イラクにおけるアメリカ政府の将来にも疑問符が着く様に為る。そして、中東におけるドナルド・トランプ米大統領の戦略は、もし戦略があるの為らば、過つて無い程試される事に為る。
 オバマ前政権でホワイトハウスの中東・ペルシャ湾政策を調整して居たフィリップ・ゴードンは、ソレイマニ殺害はアメリカからイランへの「宣戦布告」の様なものだと言う。コッズ部隊は、革命防衛隊の海外作戦を担当する。レバノン、イラク、シリアと場所を問わず、攻撃を計画したり現地の親イラン派を後押ししたりして、イランの影響力拡大を推進した。その中心に永年居た立役者こそソレイマニだった。

 米政府からすれば、ソレイマニは大勢のアメリカ人を死為せて来た血染めの張本人だった。しかし、イランでは人気があった。そして、実務の上では、アメリカによる制裁や圧力に対抗するイランの反撃を主導して来た存在だった。
 それだけに、トランプ大統領がソレイマニ司令官を攻撃の視野に入れて居たことよりも、今と云うタイミングを選んだ事が何より予想外だった。

 確かに、この処イラク国内の米軍基地に対して相次いだ低強度の砲撃を、アメリカはイランの仕業だと非難して居た。アメリカの民間請負業者からは死者が1人出た。しかしそれより先に昨年続いたオマーン湾でのタンカー攻撃や米偵察ドローンの撃墜等のイランの行動に対して、延いてはサウジアラビアの主要石油施設攻撃に対しても、アメリカは直接の反撃には出なかった。
 イラク国内の米軍基地に対する砲撃に付いては、米国防総省(ペンタゴン)は既に、その背後に居たと思われる親イラン武装勢力に反撃して居る。それが、バグダッドの米大使館が襲撃された背景にあると観られる。

 ソレイマニ殺害の決定を説明するに当たり、国防総省はその過去の行動を強調するだけで無く、今回の空爆による殺害は抑止的行動だったのだと力説した。司令官が「イラクと中東全域で、米外交官や軍関係者への攻撃計画を積極的に策定して居た」のだと。
 この次どう為るのかが大問題だ。トランプ大統領は今回の劇的な一手によって、イランを尻込みさせる他に、アメリカに疑心暗鬼を募らせるイスラエルやサウジアラビア等中東の同盟諸国に向かって、アメリカの抑止力は未だ効くのだと証明してみせたと、一石二鳥を期待して居るだろう。しかし、例え直ちにでは無いとしても、イランが強力な反撃に打って出無い等考え難い。

 イランは報復として、イラク駐留米軍を狙うだろうか

 イラクに駐留する米兵5000人は、言う迄も無く分かり易い標的に為り得る。イランやその代理勢力が過去に攻撃したのと同種の標的もそうだ。湾岸地域は否応無く緊迫する。ソレイマニ殺害直後の反応が原油価格急騰だったのは無理も無い。
 アメリカと同盟諸国は、防衛体制を強化するだろう。米政府は既に在バグダッド大使館の警備を増強して居る。必要に応じて速やかな中東増派も計画して居るだろう。

 その一方で、イランの反応は或る意味で非対称的なものに為る可能性も同じ位ある。詰まり、直接攻撃には直接攻撃で応えるのでは無く。中東全域には親イラン勢力が広がって居る。正にソレイマニが後押しし、資金を提供し、作り上げて来たイランの代理勢力だ。イラン政府はその存在を活用しようとするかも知れない。

 イラン司令官殺害 イランとアメリカの関係は何故ここ迄悪化した

 例えば、バグダッドのアメリカ大使館を再び襲撃すると云う手もある。そうすればイラク政府は追い詰められ、イラクに駐留する米軍の存在が争点に為る可能性もある。或いは、他の場所で攻撃する口実に、同じ様なデモを他所で扇動すると云う遣り方もある。
 コッズ部隊の司令官空爆は、米軍の情報収集力と攻撃力を見せ付ける明確な示威行為だった。ソレイマニの死を決して悲しま無い人は中東には大勢居る。しかし、この殺害はトランプ大統領に取って最も賢明な措置だったのだろうか。

 避け難い今後の事態に、ペンタゴンは何処まで備えて居るのか。そして、トランプ氏の中東戦略全般の一体何が、この攻撃から明らかに為ったのだろう。何か変わったのだろうか。イランによる作戦は一切容認しないと云う、新しい方針でもあるのか。それとも今回の攻撃は只単に、トランプ大統領が「とても悪い男」だと思うに違い無いイランの司令官を殺害したと云う、それだけの行動だったのだろうか。


  英語記事 Qasem Soleimani: Why kill him now and what happens next?
              

                  以上







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