2020年01月06日
ゴーン氏逃亡 黒幕は妻 検察に取っては狙い通りの展開か
ゴーン氏逃亡 黒幕は妻 検察に取っては狙い通りの展開か
〜NEWS ポストセブン 1/6(月) 7:00配信〜
日本脱出は極めて計画的(写真 アフロ)
「私の今の唯一の生きる意味は、夫の為に闘う事。彼がこの状況から脱する迄、確り彼を支える」
日産自動車のカルロス・ゴーン元会長(65才)の妻・キャロルさん(43才)は昨年、仏誌のインタビューでこう宣言した通り、マルでスパイ映画の様な「世紀の大脱走」計画を成功させたと各国メディアに報じられた。
「海外渡航禁止の保釈条件に違反し、12月末、ゴーン被告は中東レバノンに逃亡しました。その極秘計画の黒幕はキャロルさんだと言われて居ます」(全国紙司法担当記者)
キャロルさんはレバノン・ベイルート生まれ。ゴーン氏は2人目の夫で、前夫との間に3人の子供が居る。2010年に前妻と離婚したゴーン氏とは2016年、仏ベルサイユ宮殿で約80億円を掛け、ド派手な結婚式を挙げた事でも注目された。
「夫の逮捕以降、キャロルさんは海外メディアや人権団体、フランス大統領に迄働き掛けを行う等、夫の代理人として積極的に活動。事件関係者に口止めを持ちかける程だったので、東京地検特捜部はキャロルさんに警戒を強めて、夫とは接見禁止だったが、正か逃亡計画を練るとは・・・」(捜査関係者)
キャロルさんは半年以上前から、今回の計画を進めて来た様だ。彼女が頼ったのは、夫婦の故郷であるレバノンの民間情報機関だったと云う。
「レバノン警察や中東各国の捜査官OB等で作られた民間警備団体です。映画『007』や『ミッション・インポッシブル』に出て来る様な情報組織で、依頼者の為に、世界中でアラユル情報を集めたり身辺警備をしたり、時には秘密作戦も実行すると云います。ゴーン救出の極秘チームは12月中旬に東京に集結。音楽隊に扮しゴーン氏の自宅で開かれたクリスマスパーティーに潜入したんです」(前出・記者)
自宅は監視カメラが設置される等、24時間の監視下に在ったが、ゴーン氏はニセ音楽隊が持ち込んだ大型の楽器ケースの中に身を潜めて脱出したと云う。その後、向かったのは大阪だった。
「パスポートを弁護士に預けて居たゴーン氏は出国手続きが出来ません。そこで、楽器ケースに隠れたママでプライベートジェットに乗り込んだ様です。羽田や成田だと荷物チェックも厳しいので、ワザワザ関西国際空港まで行き、係員には『急いで居る』と伝えたり、楽器輸送の特別扱いを受ける等して、出国審査をスリ抜けたとされて居ます。年末年始の海外旅行の出国ピークで大混雑の空港を狙ったのも、用意周到と言う他ありません」(前出・記者)
11月29日23時頃、関空を飛び立ったプライベートジェットが向かったのは、トルコ・イスタンブール。仏紙によると、トルコに特別なコネクションを持つキャロルさんの異父兄弟が協力したと云う。トルコからは小型の飛行機に乗り換えて、夫婦一緒にレバノン入りした。
「レバノンは貧しい国で、役人への賄賂が横行して居ます。大金持ちがカネを積めば、入国の際に偽造パスポートを使い国内で安全に匿って貰う位は容易い事です。日本の検察や警察は出入国管理法違反等の疑いで捜査を進めて居ますが、今回の脱走劇は『亡命』と言って好い。ゴーン氏が日本に帰って来る可能性はほぼゼロです」(国際ジャーナリスト)
今回の件では「ゴーン氏を逮捕した検察当局が地団駄を踏んで居る」と報じられて居るが、実はそうでは無い。経済事件に詳しいジャーナリストが指摘する。
「検察当局はメディアを使い『保釈を認めた裁判所の責任』を責め立てて居ます。今後の事件では、被告が罪を自白する迄保釈が認められ辛く為るでしょう。これは検察の狙い通りの展開です。更に言えば、そもそもゴーン氏が逃亡せずに裁判が行われても、無罪判決が出る可能性は充分に在った。そう為れば検察は赤っ恥です。実は、ゴーン氏の逃亡の陰で笑って居るのは、検察当局なんです」
どんなスパイ映画のシナリオにも、ラストには大ドンデン返しが待って居る・・・
※女性セブン2020年1月16・23日号 以上
【関連報道1】運航会社幹部「家族に危害」と脅された ゴーン被告逃亡関与で5人逮捕
〜産経ニュース 2020.01.04 17:59〜
【ベイルート佐藤貴生】日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告がトルコ経由でレバノンに逃亡した事件で、トルコの司法当局は4日迄に、逃亡に関与した疑いで拘束した7人の内5人を逮捕した。検察当局は2日に操縦士4人と地上勤務員2人等計7人の身柄を拘束して居た。
トルコメディアの報道としてロイター通信が伝えた処では、逮捕された1人はトルコの民間ジェット機運航会社「MNGジェット」の運航マネジャーで、当局の事情聴取に「空港で男を航空機から連れ出して別の機に乗せた。誰かは知ら無かった」と述べた。又「レバノンの知人から『国際的に重要な問題』だと頼まれた。拒否したら家族に被害が及ぶと脅された」と話して居ると云う。
MNGジェットは2機の運航サービスを提供。1機はアラブ首長国連邦(UAE)から大阪を経てトルコのイスタンブールに、もう1機はイスタンブールからレバノンの首都ベイルートに飛行した。トルコ内務省報道官は3日、ゴーン被告は航空機を乗り換える際、イスタンブールの空港にある貨物室を通過したとの見方を示した。
https://www.news-postseven.com/wp-content/themes/nps2019_pc/images 産経ニュース 以上
【関連報道2】ゴーン事件 司法界の登場人物達の因縁は相当根深い
世界に衝撃を与えた「ゴーン事件」が、司法界では、一寸違った形で注目を集めて居る。有価証券報告書への役員報酬の過少記載の疑いで逮捕された日産前会長のカルロス・ゴーン容疑者と前代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者は共に「(違法行為に当たる)過少記載で無い」と容疑を一貫して否認して居る。
ゴーン容疑者の弁護人を務めるのが特捜の手の内を知り尽くした男大鶴基成・弁護士だ。特捜部長時代にライブドア事件や村上ファンド事件等を手掛け、最高検検事も歴任した大物ヤメ検である。特捜検察に詳しいジャーナリストの伊藤博敏氏が解説する。
「大鶴氏は最高検検事だった2010年に小沢一郎氏(現・自由党代表)の資金管理団体を巡る虚偽記載事件で『小沢氏逮捕』を強硬に主張しましたが、結果は嫌疑不十分で不起訴処分。その強引な捜査手法に批判が集まり、検察不信を招きました。
この時、小沢氏側の弁護を務めて特捜部と対峙したのが、ケリー容疑者の弁護人である喜田村洋一氏。過つての敵が今回、共同戦線を張る事が、司法界でも話題と為って居ます」
捜査を指揮する敵側には、大鶴氏が特捜部長時代に部下として頭角を現わした森本宏・特捜部長が居る。昨年9月に就任以降、リニア新幹線談合事件や文科省汚職事件等を立件し「検察庁のエース」と目される人物だ。
「過つての上司を相手に、森本特捜は強気の姿勢を崩して居ない」(前出・伊藤氏)とされる中で、更に司法界で注目が高まって居るのは、特捜に情報提供する日産側にも、複数の検察OBの名前が挙がって居るからだ。
「逮捕に至る迄、司法取引等に付いてヤメ検の熊田彰英・名取俊也の両弁護士に逐一相談して居た」(全国紙司法記者)とされる。名取氏は現役時代「将来の検事総長候補」(同前)と呼ばれた人物だ。
更に、日産と検察の密な協力体制の構築には「元特捜エース」と称される超大物ヤメ検A氏が一役買ったと云う情報も関係者の間を駆け巡った。
「A氏は、親しい日産の監査役を通じて検察との協力法等を助言したと言われています。大鶴氏からすれば大先輩と過つての部下と対決する形。登場人物達の因縁は相当深い」(都内に事務所のある弁護士)
A氏の事務所に問い合わせると「そうした情報が出て居るのは知って居るが、日産の事件にAは一切関係して居ない」と答えた。経済界とは全く別の視点で、関係者が勝敗に興味津々と為って居る。
以上
【管理人のひとこと】
検察特捜部と元特捜部検事の弁護士(ヤメ検)・・・そして無罪引受人の高名な弁護士・・・役者は揃った大舞台でドンデン返しの国外逃亡へと幕が切って落とされた。辛い拘留を我慢して裁判が始まり「無罪は堅い」と高名な弁護士のお墨付きが在っても、ゴーン氏には我慢出来無い「日本の司法への不信と不満」が大きかった。
不法を覚悟で色々な組織を動かし、完全なシナリオを描き用意周到に演じた鮮やかな脱失劇だった。恐らく「世紀の大脱失」として後世にも伝えられるだろう。そして、我が国司法は世界から「アノ国の司法は・・・」と軽蔑され卑下される事も確実。この失態は何処にあるのか、又はこんな事は夢にも考えられぬ事だったのだろうか・・・ゴーン氏の決意を予想・察し出来ない程、特捜部の目が曇って居たしか考えられ無いのだが・・・
「検察当局はメディアを使い『保釈を認めた裁判所の責任』を責め立てて居ます。今後の事件では、被告が罪を自白する迄保釈が認められ辛く為るでしょう。これは検察の狙い通りの展開です。更に言えば、そもそもゴーン氏が逃亡せずに裁判が行われても、無罪判決が出る可能性は充分に在った。そう為れば検察は赤っ恥です。実は、ゴーン氏の逃亡の陰で笑って居るのは、検察当局なんです」
案外この穿(うが)った見方が正確なのかも知れない・・・とも考えられる。不満や批判は残るが八方が収まる「好い落とし処」だったのかも知れない。
世界を騒がせたゴーン氏逮捕を強行した東京地検特捜部だが、果たして立件し裁判が維持出来る程の証拠が揃ってるだろうか、犯罪として決め付ける根拠を持って居るだろうか・・・素人ながら私は「難しい」と感ずる。司法取引した当時の日産の幹部も信頼出来ないし、全てが状況証拠と希望的心証から出て来た疑惑の様な気がして為ら無い。
この環境で一番好いのが、疑わしい「被告」が存在しない状況だ。それを莫大な経費(数十億と考えられる)を掛けてゴーン氏に遣って頂いた・・・と。日本の司法が世界から軽蔑されても好いではないか、これを勉強してヨリ良い司法を目指せば好いだけだ。
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