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2020年07月12日

【鬱病と入院】精神科入院を免れた話 〜信じられるのは、親より友達の優しさ〜。

僕は鬱病で寝たきりになった時、
親が精神科の閉鎖病棟へ入院させようと動いていた。

それが結局、実現しなかったのは、
僕が「入院はしたくない」と言えたから。



自分の意見を言えたのは、
友達の優しさ触れ、自分の存在を少しだけ肯定できたから。

本当に心がボロボロになった時、
助けてくれるのは家族じゃなく友達だとわかったから。



ー目次ー
  1. 入院話が持ち上がった経緯
  2. もしかしたら、存在してもいいんだろうか
  3. 本当に助けてくれるのは、家族じゃなく友達
  4. 友達の優しさが、鬱病の回復につながった

1.入院話が持ち上がった経緯

僕は鬱病の発症をきっかけに、
新卒で入ったアパレル販売会社を半年で退職。

北海道の実家に戻ってから1ヶ月間、
ほぼ寝たきりとなった。



その時、実家では。

妹がすでに引きこもり歴1年

重度自閉症の弟の強迫性障害が悪化し、
際限ない手洗いと格闘


という、地獄絵図だった。



そこへ転がり込んだ長男。

もうどうしていいかわからない親。
こんなはずじゃない、子育てのどこで間違えたの。


そんなパニックの中で、
僕の入院話は持ち上がっていた。

親もぎりぎりの状態。
ただ、僕にはそれを考える気力も残っていなかった。

2.もしかしたら、存在してもいいんだろうか

入院するかも知れないことは、
退職する前に親しい同期には話していた。

それがいよいよ秒読みとなったある日、
入院を話していない同期たちからも大量に連絡が来た。

内定式や入社式で語っただけなのに、
親身になって連絡してくれた同期。

肯定も否定もせず、
ただ心配だから連絡してくれた同期。

親族が鬱病で入院するもうまく回復できず、
退院の目処が立たないと告白してくれた同期。




彼女らのあたたかい気遣いに触れて、
僕は少しだけ、こう思えた。

「もしかしたら、存在してもいいんだろうか」



天井を見つめるだけの毎日。
もう入院なり、好きにしてくれと思う毎日。

それに抗い、僕は親にこう言うことができた。

「入院はしたくない」



ほどなくして、僕は寝たきりから脱した。

3.本当に助けてくれるのは、家族じゃなく友達

鬱病になる原因は多々あれど、
僕は「我慢し過ぎ」でなると思っている。

その我慢は、
社会人になり、勤め始めてからの短い期間で
急激に生まれたものじゃない。

土台となる家族との関わりの中で、
小さく我慢するクセが蓄積する。

それが爆発し発症するトリガーが、
たまたま「慣れない仕事」だっただけ。




僕は親を信頼していなかった。
だけど、同期たちの優しさは信頼できた。

それはきっと、
小さく我慢するクセを学んだ張本人には、
もう心を開けないのがわかっていたから。


そして、

本当に心がボロボロになった時、
助けてくれるのは家族じゃなく友達だから。


4.友達の優しさが、鬱病の回復につながった

入院がどう、閉鎖病棟がどうと言いたいわけじゃない。
入院が功を奏して回復する人もたくさんいる。

だけど僕の場合、
もし親の入院させたい意向を我慢し、受け入れていたら。

きっと、退院したがらなくなっただろう。
「親の側に帰りたくない」とでも言って。



あの時、友達の優しさを信じて意見を言えたことが、
その後の回復につながった。

鬱病からは、立ち直れる。



ーー鬱病の現実を理解しよう。我慢し過ぎたら、誰でもなり得るからーー

posted by 理琉(ワタル) at 01:07 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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