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2019年11月28日

「マンハッタン」は本当に方言?

僕は高校卒業と同時に実家を離れ、
人生をリセットするために
2000キロ遠方の大学へ進学した。

それだけ離れているくらいだから、
いろんなカルチャーショックがあったけど、

一番困ったのは方言の違い。

最初の数ヶ月は、せっかくできた友達が
話している言葉が理解できず取り残されたり、

逆に僕が話すと
「そんなにかしこまった喋り方せんでも」
と言われたりした。



大学でもバスケ部に入り、
同級生からは「いないもの」として
扱われたこともあったけど、

よくしてくれる先輩はいた。

→同級生の家から、裸足で追い出された事件。
父との関係。(5) -大学〜就職-
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/43/0

その先輩の中の一人が、
「これはここの方言」と言っていた
インパクト大の言葉がある。



バスケにおいて最も痛い部類の接触事故といえば、
太ももやふくらはぎに相手の膝が刺さること。

ここでは主に太ももの打撲のことを指そう。

地元ではたまに「ももかん」と聞いていたけど、
正式名称をはっきり知らないまま
バスケ人生を送っていた。

ある日の練習中、その先輩の太ももに
相手の膝が刺さる事件が発生した際、
痛がる先輩が

「マンハッタンや!」

と叫んでいた。



マンハッタン?



ニューヨーク?



その先輩は県内の隣町の出身。

バスケ中に相手の膝が太ももにズシリと刺さり、
あの何とも言えない重たい痛みがしばらく続く現象を

この県の方言で
「マンハッタン」と呼ぶんだよと教えてくれた。



当時はまだ方言の違いに戸惑っていて、
同じ日本なのに言葉が通じない感覚が残っていたので、

僕はあまり疑うことなく受け入れてしまった。

方言がカタカナ?和製英語?と
僅かな疑問はあったものの、

別の県の方言では駐車場のことを
「モータープール」と呼ぶと聞いていたので、

若者言葉のような方言なのかな、と
すっかり納得していた。



とはいえ、本当にマンハッタンが方言なのか
気になったので、その後何人かに聞いてみた。

近隣の県出身の先輩は二人とも、
「マンハッタンなんて言わん(笑)」と否定していた。

県内の他の都市出身の人に聞くと、
同じ答えが返ってきた。

なので、
マンハッタンが本当にこの県の方言なのか、
それとも先輩の出身都市だけの言葉なのか、
先輩個人の造語なのかは結局わからなかった。

当時は他にもわからない方言が多く、
いろんな言葉の意味を人に聞きながら覚えていったけど、

最も強烈なインパクトを残した方言(?)が
この「マンハッタン」だった。



「方言 マンハッタン」もしくは
「ももかん 方言」で検索しても

マンハッタンらしき証拠は見つけられなかったので、
本当に方言なのかは未だに謎のまま。

僕の地元からあまりにも遠いので、
卒業後は一度も行けていないけど、

いつかまた母校を訪れたなら、
「マンハッタン」は本当に方言なのかを
もう一度確かめるのが楽しみ。


posted by 理琉(ワタル) at 22:51 | TrackBack(0) | 生き方

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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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