2020年04月01日
新型コロナウィルスの影響 〜不安と恐怖を煽る『インフォデミック』の現実〜。
オフィスのエントランスドア(手動)を閉めたら、
僕のすぐ前に入館していた知らない女性から
「開けといてよ!コロナ入るでしょ!」
と怒鳴られた。
これが、連日の報道で恐怖を煽られ、
見ず知らずの人に怒鳴るくらい不安に覆われた人の姿なら。
WHOが指摘した、恐怖を煽る情報ばかりが蔓延する
『インフォデミック』の現実を目の当たりにした。
ー目次ー
昼休みに外出していた僕は、
すぐ前を歩いていた50代くらいの女性に続き、
オフィスの入っているビルに戻り、ドアを閉めた。
すると、エレベーター待ちをしていたその女性から突然の怒声。
「開けといてよ!コロナ入るでしょ!」
あまりの唐突さに、僕は目が泳ぐ。
ビルのエントランスには「閉めてください」と書いてあるので、
僕は動揺を抑え、静かにドアを閉めた。
怒鳴られた後で僕がドアを閉めたところを、
まだエレベーター待ちをしていたその女性に見られた。
逆らったと捉えられ、神経を逆撫でしてしまったかも知れない。
第二波がこだました。
「開けといてって言ってるでしょ!早く開けなさいよ!」
心臓が飛び出そうなくらい、恐怖でいっぱいだった僕は、
せめて同じ土俵に立つまいと、そのまま階段を上り、立ち去った。
その女性は自分でドアを開けに行くわけでもなく、
エレベーター前に陣取ったまま、
「開けなさいよ…もう…何なのよ…!」
と、ぶつぶつ言っていた。
今にして思えば、きっと換気のことを気にしてたんだろう。
「換気の悪い場所へ行かない」という報道は確かにされてる。
だけど、ビルのドアの開閉にここまで過剰に反応するのは、
必要以上に恐怖と不安に煽られているから。
連日の報道や、スマホで簡単に入手できる情報に余裕を奪われ、
通りすがりの人を怒鳴りつけるくらい追い詰められているから。
感染症そのものより、恐怖を煽る情報ばかり蔓延し、
人から余裕を奪う。『インフォデミック』の現場を目の当たりにした。
堀江貴文(ホリエモン)さんのチャンネルで、専門家の峰先生が
WHOも今回『インフォデミック』という言葉を使っている
「情報が感染している」と彼らは強調している
と言っていたのは、こういうことかも知れない。
今でこそ、こうやって冷静に書いてるけど、
避難した直後は心の整備が大変だった。
僕は怒鳴られると条件反射のように背中に寒気が入り、
ひどい時はその場で固まってしまう。
理不尽に怒鳴られたことへの腹立たしさ1割、恐怖9割。
我が事ながら、よく逃げられた。
「きっと恐怖と不安のはけ口、イライラの八つ当たり」
「自分に向けて言われたわけじゃない、出会い事故」
いろんなセルフトークで、なんとか心を整えた。
あの人が怒鳴った理由なんて、考えても仕方ない。
けど、人から余裕を奪っているのは感染症の怖さよりも、
氾濫する情報たちだというのは感じてる。
世界中でこういう事態だから、いつもより神経質になるけど、
マイナスな感情を人に伝染させることとは話が違う。
自分ができることは、情報の取捨選択と、
今後こういう場面に遭遇しても相手の感情に飲まれない対応。
驚いても恐怖してもいいから、
同じ土俵に立たないことは今後も心掛けたい。
僕のすぐ前に入館していた知らない女性から
「開けといてよ!コロナ入るでしょ!」
と怒鳴られた。
これが、連日の報道で恐怖を煽られ、
見ず知らずの人に怒鳴るくらい不安に覆われた人の姿なら。
WHOが指摘した、恐怖を煽る情報ばかりが蔓延する
『インフォデミック』の現実を目の当たりにした。
ー目次ー
- 「開けといてよ!コロナ入るでしょ!」
- 同じ土俵に立つまいと、その場を立ち去る
- 『インフォデミック』により、過剰に煽られる恐怖と不安
- 怒鳴られた心の整備、ポジティブなセルフトーク
- 情報の取捨選択と、相手の感情に飲まれない対応が大切
1.「開けといてよ!コロナ入るでしょ!」
昼休みに外出していた僕は、
すぐ前を歩いていた50代くらいの女性に続き、
オフィスの入っているビルに戻り、ドアを閉めた。
すると、エレベーター待ちをしていたその女性から突然の怒声。
「開けといてよ!コロナ入るでしょ!」
あまりの唐突さに、僕は目が泳ぐ。
ビルのエントランスには「閉めてください」と書いてあるので、
僕は動揺を抑え、静かにドアを閉めた。
2.同じ土俵に立つまいと、その場を立ち去る
怒鳴られた後で僕がドアを閉めたところを、
まだエレベーター待ちをしていたその女性に見られた。
逆らったと捉えられ、神経を逆撫でしてしまったかも知れない。
第二波がこだました。
「開けといてって言ってるでしょ!早く開けなさいよ!」
心臓が飛び出そうなくらい、恐怖でいっぱいだった僕は、
せめて同じ土俵に立つまいと、そのまま階段を上り、立ち去った。
その女性は自分でドアを開けに行くわけでもなく、
エレベーター前に陣取ったまま、
「開けなさいよ…もう…何なのよ…!」
と、ぶつぶつ言っていた。
3.『インフォデミック』により、過剰に煽られる恐怖と不安
今にして思えば、きっと換気のことを気にしてたんだろう。
「換気の悪い場所へ行かない」という報道は確かにされてる。
だけど、ビルのドアの開閉にここまで過剰に反応するのは、
必要以上に恐怖と不安に煽られているから。
連日の報道や、スマホで簡単に入手できる情報に余裕を奪われ、
通りすがりの人を怒鳴りつけるくらい追い詰められているから。
感染症そのものより、恐怖を煽る情報ばかり蔓延し、
人から余裕を奪う。『インフォデミック』の現場を目の当たりにした。
堀江貴文(ホリエモン)さんのチャンネルで、専門家の峰先生が
WHOも今回『インフォデミック』という言葉を使っている
「情報が感染している」と彼らは強調している
と言っていたのは、こういうことかも知れない。
4.怒鳴られた心の整備、ポジティブなセルフトーク
今でこそ、こうやって冷静に書いてるけど、
避難した直後は心の整備が大変だった。
僕は怒鳴られると条件反射のように背中に寒気が入り、
ひどい時はその場で固まってしまう。
理不尽に怒鳴られたことへの腹立たしさ1割、恐怖9割。
我が事ながら、よく逃げられた。
「きっと恐怖と不安のはけ口、イライラの八つ当たり」
「自分に向けて言われたわけじゃない、出会い事故」
いろんなセルフトークで、なんとか心を整えた。
5.情報の取捨選択と、相手の感情に飲まれない対応が大切
あの人が怒鳴った理由なんて、考えても仕方ない。
けど、人から余裕を奪っているのは感染症の怖さよりも、
氾濫する情報たちだというのは感じてる。
世界中でこういう事態だから、いつもより神経質になるけど、
マイナスな感情を人に伝染させることとは話が違う。
自分ができることは、情報の取捨選択と、
今後こういう場面に遭遇しても相手の感情に飲まれない対応。
驚いても恐怖してもいいから、
同じ土俵に立たないことは今後も心掛けたい。
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