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Gerda Steiner & Jörg Lenzlinger - Power Sources

つづき)

水戸芸術館の中へ。


展示会場に入ってすぐに現れたのは、
でーんとかまえるわりに、コミカルでばかばかしい、
携帯電話の神様の像。
もうほんとうにそれ以外言いようがなくて、
その気持ちはポケットの中の携帯に続いてしまって、
わかってるよ?わかってるさ!と言いたくなる。

後ろ指さされるような気持ちで進んでいくと、
博物館のような、あるいは理科室のような空間が現れる。

空間の中に、学校の机が幾つも並べられ、
その上にあらゆるものが載っている。
たとえば、



このようなものなど。
たったひとつの言葉では表せないものたち。
ひょっとするとちゃちで、ちっぽけなものが、
なんとも凛々しく、そして大切に丁寧に並べられていたりする。


中でもいちばん目を引いていたのは、
並んでいた机のひとつを持ち去る動物たち。







この空間は全体でひとつの作品でした。


Nursery(苗床


苗床とは成長のための場所。
学校の机をひっぱりあげる、どうぶつたち。
絶妙なバランスで成り立つ静動感に息がとまりそうになる。

私の観ている世界の、ほんの一部が
ファンタジーにうつろいだ瞬間、
かさかさのものがすこしだけはがれる音が聞こえる。

(やっぱりまだつづく

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プロフィール

しらくまいく子
携帯アプリのシナリオライターと、    『するところ』のライター、ポエガールをしています。
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