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2020年05月27日

帝王切開で生まれたことに、罪悪感を持たずに済んだ。

僕の母は、表情も感情も、愚痴さえもしまい込み、
あまり自分を発信しない人。

会話もスキンシップもない母との距離感がわからず、
僕は寂しい思いをしてきた。

だけど、愚痴も言わない静かな人だったことで、
救われたことが1つある。

それは、
僕が帝王切開で生まれたことに対して
罪悪感を持たずに済んでいること。




お腹を痛めたことを責められず、守られた事実。
帝王切開で生まれた僕の心境をシェアしたい。


ー目次ー
  1. 逆子、前期破水、帝王切開
  2. お腹の傷と罪悪感
  3. 帝王切開と発達障害
  4. もらえなかったもの、守られたもの

1.逆子、前期破水、帝王切開

僕は誕生予定月の3ヵ月前に逆子になり、
予定月に前期破水、帝王切開で生まれた。


予定日より2日早かった。



それを知ったのは、いつだっただろう。

小学生あたりで一度、
自分が生まれた時のことを尋ねたのかな。

その時、母は起きたことだけを淡々と説明した。
「こうでこうで、大変だったよ」


あなたのせいで、お腹に傷がついた、
などと責める言葉は一言もなかった。

2.お腹の傷と罪悪感

ある女性はよく母親から
「おまえを育てるために私はすべてをあきらめたんだ」とか
おまえを生んだ時に帝王切開したために、腹に手術の跡がついた
と言われていました。

そのため彼女は、
「自分が存在することが母親を苦しめた」という、
後ろめたい意識を植えつけられたのです。


『不幸にする親』第二章 より

もし僕が、母からこんなふうに責められていたら。
僕はきっと、生まれたことを今よりも後悔していただろう。

母にそんな大変な思いと、傷跡を残させてまで
どうして僕は生まれてしまったんだろう。
僕が生まれなければ、母を傷つけなくて済んだのに、
と。



「自分は生まれなければよかったのでは?」

今も消せずにいるこの気持ち。

少なくとも、帝王切開で生まれたことから
引きずってるものじゃなかった。

3.帝王切開と発達障害

僕の自閉症スペクトラム障害が発覚した後、
自分の出生との関連を調べたことがある。

帝王切開での出産は、自閉症スペクトラム、ADHDなどの
リスク上昇に関連することを知った。(原因ではなく”関連”)

※資料→帝王切開と発達障害との関連



これを知った時は、悲しかった。
けど、

僕は帝王切開で生まれたことを
母から責められなかったおかげで、
ひねくれた逆恨みをせずに済んだ。


誰も悪くないことを「お前のせいで」などと
責める気持ちを持たずに済んだ。

4.もらえなかったもの、守られたもの

何も言わない母だから、僕は寂しかった。

何も言わない母だから、
僕は帝王切開で生まれたことに罪悪感を持たずに済んだ。

もらえなかったのは
コミュニケーションと、スキンシップ。

もらえたのは、
自分を生むために帝王切開させた罪悪感からの保護。




母に対する複雑な思いは、
そんなものがぐちゃぐちゃに入り混じっている。



posted by 理琉(ワタル) at 19:23 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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