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oblaat ポエツリーキャラバン at 六次元 谷川俊太郎

谷川俊太郎さんのポエツリーを見に、
おとなりの街、荻窪6次元に行ってきました。




入ってすぐに、
でんと立っている電光掲示板が目に入りました。

なんとも不思議な光景。
これまでの6次元とは全然違う。

ふと、街の中にいるような錯覚に陥りました。
渋谷など、雑踏の中。

街頭ビジョンや電光掲示板を見ていて、
流れていく言葉のなか、
ふと、自分で選んでいるときがあります。

実際にはそんなことが映し出されていなくても、
私は私の脳で、勝手にことばを拾って意味をつくっているとき。


あの感覚に近いのかな。
ただ、勝手にことばを私がつくっているわけでなく、
谷川さんの選ばれたことばが流れている。
私はその言葉が、すっと頭にインプットされていくのを見ているかんじ。

ポエツリーは、
6次元の天井に近いかたちで立っているので、
下から生まれた言葉が、
天井に消えていくかのようにも見えました。
消えて行く、というより、
吸い込まれていく、かな。
無かったことにされたみたい。

言葉自体に、息づかいが感じにくい。

想像では花火のように言葉が儚く映るのだろうか、
と思っていましたが、
実際には、ことばの儚さはあまり感じなく。

詩として見るというより、文字としての認識の方が先。

こうして見ていると、ことばの影は残りにくいのだと。


勝手な話かもしれないですが、
未来のお墓のようでした。

そこに人はいなくて、
言葉は流れていくだけ。

ただ、過去の誰かの言葉が流れていくのを、
遠くからみているような、寂しさ。

もしも自分のお墓に、
このポエツリーのように言葉が流れていたらおもしろいな。




谷川さんはどんなことを思って、このポエツリーを制作したのでしょうか。
私には、試されている気がしてなりません。

普段意識している、ことばの賞味期限、消費期限も
改めて考えました。

全然頭に入ってこないだろ?
じゃあどうすんだ?って。



展示会場にはその他の作品もありました。
あの、顕微鏡も。

私もデジタルフォトフレームを使って作品を考えていたので、
参考になりました。
とこれもまた勝手な感想。

見ていると、どこかうずうずする。
そんな展示でした。

自分の詩がポエツリーに流れているときに行けなかったのはざんねんでしたが、
見ることができてよかったです。


ことばはかんたん
ことばはたんじゅん
ことばはいっしゅん

どうすんだ、わたし!


次は、SHIBAURA HOUSE
「はだか」展
わたしもいくよ!きっと

この記事へのコメント

   
プロフィール

しらくまいく子
携帯アプリのシナリオライターと、    『するところ』のライター、ポエガールをしています。
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