2021年08月24日
愚痴ばかり言うのは、いつも敵か味方かを見極めて警戒しているから。
あなたのまわりに1人は
「いつも愚痴や人の悪口ばかり言う人」がいるだろう。
会うたびにこんな話ばかりされると、正直とても疲れる。
愚痴を聞かされる側としては
関わりたくない人、めんどくさい人に分類しがち。
だが、そうやって
人の悪いところを延々と話す人は
「常に警戒している人」
「相手が敵か味方かを見極めている人」
でもあるんじゃないだろうか。
彼らはいつも神経をすり減らし、
自分を必死で守っているんじゃないだろうか。
ー目次ー
彼らの話を聞いていると、
他者の優しさや長所をほめることがほとんどない。
自分がイヤだと思ったところを目ざとく見つける。
なぜ、わざわざそこにばかり目がいくんだろう。
それはきっと
自分が不快になるような「危険のサイン」を見逃さないため。
自分が理解できないことに出逢っても、
心に余裕があれば「そうなんだ」で終わる。
たとえ心がざわめいても、
「聞いた人が不快になることは言わないでおこう」と思える。
これらができない人が「愚痴ばかり言う人」になる。
なぜできないのか。
「身の危険」が大きすぎて、心にまったく余裕がないから。
では、その人はどうして愚痴をまき散らすほど
警戒するようになってしまったのか。
それはきっと、子どもの頃、親が怖かったから。
そんな家庭環境では、親の地雷を踏まないよう、
常に気を張っていなければならない。
親を怒らせたら恐ろしい思いをする、
そんな親でも見捨てられたら育ててもらえない。
だから、幼い自分が生きのびるためには、
親が怒るサインを見逃すわけにはいかなくなる。
そうやって
”人のネガティブの入口”ばかり注目して育った結果、
親以外の他者に対しても同じ見方をするようになる。
いつのまにか、
「いつ親に攻撃されるかも知れない」から
「いつ他者に攻撃されるかも知れない」になっている。
あなたが愚痴の聞き役にされたということは、
感情のゴミ箱にされたということ。
この人なら何を言っても許してくれるだろう 反撃してこないから怖くない
そうやって甘えられ、依存されたということ。
聞き役にされた側にとっては苦しい。
だけど、それはあなたが「味方」と判断された証拠でもある。
もっと言えば、
いつも愚痴の聞き役にされて困っているあなたは、
彼らに「お母さんの代わり」と思われた可能性がある。
「お母さん、聞いて聞いて!」と言える人。
「お母さん、私こんなにひどいめにあったんだ」と言える人。
幼い頃、お母さんに話を聞いてもらえなかった悲しみを
埋めてくれる存在と思われたのかも知れない。
たとえば、彼らのお母さんは怖かった。
ヒステリックだった、いつも子どものことを否定した。
それでもお母さんから愛されたかった。
「お母さん、聞いて聞いて!」と言いたかった。
でも、それが叶わなかった。
大人になっても、
彼らは無意識に「お母さんの代わり」を求めた。
そして、目の前に
「何でも話を聞いてくれるあなた」が現れた。
「やっとお母さんの代わりを見つけた」
そう安心したのもつかの間、悲劇が起きた。
知識も、語彙力もついた彼らのことを、
誰も「お母さんに甘えるかわいい子ども」とは
見てくれなくなった。
もう外見も子どもじゃない彼らは、
「愚痴ばかり言う人」「関わりたくない人」
と思われ、ますます孤独になってしまった。
愚痴や人の悪口ばかり言う人は、
その攻撃的な言動からどうしても避けたくなる。
うっかり話を聞いてしまうと、ぐったりと疲れたり、
エネルギーを奪われたような感覚にすらなる。
だが、それは彼らの
”他者のネガティブなサイン”への過剰反応とも言える。
「見逃したら恐ろしい目に遭う、幼い頃のように」
そんな、攻撃的な親の幻影に怯えているのかも知れない。
だから、あなたがいつも
愚痴の聞き役にされて困っているなら。
悪口や陰口を言われて悩んでいるなら。
こう考えてみれば、きっと心が少し軽くなる。
『彼らは自分の身を守るのに必死だから
他者を攻撃したり愚痴をぶつけるんだ』
<参考書籍1>
<参考書籍2>
「いつも愚痴や人の悪口ばかり言う人」がいるだろう。
- こんなことをされて腹が立った
- あの人のこんな態度がイヤだった
会うたびにこんな話ばかりされると、正直とても疲れる。
愚痴を聞かされる側としては
関わりたくない人、めんどくさい人に分類しがち。
だが、そうやって
人の悪いところを延々と話す人は
「常に警戒している人」
「相手が敵か味方かを見極めている人」
でもあるんじゃないだろうか。
彼らはいつも神経をすり減らし、
自分を必死で守っているんじゃないだろうか。
ー目次ー
- ”危険のサイン”を見逃さないため、短所ばかり見る
- 強い警戒心は、親が怖かったから
- 聞き役のあなたは”お母さん、聞いて聞いて!”と言える人
- 他者を攻撃するのは、自分を守るのに必死だから
1.”危険のサイン”を見逃さないため、短所ばかり見る
彼らの話を聞いていると、
他者の優しさや長所をほめることがほとんどない。
自分がイヤだと思ったところを目ざとく見つける。
なぜ、わざわざそこにばかり目がいくんだろう。
それはきっと
自分が不快になるような「危険のサイン」を見逃さないため。
- 他者のせきやくしゃみ、物音がうるさい
→大きくて不快な音を立てる危険な存在 - 店員の接客態度が気に入らない
→自分をぞんざいに扱う危険な存在 - 変わった身なりや言動をする人が許せない
→自分の常識にないことをする危険な存在
自分が理解できないことに出逢っても、
心に余裕があれば「そうなんだ」で終わる。
たとえ心がざわめいても、
「聞いた人が不快になることは言わないでおこう」と思える。
これらができない人が「愚痴ばかり言う人」になる。
なぜできないのか。
「身の危険」が大きすぎて、心にまったく余裕がないから。
2.強い警戒心は、親が怖かったから
では、その人はどうして愚痴をまき散らすほど
警戒するようになってしまったのか。
それはきっと、子どもの頃、親が怖かったから。
- 親がいつも不機嫌だった
- 怒鳴り散らされた
- 否定ばかりされた
そんな家庭環境では、親の地雷を踏まないよう、
常に気を張っていなければならない。
親を怒らせたら恐ろしい思いをする、
そんな親でも見捨てられたら育ててもらえない。
だから、幼い自分が生きのびるためには、
親が怒るサインを見逃すわけにはいかなくなる。
そうやって
”人のネガティブの入口”ばかり注目して育った結果、
親以外の他者に対しても同じ見方をするようになる。
いつのまにか、
「いつ親に攻撃されるかも知れない」から
「いつ他者に攻撃されるかも知れない」になっている。
3.聞き役のあなたは”お母さん、聞いて聞いて!”と言える人
あなたが愚痴の聞き役にされたということは、
感情のゴミ箱にされたということ。
そうやって甘えられ、依存されたということ。
聞き役にされた側にとっては苦しい。
だけど、それはあなたが「味方」と判断された証拠でもある。
もっと言えば、
いつも愚痴の聞き役にされて困っているあなたは、
彼らに「お母さんの代わり」と思われた可能性がある。
「お母さん、聞いて聞いて!」と言える人。
「お母さん、私こんなにひどいめにあったんだ」と言える人。
幼い頃、お母さんに話を聞いてもらえなかった悲しみを
埋めてくれる存在と思われたのかも知れない。
たとえば、彼らのお母さんは怖かった。
ヒステリックだった、いつも子どものことを否定した。
それでもお母さんから愛されたかった。
「お母さん、聞いて聞いて!」と言いたかった。
でも、それが叶わなかった。
大人になっても、
彼らは無意識に「お母さんの代わり」を求めた。
そして、目の前に
「何でも話を聞いてくれるあなた」が現れた。
「やっとお母さんの代わりを見つけた」
そう安心したのもつかの間、悲劇が起きた。
知識も、語彙力もついた彼らのことを、
誰も「お母さんに甘えるかわいい子ども」とは
見てくれなくなった。
もう外見も子どもじゃない彼らは、
「愚痴ばかり言う人」「関わりたくない人」
と思われ、ますます孤独になってしまった。
4.他者を攻撃するのは、自分を守るのに必死だから
愚痴や人の悪口ばかり言う人は、
その攻撃的な言動からどうしても避けたくなる。
うっかり話を聞いてしまうと、ぐったりと疲れたり、
エネルギーを奪われたような感覚にすらなる。
だが、それは彼らの
”他者のネガティブなサイン”への過剰反応とも言える。
「見逃したら恐ろしい目に遭う、幼い頃のように」
そんな、攻撃的な親の幻影に怯えているのかも知れない。
だから、あなたがいつも
愚痴の聞き役にされて困っているなら。
悪口や陰口を言われて悩んでいるなら。
こう考えてみれば、きっと心が少し軽くなる。
『彼らは自分の身を守るのに必死だから
他者を攻撃したり愚痴をぶつけるんだ』
<参考書籍1>
リンク
<参考書籍2>
リンク
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