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2021年08月31日

子どもの泣き声が苦手なのは、”私も泣きたい”をずっと我慢してきたから。

僕は子どもの泣き声がものすごく苦手だ。

赤ちゃんのギャン泣き
小さい子の叫び泣き


耳にすると、
身体の中をぐちゃぐちゃにされるような、
激しい不快感に襲われる。


胸の奥から、すごい圧力の何かがこみ上げてくる。
息苦しいのに、それを吐き出すことも、抑え込むこともできない。

「破裂してしまいたい」という思いだけがつのる。


子どもは必死で感情を訴え、
親は必死でそれに対応しているだけ、自分には関係ない。

なのに、
どうしてこんなにつらくなるんだろう。
どうして子どもの泣き声が苦手なんだろう。


それはきっと、
自分の中に”我慢している感情”があるから。

自分ができなかったこと、
やってはいけないと思い込んでいることを、
目の前で堂々とやっているのが許せないから。

そして、”本当は泣きたかった自分”に
ずっと我慢をさせてきたから。



ー目次ー
  1. うるさい!泣くんじゃない!
  2. あぁ、泣く私はダメな子なんだ
  3. 本当は私だって、思いきり泣きたいのに!
  4. 親自身も、”泣きたい私”に我慢をさせてきた
  5. あなたの中の”我慢している感情”に気づいて

1.うるさい!泣くんじゃない!

小さい頃、
たとえば親にこんなことを言われなかっただろうか。

「うるさい!」
「男のくせに泣くな!」
「わがまま言うんじゃない!」


いくつ覚えているだろう、
もう1つも覚えていないかも知れない。


もっと小さい頃、
ものごころがつく前に、
たとえばこんなことがなかっただろうか。

自分が泣いたら親は不機嫌になった
言葉はわからないけど怒鳴られた
ため息をつかれた
放っておかれた



ものごころがつく前のことだから、覚えていない。

けど、
そのときに身体で感じ取った悲しみや恐怖は、
今もしっかり残っているんじゃないだろうか。


2.あぁ、泣く私はダメな子なんだ

そうやって過ごすうちに、自分の中にはいつしか
こんな思い込みができあがったんじゃないかな。

泣いたらダメ
叫んだらダメ
怒ったらダメ



どうして?

泣いたら親を不快にさせる
叫んだら親をイライラさせる
怒ったら親を怒らせる

だから、
親を不快にさせるような
ネガティブな感情を出したらダメ。



どうして親を不快にさせたらダメ?

愛情をもらえないから。
それはつまり、生きていけなくなるから。


自分が泣きたかったときの気持ちは、
親に受け入れてもらえなかった。

「あぁ、泣く私はダメな子なんだ」
「泣きたくても我慢しなきゃ」


いつの間にか、泣きたくなるときの感情
「悲しみ」や「怒り」も、悪者にされていった。

3.本当は私だって、思いきり泣きたいのに!

子どもの泣き声が心に突き刺さるのは、
自分が泣くことを我慢してきたから。

泣く自分は親に受け入れてもらえなかった。

だから見捨てられるのを避けるため、
自分の中にこんなルールを作って生きてきた。

「泣くことは我慢すべき」


なのに、目の前の子は我慢せず泣いている。
泣いてはいけないという”私のルール”を破って。

『私がこれだけ我慢しているのに…。
 本当は私だって、思いきり泣きたいのに!』



自分のネガティブな感情を否定している…
つまり「ネガティブな感情を出してはいけない」
とガマンしている人ほど、ガマンできない人に腹が立ってしまう。


だから、泣いてる子どもに
「そんなことくらいで泣かないの!」と言いたくなったり、
小さなことで怒っている上司を見るとザワザワしたりするんです。


『泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから』 より



泣き声だけじゃない。

  • 大人の男性が怒っているところが怖い
  • 言い争いの現場にいると罪悪感でいっぱいになる
  • 誰かが𠮟られているのを見ると自分が謝りたくなる

そういう、人の激しい感情にふれるのが苦手なのも、
きっと同じ理由。

本当は怖かった、悲しかった、言い返したかった。
だけどずっと我慢してきた。

なのに、不本意に作った”私のルール”を、
他者はたやすく破る。


それが悲しいんじゃないかな。

4.親自身も、”泣きたい私”に我慢をさせてきた

なら”泣く私”を受け入れてくれなかった親が悪いの?

生きのびるためとはいえ、
子どもに「ゴキゲン取り」をさせた親のせいなの?

それも違う。悪者なんていない。


幼い僕らの泣き声に、親はイライラした。
「うるさい!泣くんじゃない!」と怒鳴った。

どうして?
それは親自身も、泣くことを我慢してきたから。

どうして親自身も、泣くことを我慢してきた?
それは親の親も、同じように接したから。



「泣く私」「怒る私」「感情を出す私」
この”私たち”を悪者にしたのは、僕らが初めてではなかった。

親も、そのまた親も、
”ネガティブな私”を押し殺したから育ててもらえた。

確かに命は、僕らまでつながってきた。

だけど”泣きたい私”は、
もうどれくらい前かもわからない昔に断ち切られていた。


5.あなたの中の”我慢している感情”に気づいて

怒り
イライラ
ザワザワ

僕らが過去に「悪者」にしてきた
これらの感情は教えてくれる。

「あなたの中に、我慢している感情があるよ」
「あなたが不本意に作った”私のルール”があるよ」

と。

「目の前のできごとはただのきっかけ」
「あなたの本音と向き合いなさい」
と。


いつから自分は、
「嬉しい」はどんどん感じていいけど、
「悲しい」は感じてはいけないと決めつけた?

いつから自分は
「喜ぶ」ことは良いことで、
「怒る」ことは悪いことと決めつけた?

泣いていい、怒っていいんだ。
1人になったときにでも、感情を出していいんだ。
感情に良いも悪いもないんだから。



子どもの泣き声は、
子どもの泣き声を苦しいと感じることは、
そう伝えてくれている。



<参考書籍>







posted by 理琉(ワタル) at 19:20 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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