2020年06月04日
話を聞いてくれる人を見つけられないのは、話を聞いてほしいと思っているから。
話を聞いてほしい人が、
話を聞いてくれる人を見つけられない理由。
それは「話を聞いてほしい」とばかり思っているから。
まずは相手の話をすべて聞く姿勢でいれば、
自然と自分の話も聞いてもらえる関係になる。
と、
頭ではわかっているにもかかわらず、
どうして話を聞く姿勢になれないのか。
それは
話し相手を敵か味方かの勝ち負けで捉えているから。
話すことは攻撃で、聞くことは被弾と捉えているから。
ー目次ー
いとこの母親が言っていた。
「人の話を聞く方法がわからない。
黙って聞いているだけというのが耐えられず、
つい口うるさく言ってしまう。
また言ってしまったと自分でも後から落ち込むが、
どうしても止められない。」
※相談を受けていた、いとこと母親の問題
→「【仮説】子どもを問題児扱いする親の、真の目的 〜自責と、親への復讐から目を逸らしたい〜。」
これを聞いて、僕はすごく不思議に思った。
ただ話を聞くことができない?と
不思議に思うあたり、僕が
「話を聞くなんて大抵の人ができそう」と
思い込んでいたことに気づかされた。
話を聞けない人は、
話し相手を敵か味方かで捉えている。
自分のことを否定してくるか、ほめてくれるか。
勝つか負けるか、やるかやられるか。
相手を敵か味方かで捉えていると、
自分の主張を話すことは攻撃になり、
相手の話を聞くことは被弾になる。
相手から何が飛んでくるかわからない。
自分と違う意見、否定的な意見だってある。
そういう意見を聞きたくない、被弾したくない、
だから攻撃の隙を与えないために、自分の話ばかりする。
話を聞けない人は
どうしてそれほどまでに被弾を怖れるのか。
それは、一発でも被弾したら崩れてしまうくらい、
自分に自信がなく、不安でいっぱいだから。
不安定で、ぐらついた自分を守るためには
相手の話を聞くわけにいかないから。
話を聞く姿勢になりたいけどなれない、というより、
「話を聞く姿勢があっては死活問題」なんだと思う。
話を聞いてほしい人が真っ先に向き合うことは、
話を聞いてくれる人を探すことじゃない。
人の話を聞けないのはなぜなのかを、自分に問うこと。
話を聞くことは攻防戦じゃないと認識すること。
被弾を怖れるあまり、攻撃ばかり考えていないかと問うこと。
話を聞けない人になったのは、決してその人のせいじゃない。
話を聞けない人にならざるを得ない環境だったから。
話を聞けない人になることで、生き延びてこれた自分を、
まずは認めてあげてほしい。
ーー『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』ーー
話を聞いてくれる人を見つけられない理由。
それは「話を聞いてほしい」とばかり思っているから。
まずは相手の話をすべて聞く姿勢でいれば、
自然と自分の話も聞いてもらえる関係になる。
と、
頭ではわかっているにもかかわらず、
どうして話を聞く姿勢になれないのか。
それは
話し相手を敵か味方かの勝ち負けで捉えているから。
話すことは攻撃で、聞くことは被弾と捉えているから。
ー目次ー
- 人の話を聞く方法がわからない
- 敗者になりたくない、被弾したくない
- 根底にある、自分への不安と怯え
- 話を聞くことは攻防戦じゃない
1.人の話を聞く方法がわからない
いとこの母親が言っていた。
「人の話を聞く方法がわからない。
黙って聞いているだけというのが耐えられず、
つい口うるさく言ってしまう。
また言ってしまったと自分でも後から落ち込むが、
どうしても止められない。」
※相談を受けていた、いとこと母親の問題
→「【仮説】子どもを問題児扱いする親の、真の目的 〜自責と、親への復讐から目を逸らしたい〜。」
これを聞いて、僕はすごく不思議に思った。
ただ話を聞くことができない?と
不思議に思うあたり、僕が
「話を聞くなんて大抵の人ができそう」と
思い込んでいたことに気づかされた。
2.敗者になりたくない、被弾したくない
話を聞けない人は、
話し相手を敵か味方かで捉えている。
自分のことを否定してくるか、ほめてくれるか。
勝つか負けるか、やるかやられるか。
たとえ敗者にならずとも、たとえ勝ち続けていようとも、
競争のなかに身を置いている人の心は休まる暇がない。
敗者になりたくない、そして敗者にならないためには、
つねに勝ち続けなければならない。他者を信じることができない。
社会的成功をおさめながら幸せを実感できない人が多いのは、
彼らが競争に生きているからです。
彼らにとっての世界が、敵で満ちあふれた危険な場所だからです。
『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』第二夜 より
相手を敵か味方かで捉えていると、
自分の主張を話すことは攻撃になり、
相手の話を聞くことは被弾になる。
相手から何が飛んでくるかわからない。
自分と違う意見、否定的な意見だってある。
そういう意見を聞きたくない、被弾したくない、
だから攻撃の隙を与えないために、自分の話ばかりする。
3.根底にある、自分への不安と怯え
話を聞けない人は
どうしてそれほどまでに被弾を怖れるのか。
それは、一発でも被弾したら崩れてしまうくらい、
自分に自信がなく、不安でいっぱいだから。
不安定で、ぐらついた自分を守るためには
相手の話を聞くわけにいかないから。
話を聞く姿勢になりたいけどなれない、というより、
「話を聞く姿勢があっては死活問題」なんだと思う。
4.話を聞くことは攻防戦じゃない
話を聞いてほしい人が真っ先に向き合うことは、
話を聞いてくれる人を探すことじゃない。
人の話を聞けないのはなぜなのかを、自分に問うこと。
話を聞くことは攻防戦じゃないと認識すること。
被弾を怖れるあまり、攻撃ばかり考えていないかと問うこと。
話を聞けない人になったのは、決してその人のせいじゃない。
話を聞けない人にならざるを得ない環境だったから。
話を聞けない人になることで、生き延びてこれた自分を、
まずは認めてあげてほしい。
ーー『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』ーー
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