私が「接点」にこだわっているのは、
二つの異なる世界を意識したからなのだと思う。
何人かの写真家は、おそらくそれを意識してはいるだろうが、
偉そうに私が言える立場でも無いし、語りたくもない。
ただ、どこかで、この感覚を分かって欲しい、というか
共有したい、というか
「あなたもその感覚、分かるでしょ」と
隣で同じようにシャッターボタンを押している君に
語り掛けたいけど、・・・
「おまえもか。そうだよな。わかるよ」
私は、何かを伝えたいのだろうか?
いや、違う。
何だこの違和感は?
何か面白い、
でも、皆、見ていない。視野に入っても見えていない。
皆、立ち止まらずにただ通り過ぎるだけ。
私だけ、立ち止まっている。
迷っているのか、私
皆が当たり前としている当たり前が見えない。
そして、皆が見えていないものが見えている私。
しかし、そこにある接点を私は見ている。
かろうじてつながっていることで生きている私。
私にとって写真とは、そんなもの
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