2010年08月20日
<心の安らぎを発見する時間管理の探究> ハイラム・W・スミス
「人生を築く時間の刻み方」を大幅改訂したもので、
「時間管理」は「行動管理」だと説き、その内容をより細かく、具体的に表現している一冊です。
自己啓発の一種といえる本で、「時間」「行動」「計画」「気持ち」といった面に触れて書かれています。
特に「思いの窓」の章は非常に有益な考え方だと感じさせられました。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
「時間を管理する」という考え方をやめて「出来事をコントロールする」という考え方を取り入れる
「テレビを1時間見る」という判断をした時、
その1時間は「睡眠にも使わない」し、「読書にも使わない」し、「ドライブにも使わない」。
つまり、「【テレビを1時間見る】こと以外の全てのことに時間を使わない」と判断したことになる。
人は無意識のうちに安心領域へと流れてしまう(易きに流れてしまう)
安心領域からの脱出を妨げる3つの要因
1.周囲から受ける目に見えない圧力(周囲の人々の価値観やものの見方など)
2.自らが作ってしまう高い壁(置かれた環境、過去の失敗、自ら感じる限界など)
3.変化に対する恐れ(変化によって失敗するのはないかという考え)
これらを打ち破るような強い意志を持つことができれば、あなたは誰からもコントロールされることなく、自分の人生をコントロールしていくことができる
思いの窓
1.一人ひとりに「思いの窓」がある
2.一人ひとりに4つの基本的な欲求がある
2−1.生きる欲求
2−2.愛し愛される欲求
2−3.人によく思われる欲求
2−4.変化を味わう欲求
3.「思いの窓」には2.の基本的な欲求を映している
4.映しているものが間違っていると間違った方向に進んでしまう
例:短期的に快楽を求めてアルコールや麻薬に走る。しかし、長期的にはアルコールや麻薬によって廃人になる。短期的な快楽だけではなく、長期的な視野で欲求を満足させているのか、あるいは根本的な欲求は何であるのかを認識しなければならない
4−1.思いの窓に映っているものが正しいものであるのかを自問すべき質問
「あなたの行動の結果は、長期的に見てあなたの欲求を満足させるだろうか」
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