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2020年04月20日

支配欲と束縛を育てているのは、我慢する人 〜共依存から抜け出す、1日1回の自問〜

支配欲が強い人、
他人を束縛したくて仕方ない人の相方には
我慢強い人が選ばれてるように思う。


僕の両親がまさにそうで、
支配欲の強い父と、自分を出さず我慢する母。



そういう組み合わせの場合、支配欲の強い人が
より支配的になり、より強烈に束縛するように見える。

なぜ?

実は我慢する人が育ててるからじゃないだろうか。

そんな支配と我慢の根底には、
親から愛情をもらえなかった悲しみと怒りが潜んでるんじゃないだろうか。




ずっと我慢する側から抜け出せなかった僕が、
共依存に気づき、自分を変えようと考えたことを書いてみる。


ー目次ー
  1. 他人を支配したい、見捨てられたくない
  2. 親からもらえなかった愛情を、支配と我慢で代替する
  3. 変わることを阻む、現状維持バイアス
  4. 支配と我慢の共依存から抜け出す、1日1回の自問

1.他人を支配したい、見捨てられたくない

自分を出さず我慢し続ける人
寂しさのあまり、見捨てられ不安が強い人のもとには、
世界に怯えるあまり、他人を支配せずにいられない人が集まる。




需要と供給が一致していて、一見うまくいくように見える。

でも残念ながら、

支配したがる人はより支配欲の強い人間になり、
我慢し続ける人は今まで以上の我慢の人生を強いられる。




相性が良さそうなのに、どうして先鋭化するの?

それは、

どれだけ支配しようと束縛しようと
相手が我慢してくれるから。




自分がやりたい放題に支配しても、
自分ルールで行動を縛っても、暴力や暴言で粗末に扱っても、
相手は自分のもとを離れていかず、我慢してくれる。

相手は一人になりたくない、
見捨てられたくないから、耐えてくれる。



だったら、これぐらい縛っても大丈夫だろう。

あ、大丈夫だ。

よし、もっと強く支配しても大丈夫だろう。
もっともっとがんじがらめにしてやろう。




こうして、
「やっていいこと」のボーダーラインがどんどん下がり、
価値観の押し付けや自分ルールへの従属が強化されていく。

2.親からもらえなかった愛情を、支配と我慢で代替する

支配しても、支配欲が一時的に満たされるだけ。
支配できなくなったらどうしようという不安は拭えない。

見捨てられ不安から、支配的な人と一緒にいても、
我慢しすぎてストレスが溜まるだけ。

その我慢の先に、支配と束縛が止むことはない。

支配する人、我慢する人。

根底にあるのは、
親から愛情や承認をもらえなかった悲しみと怒り。




親から否定され、罵倒され、認められずに育った人は、
他人から否定されるのが怖くてたまらなくなる。

だから、もう自分を否定させないために、
周囲を抑えつけ、コントロールしなければと学ぶ。



「私はこんなに我慢してきたんだから、あなたも我慢しないと許さない」

そんなメッセージを受け取って育った人は、
親を我慢させるような不幸な人生にしたという罪悪感を植え付けられる。

だから自分も我慢しなきゃいけないんだ、
好きなことをしたり、幸せになってはいけないんだと学ぶ。



こうして、お互いが親から学んできた人生観を
体現してくれそうな相手を、知らず知らずのうちに選ぶ。


そしてその親たちもまた、自分の親にそう刷り込まれてきている。
さらにその親もまた…。

支配と我慢の、悲しみの連鎖は何世代も続いてる。

3.変わることを阻む、現状維持バイアス

現状維持バイアスは強敵。
変える苦しさより、我慢し続ける苦しさを選ぶ。

「支配されるままに我慢しません、本音を言います」
よりも

「不満もストレスも溜まるけど、支配されてる方が安心」
が勝る。



それに、

自分がこんなに支配され、束縛されてるのに
離れられない本音と向き合うのはもっと苦しい。

こんなにどす黒い感情が自分の中にあったのかと、
言葉にできないドロドロした感情は直視に耐えない。

本当は親に認めてほしかった、抱きしめてほしかった、
そう認められるまでに、どれだけの泣き明かす夜を超えるだろう。




そんな感情と真正面から向き合ったら、自分の心が壊れてしまう。
そうまでして変わるよりは、現状のままの方が安心。

現状維持バイアスは強敵。

4.1日1回の自問は、支配と我慢の共依存から抜け出す一歩

僕は我慢する側だった。
嫌われるのが、見捨てられるのが怖くて本音が言えなかった。

今も、本音をぱっと言えるようになったわけじゃない。
だけど変わったのは、我慢してる自分に気づいたこと。



自分は何を我慢してるの?
いま本音を飲み込んだ背景には、どんな気持ちが隠れてたの?
どうしてその気持ちを直視したくなかったの?


そう自分に問いかけるようになった。



自分への問いかけを繰り返すうちに、
寂しさや悲しみの感情、そしてルーツである親との関係に行きついた。

1日1回の問いかけから始め、ゆっくりと。

怖くなって、後戻りして、何も言えなくなった。
それでも、1日1回だから続けられた。

それがいつのまにか1日2回になり、3回になり、
気づいたら、我慢を止める行動ができ始めた。


終わりなき我慢で覆いつくされた未来の景色が、
少しずつ晴れてきた。



もし今、見捨てられ不安から我慢している人がいるなら。

1日1回、「自分は何を我慢してるの?」って、
問いかけから始めてみてもいいかも知れない。


きっとそれが、
支配と我慢の共依存から抜け出す、千里の道の一歩。



posted by 理琉(ワタル) at 02:21 | TrackBack(0) | 家族

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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