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記事
【恋愛格差】『恋なんて諦めたはずだったのに』 [2024/11/17 19:23]
僕は6年前に離婚した時
「この先もう恋なんてできないんだ」と諦めた。
もともと引っ込み思案で
自分から相手にアプローチできなかった僕が、
人生で何度か恋愛できたこと自体が奇跡だった。
「そんなことない!まだいけるよ!」
もう1人の自分からの叫び声が
頭の中にずっと響いていた。が、
『年収300万円以下で恋人ができる確率は●%』
のような、不安を煽るデータに抗えないまま5年が過ぎた。
「もう1人でいいや。
バスケや草野球の仲間と過ごす..
【愛着障害】『頂き女子の「心の涙」』 [2024/11/16 19:18]
少し前に「頂き女子」の事件があった。
僕は彼女の"頂きマニュアル"の
該当箇所が多めなので気をつけようと思う。
これまでの人生でネットワークビジネスや宗教、
女性への援助活動への勧誘を受けたことがある。
幸いにも2つ返事を踏みとどまれたが、
援助活動をする女性の心の奥にある
悲しみや寂しさを想像してしまう。
そして
「彼女が本当にほしいものはお金ではなく、
母親からの愛情ではないか?」と思う。
解散してしまったV系バンド『カメレオ』の
..
【聞き上手】『口下手で本当に良かった』 [2024/11/15 19:53]
僕は人と接する時どうしても聞き役になる。
なりたくてなっているというより、
慎重に言葉を選んでいるうちに
話題が通り過ぎてしまう。
「これを言ったら相手が傷つくかな…?」
「相手の気持ちを汲めているかな…?」
の堂々巡り。
いのちの電話に連絡した時でさえ、
気づいたら僕が相談員さんの身の上話の
聞き役になっていたくらい筋金入りだ…。
何人か集まると
”話題の中心になって話す人”が現れる。
僕はそういう人がずっと羨ましかった。
..
【加点方式】『草野球の「褒める文化」』 [2024/11/14 19:58]
僕は4年前に
野球部未経験者として草野球チームに入った。
4年目の今季は投手として10試合に出場できた。
ここまでたどり着けたのは、
僕を育ててくれた仲間と、
野球の「褒める文化」のおかげだ。
野球1年目、
僕は仲間に「投手をやってみたい」と伝えた。
子どもの頃、遊びでキャッチボールをしていて
密かに投手に憧れていた。
僕は、野球経験者なら
「重要な投手を素人に任せるのは…」
と思うだろうと勝手に考えていた。
だが、仲間たちは
..
【恐怖体験】『母娘の身代わりになれたと思えば本望』 [2024/11/13 19:37]
地下鉄駅直結のスーパーに入ろうとすると、
小さい子が入口のドアを一生懸命に押していた。
その子の後ろで母親が見守っていた。
僕はその子が自力でドアを開けるまで入口で待った。
間もなくドアが開き、母娘が笑顔で出て行った。
それを見届けた瞬間、僕の後ろから怒号が響いた。
「兄ちゃん何してんねん!早よ入れや!」
驚いて振り返ると、
身長160センチ前後でおそらく55〜65歳、
ふくよかな体格でマスクをしたスキンヘッドの男性が
僕に詰め寄って来た。おそ..
【鬱病からの回復】『バスケットボールに命を救われた話』 [2024/11/12 19:29]
僕は小学校からバスケットボールを続けている。
何度辞めたくなっても"バスケが上手くなりたい欲"が暴走する。
体育館の居心地の良さは格別。
そんな僕はかつてバスケに命を救われた。
僕は幼少期から
他人の感情や場の空気に敏感だった。
そのせいか人一倍ストレス耐性が低い。
大学を出て、就職して3ヶ月で「鬱病」になってしまった。
退職後、数ヶ月間「寝たきり」になった。
鬱病のピーク時は眠気と絶望感から、
仰向けで天井を見つめることしかできなかった。..
【Give & Take】『Give -相手に何をあげられるだろう?-』 [2024/11/11 19:54]
僕は年収や社会的地位が必要なものを
相手にあげることが難しい。
ストレス耐性の低さから
何度も精神を壊してきた。
バリバリ働いてたくさん稼ぐどころか、
週5日8時間働くことすらできずに
ミニマリスト生活を選んだ。
今でこそ立ち直ったが、
一度削れて短くなったライフゲージが
元の長さに戻ることはなかった。
「そんな"何も持たない自分"でも、
ご縁がある人に何かをあげられるだろうか?」
未だに答えはわからないが、
その1つは「精神的..
【短編小説】『涙を包むラベンダー』(1話完結) [2024/11/10 19:44]
<登場人物>
◎夜野 逢月姫(よの あづき)
♀26歳、会社員
ーーーーーーーーーーーーーーー
【1人で歩いていけるから】
逢月姫
「わぁ…強烈なラベンダーの香り…!」
7月某日、
北海道中富良野町のラベンダー畑。
私、夜野 逢月姫は、
観光バスから降りた途端
ラベンダーの香りに全身を包まれた。
気温は32℃。
北国の短い真夏日、
私は汗だくになりながら園内へ歩みを進めた。
平地の畑には、
赤、..
【離婚からの立ち直り】『心の痛みの治癒期間を終え、再出発』 [2024/11/09 19:58]
離婚から6年経った。
幸せなことに人生で何度かの恋愛を経験できた。
なのに僕は精神的に未熟だった。
異性から好かれることが
どれだけ幸せなのかに気づけなかった。
ふとした時に、相手を傷つけた後悔と罪悪感に襲われる。
僕がスポーツや創作活動に没頭する理由は、
成長欲や表現欲だけじゃない。
きっと、相手の心の涙から必死で目を逸らしているんだ。
立ち止まっていたら、その痛みに押し潰されてしまいそうだから。
この6年間、心理学の本を読み漁った。..
【短編小説】『なぜ学校にはお金の授業がないの?(リメイク)』7 -最終話- [2024/11/01 19:43]
⇒【第6話:お金は工場の煙に消ゆ】からの続き
【第7話:お金は自由との引換券】
<現代>
メルクリス
『おかえりなさい。』
『あらあら…難しい顔しちゃって。』
真知
「…もう学校なんて信じられない…。」
メルクリス
『…何があったか聞かせて?』
真知
「工場長と政府の人が言ってました。」
「工場労働者を育てるために学校を作るって。」
「命令に従順だったり組織に忠実だったり。」
「国に都合のいい..
【短編小説】『なぜ学校にはお金の授業がないの?(リメイク)』6 [2024/10/29 19:37]
⇒【第5話:お金という必要悪】からの続き
【第6話:お金は工場の煙に消ゆ】
<19世紀:欧州北西部の島国>
この国は100年前に産業革命を起こして以来、
多くの労働者が工場で働いていました。
過酷すぎる労働環境は徐々に改善されましたが、
まだまだ工場労働者が足りませんでした。
工場長
『ウチも労働者の育成が間に合っていません。』
『作業員がもっとほしい。』
役人
『政府も工場の人手不足を危惧していま..
【短編小説】『なぜ学校にはお金の授業がないの?(リメイク)』5 [2024/10/26 19:32]
⇒【第4話:お金が紙切れになる時】からの続き
【第5話:お金という必要悪】
<紀元前1世紀頃:中東>
地中海の東端に小さな国がありました。
この国は欧州の強国に屈し、属州になっていました。
国民が貧困に苦しむ中、
彼らを救おうと立ち上がった宗教家が
多くの支持を集めていました。
宗教家
『皆さんは明日のパンにも困っている。』
『なのにお金持ちは捨てるほどパンを手に入れる。』
『お金持ちが憎いですか?..
MMD Vroid WEBライター YouTube作品 いじめ うなぎ おすすめ本 くやしさ すべてを失った アスペルガー症候群 アダルトチルドレン アルコール インナーチャイルド クラウドソーシング クラウドワークス コントロール シアーミュージック シャドーイング セルフトーク ゾーンに入る バスケ パンのみみ フリーランス フードバンク メルカリ ライティング ランサーズ リストカット ワンオペ 一人暮らし料理 不安 不寛容社会 依存 創作ストーリー 劣等感 助けて 反出生主義 名言考察 否定 命 命乞い 在宅ワーク 夢分析 失感情症 嫁姑問題 孤独 寂しさ 就労移行支援 居場所 居場所心の傷 希死念慮 延命 心の傷 怒り 恐れ 恐怖 悔しさ 悲しみ 愛着障害 感情喪失 感覚過敏 感謝 慰め役 懲罰教育 承認欲求 挑戦 摂食障害 断捨離 歩きスマホ 歪み 死にたい 毒親 消えたい 無条件の愛情 無気力 焦り 生きていたくない 生きる 生活保護 発達障害 短編エッセイ 罪悪感 自作ミュージックビデオ 自殺 自閉症スペクトラム 英語学習 裁量労働制 認知行動療法 貧困 障害年金 離人感 青空 鬱病