アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2021年10月08日

「どうして相談してくれなかったの?」は、親の自己保身。

「実はあのときいじめを受けていた」

何年も経って、子どもからこんな告白をされたとき。

親は
「どうして相談してくれなかったの?」
「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」


と返していないだろうか。



「どうして相談してくれなかったの?」は、
「私は子どもの味方」に見せかけた、親のための言葉。

不安や罪悪感から心を守る、自己保身の言葉。



ー目次ー
  1. 否定を繰り返すと”相談してもムダな人”になる
  2. 子どもを助けなかった罪悪感から逃れたい
  3. 子どもはただ、気持ちを受け止めてほしかっただけ

1.否定を繰り返すと”相談してもムダな人”になる

「いじめられていたあのときに相談してくれたら…。」
「どうして親の私に今まで黙っていたんだろう?」

それは、
親が子どもからの信頼を失っているから。
「親は私を助けてくれない」と思われているから。




何かあるたびに、子どもを否定してこなかっただろうか。

子どもがテストで100点を取ってきても、
「これくらい当たり前」と突っぱねてこなかっただろうか。

子どもが親のお手伝いをぎこちなくやっていても、
「遅い」「それはちがう」「さっさとしなさい」と
言ってこなかっただろうか。

たとえ親でも、
そうやって何をしても否定してくる相手に、
自分の悩みを相談したいと思えるだろうか。




厳しく育てる教育方針だったなら、
それを子どもに伝えただろうか。
子どもは納得していただろうか。

「ほめないのは𠮟咤激励」
「あえて厳しいことを言うのは期待の裏返し」

それを伝えないまま、
子どもに”察してほしかった”と思っていないだろうか。

2.子どもを助けなかった罪悪感から逃れたい

「どうして相談してくれなかったの?」

そう言う親は、
「相談してくれれば力になるよ」
と言いたいんだと思う。

だけど言われた方は、
それが親の本心ではないことを見抜いている。

『子どもの相談にのる優しい親のように見せて、
 本当は「助けなかった自分を悪者にしたくない」んだな

 だから「相談してくれなかったあなたが悪い」
 ことにしたいんだな』


と。



「どうして相談してくれなかったの?」と言われた子どもは
親の「自分の心を守りたい」意図に気づいている。

『子どもがいじめられているのに気づけなかった、
 または気づいていても助けなかった罪悪感から逃れたい。

 「子どもに信頼されていない親」と
 世間サマから見られる不安から目をそらしたい。』


子どもが絶望するのは、親が自分の悩みを否定するから。
同時に、親の心の根底にある「自己保身」も読み取ってしまうから。

3.子どもはただ、気持ちを受け止めてほしかっただけ

「もう過ぎたことなんだから」
「あのときは余裕がなくて」

親がそういう返答をしたとして、
子どもが納得したように見えたなら。

本当は納得したフリをして落胆を隠している。

なぜなら、親の言葉はもう
「自己正当化の追加」だと見破られているから。



「もう過ぎたこと」
子どもはそれくらいわかっている。

親が昔も今も、自分の不安でいっぱいで、
子どもを気づかう余裕がないことも承知している。



そして、子どもは
あのとき助けてくれなかった親を責めたいわけじゃない。

ただ、気持ちを受け止めてほしかっただけ。




1度でいい。

親に自分の気持ちを肯定してもらいたい。
「そうだったんだね」と、何も聞かずに受け入れてほしい。


それだけで、子どもの心は救われる。

子どもはいくつになっても、
その瞬間が訪れる希望を捨てられずにいる。











本も電子書籍も送料無料の総合書店「honto」



posted by 理琉(ワタル) at 19:13 | TrackBack(0) | 家族

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11020279

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
検索
プロフィール
理琉(ワタル)さんの画像
理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
プロフィール
最新記事
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。