2010年12月27日
<いい仕事ができる人の考え方> 村山昇
悩めるサラリーマンへの自己啓発書です。
本書の形式は、Q&A方式となっており、「自分のキャリアをどうしていくべきか」など、サラリーマンの現在と将来の悩みに対して著者が回答するというものになっています。
おそらくサラリーマンであれば、本書に書かれているQ&Aのうち、一つくらいの疑問・質問を考えたことがあると思います。
そして著者の経験をもとにその回答・アドバイスが書かれています。
最近流行になっているドラッカーなど、有名人の名言を引用しており、何かしら心に響く言葉と出会うことができると思います。
よくビジネス書を読む人にとっては読んだことのある内容が多いかもしれませんが、それでも全ての内容が重複はしないと思われます。
あまりビジネス書を読まれない方であれば、多くの言葉が心に響くと思います。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
「雇われる生き方」と「雇われない生き方」を冷静に考える。どちらが正しいということはない
それぞれのメリット・デメリットを考えて選べばよい
働き方の形態よりも働く目的意識があるかないか、強いか弱いかの方が重要である
働く目的意識が強くなければどのような働き方であってもストレスばかりになってしまう
「自分探し」をするのではなく、「自分試し」をする
キャリア形成はある意味行き当たりばったりでよい
キャリア形成には「意図的に作りに行くキャリア」と「結果的にできてしまうキャリア」がある
まずはキャリアに対する計画よりも想いを持つことから始める
自分が変わることによって自分の周りの環境が変わると心得る
受動的、反応的な状態から能動的な状態に変わることが重要
成功と幸福とは別物である
成功とは相対的に評価されるものであるが、幸福とは自分自身が基準となる絶対的なものである
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