2010年10月12日
<潜在意識が答えを知っている!> マクスウェル・マルツ
科学的な見地から考えられた理論的な自己啓発本です。
どういう意味で科学的かというと、
著者は形成外科医(事故などによって顔に傷を負った人の傷跡を治す外科医)です。
その著者が、患者の傷を治したにもかかわらず、
患者から「まだ治っていない」と言われたことを発端に「人間は自己イメージに左右されている」ということを発見し、サイコサイバネティクスという理論にまとめたというものです。
自己啓発本にはマユツバな印象を感じることもありましたが、
この本はそういったマユツバな印象は感じられませんでした。
なお、あなたは成功するようにできているとはほぼ内容が同じです。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
自己イメージによって常にあなたの行動や感情、態度、技能さえもが支配される
自己イメージを変えれば状況は変わる
自分に対してネガティブな認識を抱いている限り、
現在の状況に対してポジティブに考えることはできない
脳の自動制御メカニズムが成功した行動を習慣として繰り返す
人間は想像による体験と現実の体験を区別することができない
人間は物事の実像ではなく、自分を取り巻く環境や物事に対して抱く信念やイメージに反応している。
イメージにしたがって感じたり、行動したりしている。
イメージトレーニングは現実の行為と同じくらい力がある
成功した単純な場面をたった一つ思い描く
自分の望む結果がもう出ているかのように思い描く
過去のミスに対して自分を責め続けるのは、かえって現在の結果に悪影響を及ぼす
たいていの「不可能」は単なる見解に過ぎない
「できない」という思い込みを解消するための自問
0.なぜできないと思っているのだろうか
1.その思い込みに合理的な理由があるのか
2.事実に基づいているのか
3.他の人でも同じ結論を下すのか
幸福は内的なものである。自らの活動が生みだす思考や態度によってもたらされる
不幸の最大の原因は様々な事象を
「自分に向けられた」「悪いことと反応している」と解釈していることにある
人は自らがイメージしたことに対して反応するのであってありのままの物事に反応するのではない
気にするべきことは他人ではなく、他人に対して反応する「自分の反応の仕方」である
我々の行動、感情、反応はほとんどが習慣的なものである
自責の念を克服する方法は心の中で他人を非難することを止めること
自尊心を持つための最大の秘訣は他人をもっと認めること
小さな成功を積み重ねる。成功が成功を呼ぶ
過去の成功は記憶し、失敗は忘れるようにする
練習を重ねると上達するのは成功を記憶しているからである。単に繰り返す回数ならば圧倒的に失敗の数が多いはず。
完璧でないからといって自分を憎んではいけない。自分自身の存在と行動は区別すること
100%正しくなくても良い。行動しながら軌道修正すれば良い
人生を楽しめる人は何でもない出来事にも楽しさを見つけることができる
サクセス・ダイアリーを作り、目標に対する自分の成果や進歩を書きとめる
ネガティブな感情はポジティブな感情で追い払う
感情はイメージの後から湧いてくる。ポジティブなイメージを思い描く
「自分は○○のような人間だ」と自己イメージを持つ
例:自分はうまく一日の計画をたて、目標を定め、それを成し遂げることができる人間だ
※余談ですが、次回の更新は所用のため来週になります。
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