2021年10月06日
かわいいものが好きなのは、警戒して生きてきたから。
リラックマ
キイロイトリ
すみっコぐらし
ペンギン
ウサギ
この子たちのような
「ゆるくてかわいいもの」が好きなのはなぜだろう。
「かわいいものが好き」とは何だろう。
「人の好みはそれぞれだから」
きっと、それだけじゃない。
好きなものには、
その人がどんな環境で生きてきたか、
心の底で何をほしがっているかが映っていると思う。
かわいいものが好きな人はきっと、
幼い頃から強く警戒して生きてきた人。
「かわいい」の根底にあるのはきっと、
安心感を求める気持ち。
ー目次ー
たとえば、こんな環境で生きてきた人にとって、
かわいいものは「安心の保証」になる。
親が支配的
手足が出る
言葉の暴力
過干渉
いつも攻撃に備えて警戒してきた人は、
「かわいい」の裏側にこんな思いもあるんじゃないだろうか。
「この子なら怒鳴らないから警戒しなくていい」
「恐ろしい思いをしなくてすむだろう」
自分を傷つけないことが保証される「かわいいもの」に
安心感を得られるんじゃないだろうか。
マリリン・モンローがこんな言葉を残している。
彼女は幼い頃に両親が離婚し、
孤児院や里親の家をたらい回しにされたそうだ。
どこへ行っても「大切にされた実感」を得られない彼女は、
こんな思いを抱えていたんじゃないだろうか。
「人間は私の心を傷つける、危険な存在だ」
彼女にとって人間は、どれだけ愛情を注いでも裏切るもの。
たとえ肩書きが親であっても。
対して、犬は愛情を注いだらその分だけ懐いてくれる。
心を許しても、決して裏切らない「かわいい」存在。
彼女にとって、犬には
「決して私の心を傷つけない安心感」が
あったんじゃないだろうか。
かわいいものは愛でられる。
優しくなでてもらえたり、抱きしめてもらたりする。
かわいいものへの安心感には、
そういう「かわいがられる行為」への羨望も含まれていると思う。
「私もかわいいもののように愛でられたかった」という、
自分自身の願望を映しているんじゃないだろうか。
安心できない生育環境では、
人を近づけたり触らせたりすることは身の危険になる。
いちばん安心できるはずの親でさえ
自分を傷つけるんだったら、他人なんてもっと危険。
だからこそ、かわいいものに
「近づけても安心な相手がほしかった」
「なでてもらえるくらい心を許せる相手がほしかった」
という願望を映しているんじゃないだろうか。
好きなものはきっと、
その人の無意識の願望を映し出している。
「強そうなもの」が好きなのは、
強さへの憧れや、弱い自分でいたくない気持ちを。
「怖いもの」が好きなのは、
刺激のない現状から逃げ出したい気持ちを。
そして、「かわいいもの」には、
安心できる場所がほしい気持ちを。
かわいいものが好きなのはきっと、警戒して生きてきた証。
かわいいものが好きな気持ちが伝えてくれるのは、
「もう警戒しなくていいんだよ」
「生き残ったあなたは愛でられていい存在だよ」
キイロイトリ
すみっコぐらし
ペンギン
ウサギ
この子たちのような
「ゆるくてかわいいもの」が好きなのはなぜだろう。
「かわいいものが好き」とは何だろう。
「人の好みはそれぞれだから」
きっと、それだけじゃない。
好きなものには、
その人がどんな環境で生きてきたか、
心の底で何をほしがっているかが映っていると思う。
かわいいものが好きな人はきっと、
幼い頃から強く警戒して生きてきた人。
「かわいい」の根底にあるのはきっと、
安心感を求める気持ち。
ー目次ー
- かわいいものにある”攻撃されない安心感”
- マリリン・モンローの言葉”犬は決して私に噛みつかない”
- 願望の投影”私も愛でられたかった”
- 好きなものが映し出す”無意識の願望”
1.かわいいものにある”攻撃されない安心感”
たとえば、こんな環境で生きてきた人にとって、
かわいいものは「安心の保証」になる。
親が支配的
手足が出る
言葉の暴力
過干渉
いつも攻撃に備えて警戒してきた人は、
「かわいい」の裏側にこんな思いもあるんじゃないだろうか。
「この子なら怒鳴らないから警戒しなくていい」
「恐ろしい思いをしなくてすむだろう」
自分を傷つけないことが保証される「かわいいもの」に
安心感を得られるんじゃないだろうか。
2.マリリン・モンローの言葉”犬は決して私に噛みつかない”
マリリン・モンローがこんな言葉を残している。
『Dogs never bite me. Just humans.』
犬は決して私に噛みつかない、噛みつくのは(裏切るのは)人間だけ。
彼女は幼い頃に両親が離婚し、
孤児院や里親の家をたらい回しにされたそうだ。
どこへ行っても「大切にされた実感」を得られない彼女は、
こんな思いを抱えていたんじゃないだろうか。
「人間は私の心を傷つける、危険な存在だ」
彼女にとって人間は、どれだけ愛情を注いでも裏切るもの。
たとえ肩書きが親であっても。
対して、犬は愛情を注いだらその分だけ懐いてくれる。
心を許しても、決して裏切らない「かわいい」存在。
彼女にとって、犬には
「決して私の心を傷つけない安心感」が
あったんじゃないだろうか。
3.願望の投影”私も愛でられたかった”
かわいいものは愛でられる。
優しくなでてもらえたり、抱きしめてもらたりする。
かわいいものへの安心感には、
そういう「かわいがられる行為」への羨望も含まれていると思う。
「私もかわいいもののように愛でられたかった」という、
自分自身の願望を映しているんじゃないだろうか。
安心できない生育環境では、
人を近づけたり触らせたりすることは身の危険になる。
いちばん安心できるはずの親でさえ
自分を傷つけるんだったら、他人なんてもっと危険。
だからこそ、かわいいものに
「近づけても安心な相手がほしかった」
「なでてもらえるくらい心を許せる相手がほしかった」
という願望を映しているんじゃないだろうか。
4.好きなものが映し出す”無意識の願望”
好きなものはきっと、
その人の無意識の願望を映し出している。
「強そうなもの」が好きなのは、
強さへの憧れや、弱い自分でいたくない気持ちを。
「怖いもの」が好きなのは、
刺激のない現状から逃げ出したい気持ちを。
そして、「かわいいもの」には、
安心できる場所がほしい気持ちを。
かわいいものが好きなのはきっと、警戒して生きてきた証。
かわいいものが好きな気持ちが伝えてくれるのは、
「もう警戒しなくていいんだよ」
「生き残ったあなたは愛でられていい存在だよ」
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