2010年10月04日
<楽天大学学長が教える ビジネス頭の磨き方> 仲山進也 (1/3)
インターネットを使ってビジネスをしようと考えている人
(特に楽天のインターネットショッピングモールでビジネスをしようと考えている人)に向けて
「どうしたらそのビジネスがうまくいくのか?」
そのためのビジネス頭(考え方)の磨き方を伝えている一冊です。
肩書がタイトルにもあるように、
著者は楽天において数多くのインターネットショッピング出店者をサポートしています。
そして本書ではその経験に培われたアイデアや考え方がわかりやすく書かれています。
売上を上げるためにお客さんの立場から見ることの大切など、
当たり前のようでなかなかできていない基本的なことから正していくことを改めて痛感させられる内容だと思います。
その経験に裏打ちされた内容であるだけに、
しっかり読者をお客様と考えられている、と感じられました。
インターネットショッピングモールでの出店に関するビジネス書としても良書です。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
視点を持っていないモノは見えない。視点を持っていないと問題も課題も見えない
色々な視点でモノを見ることを意識する。
例:売り手の視点だけでなく、買い手の視点でモノを見る。売り手の立場でモノゴトを考えた後に、
「その情報だけであなたは買おうと思いますか?」と買い手の視点でモノゴトを考えてみる
重要でないモノ(重要だと思っていないモノ)は見えない、知らないモノは見えない
モノが売れるところにある3要素
1.ひとけ
人がたくさんいる、もしくは人がたくさんいる雰囲気
例:来店者数、販売実績、メルマガ会員数、売れ筋ランキングなどの情報がある
2.ものけ
欲しい商品が見つかりそうな雰囲気
例:価格別や用途別のコーナーや「店長の秘密部屋」といったジャンル別に区別されていたり、多様性がある
3.とんがり
他のお店ではなく、この店で買ってもいいな、と思わせるウリ
視点を増やす方法としての「因数分解」
(必ずしも数学的に成り立つ必要はない)
例:
売上=集客×接客
売上=客数×購入頻度
売上=客数×客単価
売上=売上×コスト
売上=短期的売上×中長期的売上
このように考えて、アイデアを考える視点を増やす
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