2019年12月18日
子どもの逃げ道を塞ぐ”生活保護封じ”。
生活保護を巡る親との直接対決を書いた時は
さらっと触れただけだが、
僕がその場に崩れ落ちる前に
父がとんでもない自爆をしてくれたので、
今回は自爆に隠された彼の
依存的な本音を分析してみる。
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/389/0
区役所が調べて出てきたのは
「ゆうちょ銀行」の2つの通帳。
これを渡すかという話で終わるはずなのに、
なぜわざわざ区役所の人がいる前で暴露するのか。
「いずれ渡すつもり」などと取り繕ってあるが、
翻訳するとこういうことだ。
「今回渡した通帳でも、今後生活に困窮したら
お前は俺を頼ってくるしかないんだ」
自分たちは子どものためにずっとお金を貯めてきた、
すべては子どものため。
その気持ちも含まれていることは分かる。
ただ、そこにどれだけ尊い犠牲心があっても、
今回の暴露行為は申し訳ないが
”親心”と受け取るには無理がある。
長い目で見て、自分たちへの金銭的な援助依頼を
避けられなくするための強要行為だ。
「ずいぶん嫌な思いをしてきたから、
なるべく親との接触を避けたいんだと思う」と
あの場で言っておきながら、
やっていることは
今後の生活保護の再申請封じと
自分たちへの接触の強要。
子どもを助けたいのか、
それとも逃げ道を封じて苦しませたいのか
さっぱりわからなかったが、
『毒になる親』の一節を読んですべてが繋がった。
気遣いの言葉は支配の隠れみの。
自分たちが避けられていることに、
彼らは本心ではぜんぜん納得していない。
なのに理由を知ろうとしないのは、
親である自分にも非があるんじゃないか
という事実を認めたくないから。
「あいつが言うことを聞かず勝手に離れていった」と、
子どものせいにして自分を正当化していないと
不安で仕方ないから。
非を認めた時に襲い掛かるであろう、
自分の人生自体への否定的な感情と
向き合うのが怖いから。
そのために優位性を保とうと必死になる。
経済的な逃げ道を塞いで
向こうから接触せざるを得ない状況を作る。
「お前の運命の主導権はこちらにある」と、
力関係で上に立っていようとする。
一見、子どものために財産を渡すという
尊い行いのようでいて、
本心では自分たちの支配圏内から
脱出させないための包囲網を張っている。
数年前の、親への怒りに満ちていた頃の僕なら
気づけなかったかも知れないが、
今は「あなたのため」の裏側が
こうして手に取るようにわかってしまう。
今月、就職が決まり、
父への諦めという戦利品も手に入れて、
ようやく一区切りがついた。
心を切り裂かれたのはあの日だけ、
これから新しい仕事をして再出発しよう、
そういう気持ちでいた。
だが、親の呪縛、絡みつきはなかなかに強力。
後遺症として、次回の生活保護封じを残していった。
子どもを気遣うフリをしたコントロールから
這い出る闘いは、まだ終わっていなかった。
さらっと触れただけだが、
僕がその場に崩れ落ちる前に
父がとんでもない自爆をしてくれたので、
今回は自爆に隠された彼の
依存的な本音を分析してみる。
実はさらに別銀行の口座もあり、→「延長戦決着、戦利品は”諦め”。」
いずれ渡すつもりなので、
お前は今後数年、生活保護を再申請できない
が、それも一気に遣わないか心配なので
後見人か代理人に管理してほしいが幾らかかるのか
『延長戦決着、戦利品は”諦め”。』より引用
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/389/0
区役所が調べて出てきたのは
「ゆうちょ銀行」の2つの通帳。
これを渡すかという話で終わるはずなのに、
なぜわざわざ区役所の人がいる前で暴露するのか。
「いずれ渡すつもり」などと取り繕ってあるが、
翻訳するとこういうことだ。
「今回渡した通帳でも、今後生活に困窮したら
お前は俺を頼ってくるしかないんだ」
自分たちは子どものためにずっとお金を貯めてきた、
すべては子どものため。
その気持ちも含まれていることは分かる。
ただ、そこにどれだけ尊い犠牲心があっても、
今回の暴露行為は申し訳ないが
”親心”と受け取るには無理がある。
長い目で見て、自分たちへの金銭的な援助依頼を
避けられなくするための強要行為だ。
「ずいぶん嫌な思いをしてきたから、
なるべく親との接触を避けたいんだと思う」と
あの場で言っておきながら、
やっていることは
今後の生活保護の再申請封じと
自分たちへの接触の強要。
子どもを助けたいのか、
それとも逃げ道を封じて苦しませたいのか
さっぱりわからなかったが、
『毒になる親』の一節を読んですべてが繋がった。
コントロールしたがる親の多くは
自分が必要とされなくなることを恐れているため、
子供の心の中に非力感を植え付け、
それが永久に消えないようにと望む。
表面的に見れば、それは子供を自分に
依存したままにさせておこうとする行為だが、
実は自分が子供に依存していることの裏返しなのだ。
彼らの言う
「あなたのためを思ってしているんです」
という言葉の本当の意味は、
「私があなたをコントロールするのは、
あなたがいなくなってしまうことがあまりにも不安なので、
あなたを行かせないで”みじめな思いをさせるため”なのよ」
ということにほかならない。
『毒になる親』第三章 より
気遣いの言葉は支配の隠れみの。
自分たちが避けられていることに、
彼らは本心ではぜんぜん納得していない。
なのに理由を知ろうとしないのは、
親である自分にも非があるんじゃないか
という事実を認めたくないから。
「あいつが言うことを聞かず勝手に離れていった」と、
子どものせいにして自分を正当化していないと
不安で仕方ないから。
非を認めた時に襲い掛かるであろう、
自分の人生自体への否定的な感情と
向き合うのが怖いから。
そのために優位性を保とうと必死になる。
経済的な逃げ道を塞いで
向こうから接触せざるを得ない状況を作る。
「お前の運命の主導権はこちらにある」と、
力関係で上に立っていようとする。
一見、子どものために財産を渡すという
尊い行いのようでいて、
本心では自分たちの支配圏内から
脱出させないための包囲網を張っている。
数年前の、親への怒りに満ちていた頃の僕なら
気づけなかったかも知れないが、
今は「あなたのため」の裏側が
こうして手に取るようにわかってしまう。
今月、就職が決まり、
父への諦めという戦利品も手に入れて、
ようやく一区切りがついた。
心を切り裂かれたのはあの日だけ、
これから新しい仕事をして再出発しよう、
そういう気持ちでいた。
だが、親の呪縛、絡みつきはなかなかに強力。
後遺症として、次回の生活保護封じを残していった。
子どもを気遣うフリをしたコントロールから
這い出る闘いは、まだ終わっていなかった。
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